日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

叶えられた夢。

2006年04月06日 22時26分37秒 | 司書日記
今日は始業式。
生徒達が学校にやってきました。

「あ、新しい先生だー」
生徒たちはそう言ってくれます。


先生。
先生なんですね。私。


私は、ここ10年近く、司書を目指して人生を歩んできました。
大検を受けたあたりから、目指すところは大体決まり始め、放送大学に入った頃には、目指す地点は一つ。
司書資格を取るのに、大学卒業資格が必要だったから、放送大学にも行ったのです。

昨年ついに司書講習を受け、無事司書資格ゲット。

そして、現在、学校司書という職業に就くことができました。


一つの夢が叶ったのです。


ですが、それだけではありませんでした。
学校司書という職業は、さらに、私のもう一つの夢まで叶えてくれたのです。

私の小学校の卒業文集。
その「将来の夢」のページに、私はこう書いています。

「学校の先生になりたい」

当時の私は、その時の担任の先生の影響もあって、そう考えていました。
その後いろいろあって、路線転換したのですが…。


しかし、今私は、学校に勤めており、さらに、「先生」と呼ばれる立場にいます。

これは、もしや…
「学校の先生」なのではないのか。

私は教員免許を持っている訳ではありません。
ですから、先生と言っても、所詮まがい物なのですが…。
「先生」と呼ばれる立場であることは確か。


いつの間にか、私の夢は、2つとも叶ってしまいました。


ですが、やはりこれはまがい物。
どこまで行っても、私は本物の先生…教師にはなれません。

だから、せめて。

もう一つの夢。
司書の道だけは、しっかり歩んで行きたい。

今の私は、司書と言っても名前だけ。
実力はまったく伴っていません。

いろいろな方に、多大なご迷惑を掛けながらも協力していただき、皆さんに多方向から支えられながらなんとか立っている状態です。


早く、自分の力でしっかり立てるように…
自ら堂々と、「私は司書です」と誇りを持って言えるように…。


名実共に、真なる司書になること。
それが私の次の夢。