役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

マートン選手の偉大な記録にケチ付けるな評論家諸氏

2010年10月04日 18時38分00秒 | Weblog
今日のスポーツ誌を見ていると
阪神のマートン選手が
シーズン210本安打の記録に並んだとありました。


ものすごい偉大な記録だと思います。

マートン選手は外国人。

外国の知らない土地で
文化も違うし、友人もいない、
言葉も違う・・・

成功するかもわからない、
更にシーズン前に妻の出産もあり
そんな家族を置いて
異国に行けない・・・

普通なら尻込みしてしまいそうな状況にもかかわらず
家族の理解もあって
日本にやって来ることに・・・。

それだけでもすごいことなのに
日本の野球に溶け込もうと
人一倍努力の励み
詳細なデータと
実際プレ-した感覚から
技術的な問題を修正し
実践して行くという
類稀な適応力。

本当に素晴らしいと思います。

記録の更新も時間の問題と思います。

なのに
この偉大なマートン選手の記録を
試合数がどうのこうのと
ケチを付ける評論家がいる。

非常に残念でなりません。

イチロー選手という
「神の領域」に達した選手の記録だから
擁護したいのだろうか・・・。

それとも
日本人の記録だから
抜かれたくないのだろうか。

なぜ素直に賞賛しないのか。

私は大賛辞を送るだけで
良いと思うのです。

もしもケチを付けるなら・・・

スポーツ新聞でのケチの内容は・・・、

イチロー選手の記録は
130試合で達成したのに
マートン選手は
144試合と試合数が14試合も多く
記録の意味合いが違うとか・・・。

そもそも日本のプロ野球で
「記録の基準」など
有って無いようなものだと私は思うのです。

何故なら
代表的なものに
球場の大きさが一定でないこと
などが上げられます。

それっておかしくないでしょうか?

両翼100mだったり、
94mだったり、
外野フェンスが5mだったり、
3mだったり・・・。

また、
人工芝だったり
天然芝だったり・・・。
バウンドの跳ね方が全然違う。

日米通算と言うけれども
日韓通算とは言わないし・・・。

以前
イ・スンヨプ選手が
日本球界にやって来た時
すでに韓国球界で
シーズン56本ホームラン打ってたわけで
当時では日本球界は
王さんの55本が記録だったけど
イ選手の記録が
リスペクトされるべきでは無かったでしょうか。

もっと昔を思い出してみれば
昭和の球場は
ラッキーゾーンがあり
両翼90mの狭い球場が主流。
これも今と比較できないのでは?

数年前の新ストライクゾーンの問題は
どうなのでしょうか。

ストライクの領域が違うのに
過去と現在と
奪三振記録が比較対象になるのでしょうか。

最後に
セパ交流戦も昔は無かった。

日本シリーズみたいなのが
シーズン途中にあったら
選手は気を使い精神が疲弊するはず・・・。
連戦も少なくなり
投手のエース級の登板が多くなるし
バッターは大変です。

そういった「有って無いような基準」を棚上げし
見た目の上辺だけ見て
マートン選手の偉大な記録に
ケチを付けるのは止めてほしい。

同じ日本人として
寛大さが無いことに対して
非常に残念に思います。


。。。。