Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

気になる行動パターン

2009-04-21 12:34:55 | ひとから学ぶ
 人の行動パターンを揶揄するわけではないが、「またか」と言う具合に個人特有の動きを常にするのが気になることがあるものだ。それがほかの人と同じなら気になることもないが、ことなった行動パターンというのは目立つもので気になってしまうことがある。そんなことは気にするほどのことではないと解っていても、けっこうそのパターンが予測できてその通りになるとうつむいてにやけてしまうものだ。同じ会社の空間でこんなパターンの人がいる。出張するとき行き先の遠近に関わらず昼時間になる前後に席を立つのである。外出しそうなときはだれでも準備をある低度するから解るのだが、そんな雰囲気をかもし出しながら昼の休憩時間に入っても出かけないときもあるが、せいぜい20分もたてば席を立つ。ようは午後12時の前後2、30分というあたりが出かけるケースの多い人がいる。休憩時間ということもあるからその場合は一人で出張する場合に限られるが、いずれにしてもこういう席の立ち方をする人は、まれに相手側の事情などで見られるが、ほかにはいない。一度や二度ではなくそれが頻繁となれば、明らかにその行動をしようとする人の意図がそこにはあるのだろう。

 この人、席を立つときに気になるパターンをこのように見せるが、実は席に着くときにも独特なパターンを見せる。午前中姿が見えないなーと思っていると出張している。そして昼の休憩に入って12時半を過ぎたころに帰って来るのである。席を立つ際の例も席に着く際の例も、いずれの場合も昼食は外出先で取っているということになるだろうか。簡単にいえば人とは時間をずらして昼を取るためにこんなパターンになるのだろうが、果たしてそこに「ゆっくりと昼を取りたい」という気持ちがあるかないかについては定かではない。昼の休憩時間でも仕事をしている雰囲気を醸し出す人だからけして「さほろう」という意図が見え見えなタイプではない。とすれば何がその意図にあるのかということになる。普通なら休憩時間はプライベートな時間である。したがって出張するのならその時間が終わってから、また帰るのなら休憩時間が終わるころに帰るというのがパターンだろう。もちろん相手側との待ち合わせ時間の都合でそれは変化するものであるが、これほどパターン化してくると意識のなかに意図があるはずである。

 例えば席を立つとき。相手側と午後1時に待ち合わせをするとすれば、午後12時に出たのでは昼を取るのに忙しい。12時を境に前後の幅を見たとしてもいずれにしても昼を取る時間をどの程度設定しているかということになるだろう。そもそも毎回そういうパターンになるということはやはり「昼」を取ることを優先しているパターンであることに違いはない。それを証明するように、昼を取って出先から帰って来る12時半という帰社時間である。これに関してはけっこう人の心理によって異なってくるものだ。休憩時間の真っ只中ならさぼっているという印象は与えない。これが休憩時間に入ったころならすでに出先で早昼をちとったということになるだろう。勇み足的な印象を与える。もちろんたまにあることなら人には意識されないだろうが、毎回となれば印象に反映される。また、常に午後1時ころに帰るというのもあまりに通常過ぎて昼を取るために出張したと捉えられがちである。このあたりをうまくごまかそうとすればこういうことになるのだろう。

 それにしてもあまりのパターン化は逆にこんな具合に意識されることになる。普通の動きとはどういうものかということを認識した上でここまでパターン化していれば、さらに意図は奥深いものなのかもしれない。果たしてその真意は…。
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