Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

帯締めのいらだち

2008-08-15 23:46:53 | つぶやき
 オリンピック期間だからこのことにも少しくらい触れたい。ほぼ半分が過ぎて、予想通りアテネとは違って日本には厳しい状況になっている。アテネではずいぶんと予想以上のメダル獲得があったのかもしれない。だから同じだけのメダルを獲得するのは難しいというのはおおかたの予想だった。前半戦でメダル獲得可能種目があるだけに、ここまでの獲得の様子で、今回の最終獲得数も予測が絞られているのだろう。そんななか、野球とソフトボールはとりあえず今大会で姿を消す。日本の有力種目だけに残念だろうが、競技人口的に考えても、また競技時間とその規模から考えても、なかなか難しい種目であることは確かだ。野球にはまったく縁のない国にしてみれば、開催するとすれば野球場を造るということでも大きな意味合いをもつ。造っても競技人口がなければ、その後の施設の維持にも苦労する。競技施設の規模が大きくなるということは、その選択の中でのリスクは大きい。

 競技施設のこともそうだが、競技時間も他の種目に比較すると長い。それだけ面白い種目だと思うがそのあたりが理解されていなければしかたない。それにしても今回のオリンピック、会場の客の入りはかなり少ない。不人気種目はともかく、けっこう中国が強い種目をみていても、それほど圧倒されるほどの声援が聞こえない。放送のせいなのかどうなのかそのわたりは解らないが、女子サッカーの中国対日本戦、ブーイングは聞こえてもそれほど気になるものでもない。大国中国なのに観客が少ないのはどういう意味なのか、などと思いながらも野球の閑散とした風景を見ていると、選手たちもいつもと違う雰囲気の中での試合に拍子抜けという感じだろうか。

 それにしても柔道女子78kg級の塚田は残念だった。今大会でもわたしの中ではもっとも印象に残る場面になった。男子もそうであったが、帯を締めるように指示されたときのだらだらとした仕草は大変気になる。塚田の相手だったトウ文の帯締めのだらだらした仕草には「警告しろよ」と思うほどだった。見ていてもとても雰囲気がよくないから、こういうのに警告をするようにしてもらいたいものだ。だからこそ最後に逆転されて負けてしまった塚田は残念だった。ちょっと許せない、そんな感じの試合だった。
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