週末、京都に赴く。
今回は比叡山に登った。
暖かいおかげで今年も紅葉が遅れているため、山に登れば紅葉も進んでいるかなとの安易な発想だ。
何度も来ている京都だけれど、実は比叡は一度も来ていなかったという事実も少し後押しした。
比叡山といえば延暦寺。目指すところはもちろんそこだ。
霊山独特の厳かな雰囲気を想像していたが、実際には琵琶湖を臨む素晴らしい景色の中に、フランス系の洒落たリゾート・ホテルが建っていたりして驚いた。
そしていよいよ延暦寺の本堂にあたる根本中堂 (こんぽんちゅうどう) に辿り着くと、さすがにそこには霊気を感じさせる一種独特の空気が漂っていた。
そこにあった寒暖計は摂氏 8 度を示し、既に初冬の寒さだ。より身が引き締まる思いがする。
靴を脱いで根本中堂にあがり、板張りの廊下を歩き進むにつれ、足の裏から床の冷たさがしみ込んでくる。
その冷たさが痛さに変わる頃、やっと本尊が祭られている場所までやって来た。
僧侶の説法を聞けば、本尊の前に灯された 3 つの灯籠の火は、最澄の頃から 1200 年ものあいだ灯し続けられているという。
そんな有り難い火を拝ませてもらって根本中堂を後にする。いよいよ紅葉を求めていざ出陣。
しかし、思ったような紅葉の風景はそこには無く、残念がっていたところに激しい雨。結局撮影はあきらめざるをえず、下山とあいなった。
でもまあいい。あの灯籠の温かみが感じられただけで訪れた甲斐はあったのだから。
今回は比叡山に登った。
暖かいおかげで今年も紅葉が遅れているため、山に登れば紅葉も進んでいるかなとの安易な発想だ。
何度も来ている京都だけれど、実は比叡は一度も来ていなかったという事実も少し後押しした。
比叡山といえば延暦寺。目指すところはもちろんそこだ。
霊山独特の厳かな雰囲気を想像していたが、実際には琵琶湖を臨む素晴らしい景色の中に、フランス系の洒落たリゾート・ホテルが建っていたりして驚いた。
そしていよいよ延暦寺の本堂にあたる根本中堂 (こんぽんちゅうどう) に辿り着くと、さすがにそこには霊気を感じさせる一種独特の空気が漂っていた。
そこにあった寒暖計は摂氏 8 度を示し、既に初冬の寒さだ。より身が引き締まる思いがする。
靴を脱いで根本中堂にあがり、板張りの廊下を歩き進むにつれ、足の裏から床の冷たさがしみ込んでくる。
その冷たさが痛さに変わる頃、やっと本尊が祭られている場所までやって来た。
僧侶の説法を聞けば、本尊の前に灯された 3 つの灯籠の火は、最澄の頃から 1200 年ものあいだ灯し続けられているという。
そんな有り難い火を拝ませてもらって根本中堂を後にする。いよいよ紅葉を求めていざ出陣。
しかし、思ったような紅葉の風景はそこには無く、残念がっていたところに激しい雨。結局撮影はあきらめざるをえず、下山とあいなった。
でもまあいい。あの灯籠の温かみが感じられただけで訪れた甲斐はあったのだから。