日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

梅干すや 桔梗の花の 傍に

2021年06月19日 | 夏の花


関東地方も梅雨入りし、朝から雨が降っています。
昨日は、梅雨の晴れ間でお天気も良く・・・
小庭には、背の高い青紫の桔梗(ききょう)が咲き始めました。
隣にある白桔梗の蕾も、少しずつ大きくなってきました。

「梅干すや 桔梗の花の 傍に」

明治時代を代表する俳人・歌人「正岡 子規(まさおか しき)」が詠んだ句です。

◎桔梗→ききょう
◎傍→かたわら

6月は、青梅の季節ですね。
我が家では、毎年「梅シロップ」を手づくりしています。
白湯や炭酸水で割ったり、寒天で作る梅ゼリー、
梅シロップで使用した梅で作る梅ジャム・・・
毎年、色々と楽しませてもらっています。

その当時は、お砂糖は貴重品でしたから、
この時季には、梅干し用の塩漬けした梅を干していたことと思います。

梅雨明けと同時に、一つ一つがくっつかないように・・・
せいろの上に離して並べて天日に干してゆきます。
その後、裏返してはまた裏返す作業を3日~5日かけて行います。
太陽の紫外線(殺菌力)によって、常温で長期保存可能な梅干しになります。

おいしく仕上げるには、7月20日ごろ(夏土用入り)~7月23日ごろ(大暑)の間の、
三日三晩の「三日間」に干す「土用干し」が、一番おいしく仕上がると言われています♡
コメント
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