スピリチュアリズムはしばしば、「オカルト」に分類されます。 けれども、スピリチュアリストは自らをオカルティストだと宣言することはまずないようです。 私もスピリチュアリズムをオカルティズムと捉えることには、かなり違和感があります。 「オカルト」という言葉はラテン語の「occultus=隠されたもの」から来ていますが、積極的に使われるようになったのは、19世紀の神智学やシュタイナーによるとさ . . . 本文を読む
スピリチュアリズムの霊信が解き明かしたところによれば、この地球世界というものは、非常に「低い」界であるとされます(さらに低い世界もあるようです)。ここは「重く荒い世界」「肉体という重い鎧に閉じ込められた世界」「霊界の美がひどく拙劣な仕方でしか表われない世界」であり、人間の魂はそこで生まれ変わりをしつつ、学習を積んで成長し、やがてより高次な世界へと進化していく。 こうした事実は、たくさんの疑問 . . . 本文を読む
天災があると、予言についてのいろいろな言説が出てきます。現在も、様々なところで、「次の災厄」についての予言が生まれているようです。 2ちゃんねるでも、過去ログ(昔の書き込み)に今回のことに言及したものがあった、と取り出してくる人がいたり、「そんなものへたな鉄砲も数打ちゃ当たるだろ」という人がいたり(笑い)…… そもそも未来というものは、予知・予言できるのか。 . . . 本文を読む
20世紀後半にさかんになった前世療法での様々な証言で明らかになったことは、魂は、自らの成長にふさわしい人生を、自ら選んで生まれてくる、ということです。
たとえば、マイケル・ニュートンは次のように報告しています。
《魂が再び転生することを決意すると、この世に戻るプロセスの次の段階として人生を選択する場所に連れて行かれます。そこでまず最初に、未来のある時代の特定の環境に自分が適応できるかどうかを . . . 本文を読む
ちょっとコメント欄で話題になったので、「カルマ」という難題に関して、雑感を記してみようかなと思います。ほんとに厄介な問題で、いろいろと考えてはきたものの、すっきりとわかっていません。相当ぐだぐだした記述になるかもしれませんがご容赦のほどを。
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「カルマ」という言葉は仏教にとどまらず、神智学、ヨーガ、そしてニューエイジやスピリチ . . . 本文を読む
すべてのことについて、大いなるもの(神)に感謝しなさい、とよく言いますね。 いただいているのだ、と。 だから私たちは大いなるものに対して、責務を負っているのだ、とも。 一方、不遇は自らが招いているのだよ、とも言われますね。 あなた自身の責任だ、誰も責めることはできない、と。 私たちは自己責任でない損害も、甘受しなければいけませんよね。 天災や事故でこうむった被害は、民事賠償はあっ . . . 本文を読む
祈りとはいったいどのようなものか。神・神々・高級霊・有縁霊に対して人間はどのように働きかけたらよいのか。
これに対して、スピリチュアリズムの霊信に素晴らしい答えがあります。
ステイントン・モーゼズによる『霊訓』の一節です。
けれどもその言葉はあまり凝縮しすぎていて、普通の人にはなかなか読解できないようにも思えます。そこで、ここに敷衍表現――噛み砕いた「超訳」――を掲載してみたいと思います。 . . . 本文を読む
お盆でもあり、敗戦記念日でもあり、死者を想う夏です。 少し突っ込んだ、場合によっては反発されるかもしれないことを書きます。 * * * 通常、死んだ魂は、次第に地上時代の細かい記憶を失っていきます。地上への未練も薄らいでいきます。 悲惨な死に方をしたとか、死ぬ時に表層的な意識で何かを願っていたとか、そういうことは、実は多くの場合、あまり後まで残りません。 . . . 本文を読む
前にもちらりと触れましたけれども、まあ、私は結構なジジイですが、柄にもなく2ちゃんねるやそのまとめサイトなんかを覗く趣味があり、それを告白するとあきれられたり白眼視されたりするのですけれども、2ちゃんには「宗教なんてもういらない」というようなスレッドが定期的に立つわけです。そこではほとんどが罵倒・誹謗で、擁護するような意見はきわめて少数です。罵倒・誹謗といってもほとんどが感情的反応(「脊髄反射乙 . . . 本文を読む
人間が死後どうなるか(天国とか浄土とかへ行く、生まれ変わる、など)というテーマは、一般の人が思っているよりも、ちゃんとした研究の歴史と蓄積を持っています。 現在の多くの人は、「そんなものあるわけない」とにべもなく却下したり、「くだらないことを言うな」などと不思議なほど感情的な反発を見せますが、19世紀以来、現在に至るまで、この問題に冷静かつ理性的に取り組もうとした人たちもいます。そうした人たち . . . 本文を読む
前世療法や生まれ変わり問題について、集中的に投稿してきましたので、ついでにもうひとつ、注目すべき前世療法についての記事を、TSLホームページ記事を抜粋再録したいと思います。マイケル・ニュートンの研究についてです。
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かつての霊媒による「交霊会」に代わって、現代では臨死体験や前世問題研究が、「死後存続」研究の前面に出て来たようです。特に、前世療法は、 . . . 本文を読む
(1)の続きです。文字数オーバーだそうでw
◆先天性刻印
スティーヴンソンは、さらに、ESPでの情報取得によってはうまく解釈できない、生まれ変わりの証拠を提出しています。それが前世記憶と符合する母斑(birthmark)および先天性欠損(birth defect)です。総称する名称がないので、ここでは「先天性刻印」とします。
これは、前世の人格が死亡した際の創傷、あるいは前世人格が持ってい . . . 本文を読む
◆イアン・スティーヴンソンの研究
生まれ変わりの研究としては(特にその実証面では)、ヴァージニア大学精神科教授で超心理学者のイアン・スティーヴンソンの業績を抜きに語ることはできません。
スティーヴンソンは、1960年にASPRの会報に生まれ変わりに関する研究論文を発表して以来、超心理学財団(スピリチュアリズムの霊媒アイリーン・ギャレットが設立者の一人)やカールソン(ゼロックスコピーの発明者) . . . 本文を読む
今回は、前世療法に関連して、「催眠」という不思議な現象をめぐっての一考察です。 ◆催眠の誕生――メスマーの動物磁気説 催眠は、フランツ・アントン・メスマー(Franz Anton Mesmer 1734-1815)の「動物磁気」治療によって、近代の知の中に劇的に登場しました。メスマーは、決して「怪しげな魔術師」ではなく、ウィーン大学で物理学を学び、ニュートン物理学と引力の法則の研究に没頭し . . . 本文を読む
すでに一度お知らせしましたが、 今週、8月5日(木)19:57~20:54 フジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」で、 「催眠による真性異言」の場面を捉えた、貴重な研究が紹介されます。 この研究は岐阜県の催眠療法家・稲垣勝巳氏が、クライエントの里沙さん(仮名)を対象に行なったもので、里沙さんは、ネパールの「ナル村」で村長として生きた「ラタラジュー」という男性であった過去世を語り、その証言 . . . 本文を読む