今日は、司書講習日記らしい記事を。
今、行っている、情報検索演習の実際を見てもらうことにします。
同宿の方たちと、試験勉強していたら、意外に記事にできそうだったので、記事にしてみただけなのですが。
使っている教科書は、データベース振興センターから発行されている、『情報の検索と活用 第2版』
書店では販売されていないそうです。
手に入れたい方は、データベース振興センターホームページから手に入れることができます。
その、教科書に付属しているCD-ROMの中にある、データベースを使って検索するという問題です。
検索した内容を、逐一記録する必要があり、今回は、それを紹介します。
教科書61pにある、演習問題です。
最初の問題は、「年老いた犬の世話で苦労したというような話。」を探す問題。
まず検索ワードを決める。
新聞記事検索
(このCDには新聞記事検索と、用語検索の2種類のデータベースが収録されています。)
犬 世話
見出し+本文
21件
(何書いているのかかわからないかと思いますが、「犬」と、「世話」というキーワードで、新聞記事の、見出しと、本文で検索した。という意味です。 21件というのは、その検索のヒット数)
引退した盲導犬をボランティアで世話 岡山の西田さん夫婦 交流の日々を本に
2004年04月29日 大阪読売朝刊( 23ページ )
老犬を世話したのは間違いないが、苦労したかどうかはわからない。
愛犬の最期看取る 老い/痴呆/介護・介助 世話通じ、深まるきずな
2004年09月21日 大阪読売朝刊( 19ページ )
腎臓病の犬を、肝臓がんの患者が最後まで世話するという記事。
これが答えとなるであろう。
次の問題。
輸入餃子を巡るトラブル
質問からワードを抜き出した。
ごみ餃子問題を知っているというのもあった。
餃子、ぎょうざ、ギョウザではヒットせず。
輸入 ギョーザ
見出し+本文
3件
韓国で生ゴミギョーザ 日本、輸入停止
2004年06月11日 東京読売朝刊( 38ページ ) より抜粋。
韓国のギョーザ製造業者が、生ゴミとして捨てられる腐敗した大根などを材料にギョーザを作っていたことが発覚した。
厚生労働省は、韓国産ギョーザやギョーザの具材の輸入を一時停止するよう、全国の検疫所に指示した。
(これは有名な事件なので、すぐに何のことかピンと来ました。)
次の問題。
自販機で売られているコーヒーの空き缶の再利用はされているのか。
自動販売機というのが重要であり、他で売られている缶の再利用問題ではない。
そして、再利用問題であり、自販機で売られている商品について知りたいのでもない。
ので。
自販機 再利用
本文+見出し
しかし、ヒットせず。
自販機と、略してしまったのが問題か。
自動販売機に変更する。
ヒットせず。
ここで、試しに、自動販売機のみの検索結果を参照してみることにする。
80件ヒット。
中身も見てみる。
中身は、自動販売機荒らしの記事ばかりで、再利用問題についての記事は見当たらなかった。
そこで。
単純に、空き缶の再利用ということで、調べてみることにした。
再利用という言葉よりも、リサイクルの方が一般的だと思われる。
空き缶 リサイクル
見出し+本文
3件
しかし、適合するものは無い。
リサイクルを、再利用に戻して、再び検索。
0件。
念のため、空き缶をひらがなにして検索。
0件。
空き缶ではなく、缶コーヒーとしてみる。
リサイクル、再利用、ともにヒットせず。
試しに、リサイクルの検索結果も参照してみる。
207件。
多すぎて、該当するものがあるかどうか良くわからない。
中に、アルミ缶についての記事があった。
コーヒーの缶は、スチールが主なので、スチールで検索してみる。
リサイクル スチール
見出し+本文
3件。
スチール缶のリサイクル率は86%とかいう記事は出てきたが、自販機とも、コーヒーとも書いてはいない。
では、再利用の検索結果はどうだろう。参照してみた。
再利用のみで、153件。
これに缶というワードを加える。
5件
該当するものはなさそう。
リサイクル 缶も調べてみる。
19件
これにもない。
話を最初に戻し、自動販売機のコーヒーについてみてみる。
自動販売機 コーヒー
見出し+本文
2件。
しかしこれも違う。
自動販売機で長らくやってきたが、当初の自販機に戻してみることにする。
まずは自販機のみで。
52件。
しかし、該当するようなものは見当たらない。
自動販売機も、自販機も必要ないということなのか。
リサイクルの中身は全部チェックしたわけではない。
あるとしたらこの中か。
リサイクル コーヒーとか良くわからないことをやってみる。
2件ヒット。
こんなわけのわかんないキーワードで引っ掛かるのはどんな記事だ。
[?]プファンド 環境先進国で
2004年01月23日 大阪読売夕刊( 18ページ )より抜粋
「環境先進国」のドイツでは、リサイクルの徹底のため、ほとんどの飲料に「プファンド」と呼ばれる容器代を上乗せして販売し、容器を店に戻せば返金してくれるという。
しかし、これはビンだけなので、街頭で買ったコーヒー缶は、いつもゴミ箱に放ってしまう。
と、こんな記事。
これもやっぱり違う。
コーヒーを漢字でやってみたりするとどうなるのか。
12件
映画「珈琲時光」が気になるが、結局該当するものは無い。
コーヒーを清涼飲料水と考え、清涼飲料水 缶で検索するも、フセイン元大統領が気になっただけだった。
自動販売機の空き缶を、リサイクルするためには、ゴミ箱の中から缶を抜き出さねばならない。
ということで、ゴミ箱と缶で調べてみる。
1件ヒット。
しかし、これはさっきのドイツの話。
では、ゴミと缶ではどうか。
20件
しかし、ない。
もうそろそろダメだ。
案が浮かばない。
ここで、インターネットの力を借り、キーワードを集めた。
資源ごみ、缶ボックスなどが見つかった。
とりあえず、資源ごみ。
これは重要か。
資源ごみだけで4件。
しかしない。
資源ごみ計画失敗。
ゴミをカタカナにするとどうなるの?
1件増えたが草加市の2800万円の行方が気になっただけだった。
ちなみに、結局県のものになったようだ。
(探偵ファイル/スパイ日記 2004/9/9)
ではでは。
資源とゴミを分けてみるとどうだろう。
22件
しかしない。
じゃあ、缶ボックスは。
あんまり聞かない名前だけど。
ないなぁ。
気分を変えて。
用語検索の方に行ってみよう。
リサイクル。
44件。
スチール缶のリサイクル(Recycling of Steel Cans)〔くらしと環境〕から抜粋。
スチール缶といえども、蓋部分はアルミニウムからできており、一種の複合材料であるため、再度スチール缶に戻すのは難しい。
スチール缶のスクラップは、全国の製鉄工場で原料として使用されている。その量は約80万トン。
とりあえず、難しいらしい。
再利用は?
15件。
該当するものは無い。
今のところわかっていることは、スチール缶のリサイクル率は、90パーセント近くあり、スチール缶のリサイクルは、技術的に、難しい。
スチール缶は、スクラップを、原料として使うリサイクルがおこなわれている。
が。
これは答えには足りないであろう。
どう調べたらよいやら、もうわかりかねる。
リサイクルマークって缶についてるよね。
そんなもんで、リサイクル マークで検索。
新聞記事検索。
が、ない。
まあ、リサイクルされてるらしいのはわかったし、リサイクルマークついてるんだから、リサイクルはできるんだろう。
そして、リサイクル率が90パーセント近くあるなら自動販売機を無視することは不可能だろう。
じゃあ、コーヒーについても、リサイクルされていると考えて問題が無いのではないだろうか。
そこまで。
以上。
ここのところ毎日、こんなことばっかりやっています。
きっと、見ても良くわからない記事だと思いますが、まあ、こんなことやってるんだなと。
そして、全国の図書館員の人たちは、利用者から寄せられる質問に対し、こんな感じで検索してるんだろうと思われます。
いや、本職なら、もっといろいろなツールも使うだろうし、検索の技術も、もっと高いのだと思いますけど。
皆さん。
図書館で何か質問されるときは、ぜひ、何を聞きたいのか、できるだけ詳しく図書館員の方に伝えてください。
その方が、きっと、短い時間で、目的の情報を手に入れることができると思います。
あいまいな質問だと、非常に、目的の情報を探すのが難しいのです。
なるべく、単刀直入に、そして詳しく、何を知りたいのか教えてもらえると、きっと図書館員の方は喜ばれるでしょう。
そんなことを、実際に検索作業してみて、強く感じる、今日この頃。
※記事中、いくつか、付属のCD-ROMから、抜粋、引用している部分があります。
これは、記事に必要な、引用の範囲内であると考えています。
今、行っている、情報検索演習の実際を見てもらうことにします。
同宿の方たちと、試験勉強していたら、意外に記事にできそうだったので、記事にしてみただけなのですが。
使っている教科書は、データベース振興センターから発行されている、『情報の検索と活用 第2版』
書店では販売されていないそうです。
手に入れたい方は、データベース振興センターホームページから手に入れることができます。
その、教科書に付属しているCD-ROMの中にある、データベースを使って検索するという問題です。
検索した内容を、逐一記録する必要があり、今回は、それを紹介します。
教科書61pにある、演習問題です。
最初の問題は、「年老いた犬の世話で苦労したというような話。」を探す問題。
まず検索ワードを決める。
新聞記事検索
(このCDには新聞記事検索と、用語検索の2種類のデータベースが収録されています。)
犬 世話
見出し+本文
21件
(何書いているのかかわからないかと思いますが、「犬」と、「世話」というキーワードで、新聞記事の、見出しと、本文で検索した。という意味です。 21件というのは、その検索のヒット数)
引退した盲導犬をボランティアで世話 岡山の西田さん夫婦 交流の日々を本に
2004年04月29日 大阪読売朝刊( 23ページ )
老犬を世話したのは間違いないが、苦労したかどうかはわからない。
愛犬の最期看取る 老い/痴呆/介護・介助 世話通じ、深まるきずな
2004年09月21日 大阪読売朝刊( 19ページ )
腎臓病の犬を、肝臓がんの患者が最後まで世話するという記事。
これが答えとなるであろう。
次の問題。
輸入餃子を巡るトラブル
質問からワードを抜き出した。
ごみ餃子問題を知っているというのもあった。
餃子、ぎょうざ、ギョウザではヒットせず。
輸入 ギョーザ
見出し+本文
3件
韓国で生ゴミギョーザ 日本、輸入停止
2004年06月11日 東京読売朝刊( 38ページ ) より抜粋。
韓国のギョーザ製造業者が、生ゴミとして捨てられる腐敗した大根などを材料にギョーザを作っていたことが発覚した。
厚生労働省は、韓国産ギョーザやギョーザの具材の輸入を一時停止するよう、全国の検疫所に指示した。
(これは有名な事件なので、すぐに何のことかピンと来ました。)
次の問題。
自販機で売られているコーヒーの空き缶の再利用はされているのか。
自動販売機というのが重要であり、他で売られている缶の再利用問題ではない。
そして、再利用問題であり、自販機で売られている商品について知りたいのでもない。
ので。
自販機 再利用
本文+見出し
しかし、ヒットせず。
自販機と、略してしまったのが問題か。
自動販売機に変更する。
ヒットせず。
ここで、試しに、自動販売機のみの検索結果を参照してみることにする。
80件ヒット。
中身も見てみる。
中身は、自動販売機荒らしの記事ばかりで、再利用問題についての記事は見当たらなかった。
そこで。
単純に、空き缶の再利用ということで、調べてみることにした。
再利用という言葉よりも、リサイクルの方が一般的だと思われる。
空き缶 リサイクル
見出し+本文
3件
しかし、適合するものは無い。
リサイクルを、再利用に戻して、再び検索。
0件。
念のため、空き缶をひらがなにして検索。
0件。
空き缶ではなく、缶コーヒーとしてみる。
リサイクル、再利用、ともにヒットせず。
試しに、リサイクルの検索結果も参照してみる。
207件。
多すぎて、該当するものがあるかどうか良くわからない。
中に、アルミ缶についての記事があった。
コーヒーの缶は、スチールが主なので、スチールで検索してみる。
リサイクル スチール
見出し+本文
3件。
スチール缶のリサイクル率は86%とかいう記事は出てきたが、自販機とも、コーヒーとも書いてはいない。
では、再利用の検索結果はどうだろう。参照してみた。
再利用のみで、153件。
これに缶というワードを加える。
5件
該当するものはなさそう。
リサイクル 缶も調べてみる。
19件
これにもない。
話を最初に戻し、自動販売機のコーヒーについてみてみる。
自動販売機 コーヒー
見出し+本文
2件。
しかしこれも違う。
自動販売機で長らくやってきたが、当初の自販機に戻してみることにする。
まずは自販機のみで。
52件。
しかし、該当するようなものは見当たらない。
自動販売機も、自販機も必要ないということなのか。
リサイクルの中身は全部チェックしたわけではない。
あるとしたらこの中か。
リサイクル コーヒーとか良くわからないことをやってみる。
2件ヒット。
こんなわけのわかんないキーワードで引っ掛かるのはどんな記事だ。
[?]プファンド 環境先進国で
2004年01月23日 大阪読売夕刊( 18ページ )より抜粋
「環境先進国」のドイツでは、リサイクルの徹底のため、ほとんどの飲料に「プファンド」と呼ばれる容器代を上乗せして販売し、容器を店に戻せば返金してくれるという。
しかし、これはビンだけなので、街頭で買ったコーヒー缶は、いつもゴミ箱に放ってしまう。
と、こんな記事。
これもやっぱり違う。
コーヒーを漢字でやってみたりするとどうなるのか。
12件
映画「珈琲時光」が気になるが、結局該当するものは無い。
コーヒーを清涼飲料水と考え、清涼飲料水 缶で検索するも、フセイン元大統領が気になっただけだった。
自動販売機の空き缶を、リサイクルするためには、ゴミ箱の中から缶を抜き出さねばならない。
ということで、ゴミ箱と缶で調べてみる。
1件ヒット。
しかし、これはさっきのドイツの話。
では、ゴミと缶ではどうか。
20件
しかし、ない。
もうそろそろダメだ。
案が浮かばない。
ここで、インターネットの力を借り、キーワードを集めた。
資源ごみ、缶ボックスなどが見つかった。
とりあえず、資源ごみ。
これは重要か。
資源ごみだけで4件。
しかしない。
資源ごみ計画失敗。
ゴミをカタカナにするとどうなるの?
1件増えたが草加市の2800万円の行方が気になっただけだった。
ちなみに、結局県のものになったようだ。
(探偵ファイル/スパイ日記 2004/9/9)
ではでは。
資源とゴミを分けてみるとどうだろう。
22件
しかしない。
じゃあ、缶ボックスは。
あんまり聞かない名前だけど。
ないなぁ。
気分を変えて。
用語検索の方に行ってみよう。
リサイクル。
44件。
スチール缶のリサイクル(Recycling of Steel Cans)〔くらしと環境〕から抜粋。
スチール缶といえども、蓋部分はアルミニウムからできており、一種の複合材料であるため、再度スチール缶に戻すのは難しい。
スチール缶のスクラップは、全国の製鉄工場で原料として使用されている。その量は約80万トン。
とりあえず、難しいらしい。
再利用は?
15件。
該当するものは無い。
今のところわかっていることは、スチール缶のリサイクル率は、90パーセント近くあり、スチール缶のリサイクルは、技術的に、難しい。
スチール缶は、スクラップを、原料として使うリサイクルがおこなわれている。
が。
これは答えには足りないであろう。
どう調べたらよいやら、もうわかりかねる。
リサイクルマークって缶についてるよね。
そんなもんで、リサイクル マークで検索。
新聞記事検索。
が、ない。
まあ、リサイクルされてるらしいのはわかったし、リサイクルマークついてるんだから、リサイクルはできるんだろう。
そして、リサイクル率が90パーセント近くあるなら自動販売機を無視することは不可能だろう。
じゃあ、コーヒーについても、リサイクルされていると考えて問題が無いのではないだろうか。
そこまで。
以上。
ここのところ毎日、こんなことばっかりやっています。
きっと、見ても良くわからない記事だと思いますが、まあ、こんなことやってるんだなと。
そして、全国の図書館員の人たちは、利用者から寄せられる質問に対し、こんな感じで検索してるんだろうと思われます。
いや、本職なら、もっといろいろなツールも使うだろうし、検索の技術も、もっと高いのだと思いますけど。
皆さん。
図書館で何か質問されるときは、ぜひ、何を聞きたいのか、できるだけ詳しく図書館員の方に伝えてください。
その方が、きっと、短い時間で、目的の情報を手に入れることができると思います。
あいまいな質問だと、非常に、目的の情報を探すのが難しいのです。
なるべく、単刀直入に、そして詳しく、何を知りたいのか教えてもらえると、きっと図書館員の方は喜ばれるでしょう。
そんなことを、実際に検索作業してみて、強く感じる、今日この頃。
※記事中、いくつか、付属のCD-ROMから、抜粋、引用している部分があります。
これは、記事に必要な、引用の範囲内であると考えています。