日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

むめが香に のつと日の出る 山路かな

2020年03月08日 | 春の花


ほんとうに暫くぶりの投稿です。
皆様には大変ご心配をおかけしております。
年末年始に、父が体調を崩しまして・・・
一旦は回復したのですが、その後体調が急変して緊急入院になりました。
入院をしてから体調も回復し、安心していたのですが、
入院中に一人でトイレへ行こうとして転倒してしまい、
大腿骨骨折になってしまいました。
先々週に手術をしていただいて、ようやく一人でベッドから起き上がれるようになりました。

父自身も、80代にして初めて骨折を体験し、一時は痛みで体を動かすこともできなくて・・・
ようやく痛みも引いて、ベッドの上では自由に動けるようになりホッとしているようです。
抜糸後は、体調を診ながら回復してきましたら、
リハビリ専門病院へ転院して毎日リハビリをしていただくことになるようです。

もう暫く入院生活が続くことになりますが、
焦らずに少しずつ回復してくれることを願っております。

先日、とても古くからある神社へお参りに行ってきました。
一本の大きな梅の木には、真っ白な花が咲いており・・・
ほんとうに美しくて・・・元気パワーをいただきました♡

「むめが香に のつと日の出る 山路かな」

江戸時代を代表する俳人「松尾 芭蕉(まつお ばしょう)」が詠んだ句です。

◎むめ→梅(うめ)
俳句では「梅」と言えば「梅の実」ではなく「梅の花」をさします。

◎のつと→短い時間内での動きの擬態語(いつの間にか・ぬうっと・・・等)

当時は、鶏(にわとり)が鳴いたり、空が明るくなりかけてくる頃に、
人々は起床して旅をされていたことと思います。
早朝に梅の香りに包まれながら、山路を歩いている道中・・・
綺麗な朝日が昇ってきた情景が目に浮かびます。

*   *   *   *   *   *   *   *
いつも私の拙いブログをお読みくださり、
温かく見守ってくださっている皆様に、心から深く感謝申し上げます。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます♡
コメント
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