役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

中日ドラゴンズが日本選手権出場となりました。(祝) 野球解説者に一言苦言。

2010年10月23日 22時19分06秒 | Weblog
セントラルリーグプレーオフで
中日ドラゴンズが
対戦成績4勝1敗で巨人を破って優勝しました。


ドラゴンズのみなさんおめでとうございます(祝)

ペナントレース1位通過のチームが
圧倒的な強さで勝ちぬきました。

先日から
パリーグのプレーオフをテレビで観ていて
解説者がしきりに
「1位チームは試合から遠ざかっているので不利だ。
 2位、3位チームは
 試合勘を継続して戦えるので有利だ」
と言っていたことに

ものすご~く違和感があったので

今回のセリーグの試合を「楽しみ」にしていたのです。

結果、1位チームが勝ち残りました。

さて、野球解説者のみなさん

このことは、どう解説するのかな?

今から
スポーツニュースが楽しみで楽しみで・・・。

キャスターもこのことを突っ込んでほしいね~。

たぶん、触らぬ神にたたりなし・・・
一言も触れないだろうけどね。

野球解説者のいい加減な発言は
前から嫌いだったけど、もっと嫌いになりそうです。


。。。。

鹿児島県阿久根市はどうなって行くのでしょう。

2010年10月23日 02時46分35秒 | Weblog
「刃向かう者は死んでもらいます」
チェチェン共和国に対するロシアのプーチン首相の施策のように
鹿児島県阿久根市の市長竹原信一氏は、
刃向かう職員はクビにし、
その処分の撤回を求めた裁判所の判決も無視し、
庁舎内や議会内でカメラ撮影を拒否し、
マスコミ報道に敵対視し取材を拒否・・・、

そのように世間では傍若無人で奇人変人とされています。

マスコミ報道は、
彼に早期に辞職するように世論を向けているようにも感じる節が・・・。

雑誌を見ても、
阿久根竹原市長はボロクソに書かれて「奇人変人」扱いされています。

12月には2回目の解職の選挙が行われ失職しそうな感じになってきました。

今日見た雑誌には
阿久根市選挙管理委員会は今月13日、
正式に竹原市長の解職の是非を問う住民投票の日程を11月15日告示、
12月5日投開票と決めたとのことでした。
有効投票の過半数が解職に賛成すれば、
竹原市長は失職し、
来年1月中旬にも出直し市長選が行われます。

今度は当選はきついかもしれません。

市選管は市民団体「阿久根市長リコール委員会(リコール委)」が提出した署名
1万197人分の有効確定を告示。
リコール委員会は解職請求書を添えて住民投票を本請求、
これを受け、市選管は臨時委員会で本請求を正式受理。
地方自治法に基づき日程を決めました。

有効署名の数は、
直接請求に必要な有権者の3分の1(6646人)を大幅に上回り、
有権者の半数も超えた。
市内では、住民投票後を見越して出直し市長選に向けた動きが進んでいる。
本請求後、会見したリコール川原慎一委員長は
「万感の思いがある。
 市民1万人以上の思いを無駄にはできない」と心境を語り、
竹原市長を
「市長としての資質が著しく欠けており、
     正直言って自ら辞してほしい」と批判した。

一方、竹原市長はこの日、報道陣の取材に応じなかった。
専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏によると、
市長はリコールについて
「市民が政治に関心を持つことはいいこと」と述べる一方、
「議員や職員関係者など既得権益のある方々が進めている」と話しているらしい。

あまり情報がない中
ここで、少し考えてみたいと思います。

そもそも・・・
なぜ、竹原氏は市長選に立候補したのか。
なぜ、市長に当選したのか。
その前に
市民はなぜ、彼に投票したのか。
マスコミが主張するように「変人」が
どうして支持され当選するのか。
不思議でならないのです。

それとも彼が当選後に変わったのか、
もし、変わったのなら
保身に走るはずなのに
なぜこうも敵を多く作り喧嘩するのか。
長いものに巻かれて、
既得権益を貪り食って
問題無く下に任せていれば安泰な地位なのに・・・。

私は不思議でならないのです。

でネットや雑誌、
ブログなどで情報収集すると・・・・

なんとなく自分なりに解釈してみると、以下のようになりました。

まず、
竹原信一氏の人物像を知るために略歴を掲載しておくと・・・・、

1959年生まれの52歳、
阿久根市出身、
航空自衛隊官で防衛大卒の幹部候補であったにも関わらず
実家の建設業を30歳で継ぐため退官。
2005年阿久根市議に立候補、
当選、市議に。
2008年市長選、当選、市長に。
その後
2009年に議会が市長不信任を可決したため
竹原市長が議会を解散、
その後成立した議会でも不信任が可決され
市長職を失職し、
出直し選挙で再度市長に当選し、現在に至る・・・・。



で、竹原市長の一般的なイメージは・・・・、
テレビや新聞等報道で見る限り良いイメージは無いです・・・。

良く聞くのが専決のこと・・・。
 (私は元役人だからピンと来る言葉ですが
       一般的に使われ無い言葉です。)

市議会を開かず何でも勝手に「専決」で決裁し
物事を処理してしまい
違法行為として上級庁から指導されている。
新聞やマスコミの表現では
「市長は自分の命令に従わない都合が悪い職員は辞めさせている」と
まるで市長が金正日書記長ばりの暴君のよう・・・・。

また、マスコミ、報道に対しては取材拒否、
議場や庁舎内でのカメラ撮影も拒否し、
敵意むき出しにして喧嘩を売っているとされ
「言論の自由」を侵害する公人にあってはならない「奇人」であるとしている。

中には、
障害者の切り捨て発言として人権侵害・差別的と主張している記事もある。
その中で竹原市長が主張したとされる言葉は
「活力ある社会とは
 命の定義に踏み込まなければばらない。
 刈り取る命の作業をしなければならない。」と。
この発言が
障害者問題を念頭に置いた人権侵害で差別的表現としていたのでした。

また、市長の命令に反して、
給与の減額に関する命令を書き記した文書を破り捨てた係長に対し
クビにした後
不服申し立てした裁判所から法規違反として
復職を認めるよう判決が出たにも関わらず
給与等未払い扱いとしているとし
違法行為として犯罪者扱いされている。

こういった一連の報道を見ていて
やっぱり上記に触れた「なぜ」の疑問がまた浮かぶのでした。

竹原市長を直接知らないので
全面的に信用するわけではありませんが、
これほどまでに情緒的になったのはなぜなのか。
報道機関やマスコミの方が感情的になって主張しているようにも見えるのです。

そこで、竹原市長が記した手記の中に
これらの事件に対し詳細を説明した文書があったので
ここに記しておきます。


まず、素朴な疑問から
「なぜ竹原氏は市長になったのか」

それにはまず少し昔に戻って・・・・2003年のこと。

竹原氏は2003年
当時親の建設業の後を継いで社長になっていたのでした。

その頃から市が発注する建設工事に対して疑問が生じ始め
受注し請け負った過程で、
住民に不便を強いる市の工事に対し
市の姿勢に対し担当課長に疑問をぶつける。

 その工事は
 市営住宅の駐車場工事で入口に急坂があり
 見透視が悪く危険であったので

「市側が出してきた設計図では
 道路の勾配がきつくて住民にとって使い勝手が悪く事故の危険があります。
 変更してはどうですか」そう竹原氏。

「私はそんなとこには住まないからいいんですよ。」担当課長に言われたそう。

そこで、
トップの市長に直訴すると
「あなたも大人になりなさい。
 そんなこと私に言われても困るんだよ。担当に言ってくれ」との返答が。

当時のことを
「あまりの無責任さに怒りを通り越して呆れ返った」と綴っています。

しかし、怒りはどんどん募って行き
怒り心頭に達した竹原氏は、
そんな阿久根市の行政に対して実態を暴露する「阿久根時事報」を自腹で作成し発行、
全市域に配布するのでした。
通算7万部におよび
その後は竹原氏のブログに引き継がれるのでした。

その後、
この活動が知人の市議の目にとまり、
推薦され2005年市議選に立候補し当選。
ところが・・・・
意気込んで市政改革に着手すべく
市議として「改革議案」を提出するも、
ことごとく否決されたのでした。

そんな中、
2006年全市議会議員が出席しなければならないとされる「所管事務調査研修」に対し
竹原市議は、
「この研修が経費に見合うだけの成果を本当に期待できるか
 疑問であり発揮できると思わない」と発言し欠席したのでした。

このことが議長他議員の逆鱗に触れ問責決議を受けることとなる。

しかし、
翌年の2007年市民オンブズマンの指摘により
恒例になっている「所管事務調査研修」は、
市議らの「親睦温泉旅行」や「親睦海外旅行」になっているという実態を暴かれるのでした。
また、
その旅行での費用に「領収書偽造」や「虚偽公文書作成」などで
私腹を肥やしていた実態が暴かれ
市議の何人かは書類送検されたのでした。
竹原市議に対し問責決議した本人が書類送検されたのでした。

ところがまたおかしなことに
竹原氏が市議会へ「送検された議員に対する議員辞職勧告決議案」を提出するも
これに対し圧倒的多数で否決され議員として存命することになるのでした。

このことが
「市役所の行政ばかりか、
 市議会も、市民の敵だ」という認識が生まれたと記している。

2008年、阿久根市の市長選に立候補し当選。市長となる。
そこで、
「市議会議員の議員定数削減の条例案」や
「市長報酬、議員報酬、職員給与等削減の条例案」など
数々の改革案を提出するも、またすべて否決される。

議員定数16名に対し、
反市長派は12名で
多数派を占め市議会では何をやっても否決されるのであった。
この頃から市議会に対する不信感が更に増大し
爆発することになったらしい。

それでもめげずに作戦を変え
こんどは民意をバックに
竹原市長は
「市役所職員の中で年収が700万円を超える職員が54%を占める。
 この長引く不景気の影響で阿久根市内では
 商店がどんどん潰れ、住民の平均年収は200~300万円となっている。
 公務員と民間の格差を是正する必要がある」

として新聞やマスコミ報道にリークしたのでした。

そのことが全国のニュースで流れ、
阿久根市が全国で知られ有名になる引き金となるのでした。

それでも市役所や市議会の抵抗はすさまじく、
竹原市長に不信任決議、議会解散、選挙、不信任決議、
市長失職出直し選挙、当選、市長返り咲きとなるのでした。

そして、
2009年再出発後、市役所の職員の定期昇給を停止させたが、
係長が市長の命令に背き、クビ となる事件へと繋がるのでした。

個人的な感想ですが、
市長は役所のトップであり
会社であれば社長のはず。
組織のトップの命令が「公序良俗」に反しない限り
絶対に従わなければならないと私は思います。

今回の市長の命令は
その範疇であり命令に背いた係長はクビで当然と私は思います。
いきなり700万円を200万円にしろといってるのではないし・・・。

また、他の事件もありました。
そのころ
市長が「講演活動」で話したことが、
一部の記者に大きく取り上げられ、
障害者人権侵害だ、差別発言だと報じられ社会問題となったのでした。

竹原市長は手記の中で・・・

その講演の中で「命を刈る作業・・・」と新聞に書かれたのは
実は、障害者問題ではなく、
終末医療の話をしていて
「拷問のような終末医療の状態で生かし続けることが
 はたして命を大事にするということなのでしょうか」と言ったのだと記されていました。
「命を大切にするということの本当の意味は何なのか、
 そんな苦しい人生を最期に向かえている人のことを
 本気になって考えなければいけないのではないか」という内容なのでした。

「命を刈る」など一言も言ってない言葉が
記者に捏造され記事にされてしまったら
それが真実になってしまう・・・、
市長はこのことから
マスコミ報道に不信感を募らせるようになるのでした。
結局、
報道というのは「言葉」を売れるように改ざんし「商品」に変えてしまう。
しかも、
わざと怒らせるようなことを言って煽り
一部を切り取って「商品」に変えてしまう。
そう思うようになったようです。

また、
竹原市長は、市議会の議場で傍聴する市民に対し
「録音はできません、カメラの撮影はできません」と
議場外で中に持ち込まないように取り締まる職員に対し
「市民のための市議会なのにおかしい」と言い出し、
マスコミ報道のカメラと録音を禁止する行動に出た。

市長が一連の事件に反論する言葉を集めてみると・・・、

『私腹を肥やす市職員や市議員ばかりの中、
 それを見逃したら市役所や市議会は反社会的であり組織として立ち行かなくなる。
 改革しようとすれば否決され、
 不正を正せば不信任扱いされ、
 命令を部下に出せば従わず
 裁判所や公平委員会を使って「市長が間違いだ」とやられるのです。
 既得権益ばかり保全したがる役所体制を打ち砕くには、
 変人と言われようが奇人と言われようが
 こうするしかなかったのです。
 市長に当選したからには、するべきことをする、
 邪魔する者には喧嘩も売るし、
 それで責任とって市長を辞めるなら別にかまわない。
 マスコミ報道にしろ、
 常識をわきまえ、まともな質問をするマスコミならば今でも取材を受けてます。
 マスコミ報道に対しても、
 彼らにカメラで撮られようが撮られまいが
 本当はどちらでもいいことで関係ないんです。
 取材拒否は報道機関に対するペナルティです。
 お仕置きすることで
 報道機関がこの阿久根市の騒動の当事者になっている感じがするでしょ。
 事実を事実として報道するのが本当の役目ですから』

市民の中には、こんなことを言う人もちらほら・・・。
「うちに食べにくる役所の人は以前は、
 役人肌で上から目線なところがありありでしたが、最近は態度も変わってきた」

いろいろ読んでて・・・
私が思うに・・・、
そうでないと、2回も選挙で当選するわけない・・・。

来年1月半ばには結果が出ますが、
竹原市長みたいな既得権益をぶっ潰す改革路線の人は、
その時は忌み嫌われるもの・・・。
後になって英雄扱いされるのが今までの歴史です。
なぜなら、
坂本竜馬にしても江戸・明治時代の当時では単なる変わり者で異端児、
暗殺されてるし。
でも今ではどうです? 英雄でしょ。

竹原さんみたいな首長や上司、仲間、部下が
同じ職場にいれば
きっと激動の職場で
毎日新鮮で、ハラハラして楽しいと思うのですが・・・。

これから
鹿児島県阿久根市はどうなって行くのでしょう。

。。。。。