日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

遅ればせながら…なのかな。

2005年12月01日 20時06分51秒 | 司書講習後日譚
修了証書が届いてから、早半月。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

もう動き始められましたか?

修了証書が届く前から動き始めていらした方もいらっしゃるでしょうね。


私は、今頃になってやっと動き始めた感じです。
早くからエンジンはかかっていたのですが、ずっと空ぶかし状態でしたので…。


なんせ、今まで一度もこんな活動をしたことがない人です。
一体どう動いてよいやら、まったくの手探り状態。

もしかしたら、私が動き出しているつもりでも、他の方から見たら、止まっているも同然なのかもしれません。

しかし、とりあえずは動いた。
あとはどう転ぶか。


そんな良く分からない記事でお茶を濁す。



しかし…
やっぱり鈍いのかなぁ。動き。
まあ、鈍かろうとなんだろうと、とりあえず動いてみないことにはね。

AV資料から図書館を比べてみる。

2005年11月23日 14時03分57秒 | 司書講習後日譚
MGK888さんのオルト、【怠惰の風】:のんびりとより。

最近の図書館ってDVDやCDとかもおいてるんですね。
CDにいたっては貸し出し可能っぽかった。(DVDは不可)
といっても民謡とか洋楽とかが中心ですが・・・
ただ子供向けのCDはありリュウキとか普通にあった。



という訳で、昨日の続きの春日市民図書館を含めた、図書館のAV資料について。

MGK888さんが書いていらっしゃるのは、粕屋町立図書館のAV資料についてですね。
以前見学に行こうとしたが、果たせなかった図書館。
ですから実際には行ったことがありません。
すべてホームページの記述からの情報です。

粕屋町立図書館では、CD・ビデオ・LD・カセット・DVDを収集。
その内、ビデオ・カセット・CDを、粕屋町内に在住の方に限り、1週間に3点まで貸し出しています。

図書館の利用カード自体は、町内在住以外でも、福岡都市圏22市町村在住であるならば作ることができますが、AV資料は、町内の方でないと借りることができません。
(しかし、22市町村って書いてありますが、なんかそんなに数がない気がする。
合併後の数が反映されていないのかもしれません。
今数えてみると、19しかないような…。)

館内での視聴は、利用カードさえあれば可能となっています。


では私の町の那珂川町図書館ではどうなっているか。
那珂川町図書館では、CD・ビデオ・LD・DVDを収集。
カセットは収集されていません。
その内、CD・ビデオを、1週間に2点まで貸し出しています。
こちらは、町内・町外での制限はありません。
福岡都市圏在住の全ての方が借りることができます。

館内での視聴は、同じく利用カードが必要です。


で、見学した春日市民図書館
春日市民図書館では、CD・ビデオ・カセット・DVDを収集。
LDは見当たりませんでした。
そして、その全てを、1週間に3点まで貸し出していますが、DVDは1点までしか借りることができません。
市内・市外の区別はなし、福岡都市圏の方なら誰でも借りることができます。
そして、また、視聴は利用カードの有無に関わらず、誰でも可能であるようです。

が、しかし、なんだか視聴のためのAVブース自体がほとんどありませんでした。
昔はもっと沢山並んでいたと思うのですが…。

ちょっと検索して見つけた、春日図書館協議会の会議結果、平成17年11月15日分に、「AV個人ブースの撤去について」とあります。

良くわかりませんが、なんだか問題があったために撤去されてしまったのかもしれませんね。

今現在、私の見てきた限りでは、皆で視聴できるテレビが2台置いてあるだけでした。

ちなみに那珂川町図書館のAVブースは6個。
しかし、いつも満員です。


こうやって見てみると、それぞれの図書館で少しづつ違いあります。
収集している資料の種類もそうですし、貸し出しに関しても違う。

カセットやLDがあったりなかったりするのは時代の推移というものなのでしょうか。
この2つは、もう主流からは遠ざかりつつありますし。
そして、新たな主流となるであろうDVDはどこも収集しています。
しかし、貸し出しまで行っているのは春日市民図書館のみ。
この辺りは、規模の違いが関係しているのかもしれません。
他の町立2館は、貸し出しまでできる体制が整っていないのでしょう。
管理面なのか、予算面なのか、資料の多寡によるものなのか、その理由はよく判りませんが。

貸し出しの範囲の違いも、規模の違いから来るものなのでしょうか。
粕屋町立図書館では、しっかり町内と町外を分け、貸し出しに制限を設けています。
AV資料については、町外まで管理しきれないということなのでしょうか。

しかし、その粕屋町立図書館よりも規模が小さい那珂川町図書館(実際に見て比べたことはないのですが、映像で見たり、資料を見たりする限りでは、同じ町立でも粕屋の方が大きそうです)では、町内・町外での貸し出しに区別がありません。
これは、もしかしたら、小さいから可能だということかもしれませんね。
資料の数もそう多くないので、かえって管理しやすいのかもしれません。

そして、春日市民図書館。
こちらでは、視聴だけなら福岡県に住んでいなくても可能です。
そして貸し出しにも区別がない。
これはやはり規模が大きいからなのでしょう。


まあ、どれもこれも、私の個人的な推測でしかないので、なんの正確性もないのですが。


さて。
MGK888さんの記事には、CDは民謡や洋楽が中心とあります。
まあ、確かに、那珂川町図書館の資料を見ても、クラシックや洋楽、演歌なんかが多いような気もします。

しかし、最近のポップス(って言い方でいいのかね)も結構あるんですよ。
粕屋も那珂川町も、オレンジレンジとか置いてあります。
那珂川町図書館のAV資料予約ベスト20は、上から、「スキマスイッチ」、「オレンジレンジ」、「大塚愛」、それからハイジが入って、「夏川りみ」ですし。

ただまあ、予約ベストに入るだけあって、いつも予約だらけで、簡単には借りることができないのですが。
そして、そんな人気資料は、痛みが激しかったりするのも難点です。
CDは音飛びしまくって、聞けたもんじゃないとかいうこともあったり…。

その辺は、図書館におけるAV資料の問題と言えるでしょう。


そもそも、そんなCDショップに行けばすぐ買える資料を、図書館で貸し出すことはどうなのかという論議があったりもしますし。
これはAV資料に限ったことではなく、ベストセラー本なんかでも言われることなのですが。

著作権の問題とか、いろいろありますしね。

まあ、利用者としては、単純にそんな資料も貸し出してくれることはうれしいことなのですけど。


とにもかくにも。
詳しく見て見ると、結構面白いし、そして使いこなすと、とても便利なものだと思いますよ、図書館ってのは。

是非、暇つぶしにでも行ってみてくださいませ。
そしてさらに是非、図書館員を最大限に利用してみてください。
きっと、図書館がもっと使いやすく、そして使い出のあるものになるのではないかと思います。

頭文字はM。

2005年11月22日 21時43分15秒 | 司書講習後日譚
今日は、私の町のお隣、春日市の、春日市民図書館を見学してきました。

色々みてきたのですが、いっぺんに文章にまとめるのは大変なので、気になったところから書いていこうと思います。


流石に市の図書館だけあって、町の図書館である那珂川町図書館よりかなり大きい春日市民図書館。
大きい分、蔵書量も多いらしく、そして、蔵書量が多いだけあって、那珂川町図書館よりも、詳しい分類がなされていました。

それが、分類番号の頭や、分類番号の代わりにつけられていたアルファベット。

アルファベットの分類の中で、小説のF、絵本のEぐらいは、司書講習で聞いていたので知っていました。
那珂川町図書館でも絵本のEは使われていましたし。

ですが、春日市民図書館では、それ以外にもいろいろなアルファベットが使われていました。

レファレンス資料の分類番号の頭についていたR。
これはそのままレファレンスの略でしょう。

AV資料の分類番号の頭についていた、D・V・C・T。
これらは、順番に、DVD、ビデオ、CD、カセット「テープ」の略ですね。

大活字本の分類番号の頭には、Lとついていました。
「Large」の略かな。

で、やっぱり小説には、分類番号の代わりにFが使われていました。
これは「Fiction」の略でしょう。

が、しかし、どうもFだけじゃないのです。
文学・エッセイのコーナーには、F以外にも「BF」とか、「M」とか、そうかと思えば、普通に918.6とNDCが書いてある本もある。

さて、これらはなんだろう。
「BF」はすぐに判りました。
この分類がされている本は全て文庫本でしたから。
ということで、これは「文庫」の略でしょう。
これだけ日本語なのは少し気になりますが。


で、他が良くわからない。
「M」のついている本は、物語ではなく、エッセイに近い本が多いのはわかったのですが…。
エッセイってMじゃないよなぁ。

そして略記号がついていないのはなんなのか。


という訳で聞いてみた。
資料検索以外のレファレンスをしてもらうのは、実は初めてなような気がする。

図書館員さんは丁寧に教えてくれました。
おなじみの、あのNDCの本を取り出して、指差しながら。


それによれば、やはりMはエッセイとのこと。
それも明治以降、現代のエッセイ。
『枕草子』なんかの、古いエッセイはまた別。

そして、分類記号がそのまま書いてあるのは、フィクションでも、エッセイでもない本。
分類記号で言えば、913,914以外の文学ということになります。


なるほど…。


で、肝心の、Mが何の略称かは聞き損なっていたりする私。
「綴りが違うんですが…」と図書館員の方が仰っていたのは聞いたのだけど…。

ちょっと調べてみたけどよくわからない。
さて…何の略なんだろう。



いつもどこか中途半端な私。
実はNDCにしっかり書いてあったりしないだろうか…。

講義で使いはしたが、しっかり内容の隅々まで読んではいないからなぁ…。
FとかEの使い方についてはどこかに書いてあったような記憶がある。
ならばMについても書いてあるのかも…。


そう。
春日市民図書館では、そのNDC、日本十進分類法やNCR、日本目録規則などの、図書館そのもののレファレンスツールも、レファレンス資料の書架に置いてありました。

那珂川町図書館では、その辺りの本は、少なくとも開架にはありません。
…って書こうとして、ちょっと蔵書検索してみたら、所蔵場所:一般書架って書いてあった。
あれ…、レファレンス資料のところにはなかった気がするんだけど…。
見落とした…?
あれ…?


うーん。
全くもってしまらない終わり方。

結果来たる。

2005年11月14日 19時23分44秒 | 司書講習後日譚
来ました。
なんだか大きな封筒が。

来ました。
8月、9月の2ヶ月間の結果が。

来ました。
司書講習の結果が。

来ました。
人生の一区切りが。


そんな訳で。
やってまいりました。
司書講習修了証書。

単位認定証ではありません。
修了証書です。


これで私は無事、司書資格持ちの人間となりました。
まずは一区切り。

しかし、問題はこれから。
これからなのです。



司書講習日記だった時とは違い、最近は昔の方向性がはっきりしない雑記戻った私のこのblog。
司書講習関係者の皆さんはまだ見てくださっているのでしょうか。

お世話になった司書講習受講生の皆さん。
そちらの結果はいかがでしたか?
私はなんとか、無事修了証書をいただきました。

これも、あの2ヶ月間、お世話になった皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。

皆さんのもとにも、無事修了証書が届いていることを願っております。

閉架書庫に入る。

2005年11月13日 20時57分42秒 | 司書講習後日譚
今月、私の町の図書館では、『図書館まつり「図書館においでよ!10」』というものが開催されています。

那珂川町図書館:おしらせ

今月いっぱい、図書館では、様々なイベントが開催されています。
そして、今日は、「閉架書庫開放」の日でした。
普段、利用者は立ち入ることのできない閉架書庫に、今日なら自由に立ち入ることができるのです。

これは是非行かねば。


という訳で行ってまいりました。

いつもは締め切ってある扉の奥にある閉架書庫。
そこには、当たり前ですが、本が並んでいました。

図書館に入って時間が経ち、ちょっと古くなった本。

最新版ではない参考資料。
統計や年鑑、人名録など、最新版ではない、過去の参考資料ですね。

1年以上前の雑誌。
雑誌は、開架に最新号から1年前までのものが置いてあり、1年前から2年前までのものは閉架に置いてあるようです。
雑誌の保存期間は2年間ということで、それ以前のものは廃棄されているようです。

廃棄と言っても、ただ捨てるのではなく、この「図書館まつり」の中で行われる、「古本市」にて、希望者に持って行ってもらうのです。

私も、一年前にその古本市で「月刊碁ワールド」を数冊もらって来ています。
そのときのことを記事にしていますね。

古本市。

それでも残ったものは、廃棄ということになるようですね。

過去の新聞。
新聞の保存期間は1年間。
ですが、那珂川町図書館では、読売新聞だけは永久保存されているそうです。

付近の各図書館で、それぞれ永久保存する新聞を持ち回っていて、他の新聞は、ここになくてもどこかが持っているという状況になっているようです。

壊れやすそうな仕掛け絵本。
飛び出す絵本なんかですね。
普通に開架に置いてあるものもあるようですが、数多くの仕掛け絵本が閉架書庫においてありました。

仕掛け絵本は、それこそ、実際に触ってもらわなければ意味のないものですから、本当は閉架に置いておくべきものではないのでしょうが、開架においておいたら、すぐに壊れてしまうことは目に見えている。
だから閉架においてあるのだろうと思います。

ここにこんな本があるってことを、利用者に知らせる手段がもっとあったらいいと思うのですが。
閉架に置いてあるだけでは、宝の持ち腐れにもなりかねない。

専門的な小冊子。
なんだか、「油山遺跡群発掘調査記録」みたいな、研究の記録や結果を記した資料なんかもおいてありました。
しっかり「本」として製本されたものではなく、ほんとに「レポート」に近いものもありました。
これも、保存や、利用の頻度等から考えると、閉架に置いておくということになったのだと思います。

しかしこれも、図書館にこんな資料があるってことを知らない人が多いんじゃないでしょうか。
私が知らないだけで、利用している方はいるのかもしれないですが。


等々。
普段、図書館を普通に見て回るだけでは見つけることのできない本や、昔はあったのだけど、いつの間にか開架から姿を消していた本などを見ることができました。

見たところ、閉架書庫にはまだ余裕がありました。
まだ本を増やすことは可能みたい。
もしかしたら、借り出されている本があるので余裕があるように見えるだけとか、あまり詰まっては不便なので、わざと余裕を持たしているのかもしれませんが。


しかし、「みたいです」とか、「だと思います」とかの多い文章になってしまいました。
折角だから、もっと図書館員の方々に話を聞いてくれば良かったんですけどね。

どうもその辺が…

横から話を聞くとか、他の資料に書いてあったこととか、これまでこの図書館を使い、実際に資料を見て推測できることとか、司書講習で聞いたこととか、そんなものでこの文章を書いています。
もしかしたら、正確性に欠けるものもあるかもしれません。


そして、図書館に行きましたので、普通に本も借りてきました。
今日借りようと思っていた本が、ちょうど閉架書庫に入っている本だったので、自分で探してみたり。
まあ、規則に従って排列されており、わかり易いように見取り図も作ってありましたから、「探す」って程でもないのですが。

いつも閉架にある本は、図書館員の方に持ってきてもらうので、
「ああ、いつもこうやって取ってきてもらっているんだな…」
と、改めて感じたりしておりました。


閉架書庫見学。
最後に、アンケートを募集されていたので、書いてきたのですが、時間もなく、落ち着いて書ける環境でもなかったので、短く、一言二言ちょこちょこっと書いてきました。
今ここに書いているようなことを、しっかり書いて来れれば良かったんだけど。



で…。
閉架書庫開放とは何の関連性もないのですが。

本日、この図書館のある建物、ミリカローデン那珂川では、図書館まつりの他にも、町民文化祭が行われていました。
様々な出し物が行われていたのですが…。

その中でも青年団担当の場所。
わたあめなんかを作っていらっしゃいましたが、そこでは、なんだか女性はメイド服を着て接客していらっしゃいました。
男性は普通の格好だったのに。
どうせなら男性もウエイター風とか、執事風ファッションなんかを用意されれば統一感があったと思うのだけど…。
男性はどうでも良いのかね…。


思わず、2943というお名前の方をお呼びしようかと思ってしまいましたよ。
今日はお近くまでいらっしゃってたようですし…。

まあ、結局そんなことは致しませんでしたが。


補記。

閉架書庫というのは、普段入れない、閉じた書庫ということ。
そして開架というのは、普段、表に出してある、開かれた書架ということですね。

まあ、漢字を見れば、なんとなくわかるとは思いますが、普通はなかなか使われない言葉なので。

表に出さない。

2005年10月19日 19時26分12秒 | 司書講習後日譚
文集2ページは、雨森(あまのもり)先生の文です。
雨森先生は、181ページの、お気に入りの先生アンケートでも2位にランクインしていらっしゃる先生。

落ち着いていて、優しそうで、紳士的で、それでいて、図書館への愛情、情熱は人一倍という先生。
講義を聴いていて、「ああ、この先生は図書館命なんだなぁ…」と感じる。
そんな先生でした。


この文集の文の内容もそうですが、この先生、本当に苦労人でいらっしゃるようです。
後の佐藤館長先生の講義のときに、そんな話を少し伺いました。

だけど、そんな苦労をちっとも表に出さなれい。
講義中は、そんな話一言もされませんでした。
実は関連したようなことをお話されていたような気もしますが、それに関わって自分がどれだけ苦労したかなんてことは、一言も言わない。
そんな先生。

佐藤先生からそのお話を聞いて、皆驚いていましたし。


過去の苦労を背負いながらも、それを内に秘めまったく表に出さない。
そこから表れる雰囲気が、人気の理由のひとつだったのかもしれません。


この文集の文は、そんな雨森先生のご苦労の一端、そしてその人間性に、ほんのちょっとかもしれませんが、触れることができる文章なのではないかと思います。




1日1ページずつか…。
こんなペースで書いてたら、文集一冊に200日かかることになるな…。

まあ、先のことは考えず、書きたいことを書いていけばいいか。

奄美大島の図書館。

2005年10月18日 20時45分43秒 | 司書講習後日譚
さて、文集の続きを。

ここからは講師の先生方のページ。
記念すべき1ページ目は、「虫の先生」こと、朝比奈先生の文です。
(先生方のお名前は出しても大丈夫だよね…)

朝比奈先生には、私が文集委員代表で、文集へ文を寄せてもらうようお手紙でお願いいたしました。
ここに文があるってことは、私のお手紙ちゃんとついたってことなんだな。

お手紙送ったものの、その結果は、この文集が送られてくるまで知らなかったのですが、無事書いていただけたようでなによりです。
朝比奈先生ありがとうございました。


さあ、内容。

文のタイトルは「奄美大島雑感」
タイトル通り、奄美大島についてのお話が書かれています。

講習中に、佐藤館長先生から聞いていましたけど、朝比奈先生、本当に講習後、そのまま奄美大島に旅行に行かれたのですね。

奄美大島8泊10日の旅ですか。
別府大学での講習が4日間ですから…。

どっちかというと、講習よりこの旅行の方が、朝比奈先生にとってはメインだったのかも…。

それにしても、講習とあわせて、16日間の旅行。(4日+10日+行き帰りで2日…かな?)
本当にお元気な先生なんだなぁ…。

しっかり昆虫採集もされたようで、なによりです。


さて、文の後半は、奄美大島の教育事情、読書事情について書いてあります。

朝比奈先生の文によれば、奄美大島の小さな集落には本屋も図書館もないとのこと。
ちょっと気になったので、奄美大島の図書館事情について調べてみました。

まあ、インターネットでちょっと検索しただけですけれど。


「奄美大島観光ガイド」内、「奄美大島転勤者向け情報」

ここに、奄美大島の読書事情について、少々書いてありました。

本の購入に関しては、図書館や書店の在庫が少ないために極度のストレスを感じる場合があります。(特に専門的な書籍に関しては少ない。)

とのこと。
しかしその後に続けて、

名瀬市内から車で、約1時間の所にある瀬戸内町図書館の蔵書は抜群である

とあります。
その後の奄美大島の各町の紹介の瀬戸内町の記述には、

自然以外の最大の売りは、図書館が広い、奄美大島一位の蔵書がある、読書好きな方にはお薦め。

とあります。
どうやら、この図書館が、奄美大島で一番大きな図書館のようです。

瀬戸内町町立図書館での独立したサイトは無いようなのですが、瀬戸内町のサイトに、図書検索システムがついていました。

奄美瀬戸内町

このサイトの「みんなの広場」の中に、図書検索システムがついています。

しかし、この検索システム、ちょっと使いづらいかもしれません。
どうも、and検索なんかはできないようですし、表記ゆれをしちゃうとまったく引っかからないようです。
「サクラ」と「桜」は別物ってことですね。

さらに、なぜか著者名は、苗字と名前のあいだに空白を入れる必要があるようです。
「宮部みゆき」ではまったく引っかからず、「宮部 みゆき」にする必要があります。
…そんなこと、普通に検索する人がわかるかなぁ。

そして、そんな検索システムにも関わらず、まったく説明はありません。

子供用検索もあるのですが、こちらも、結局、漢字に変換しないと探せません。
すべてひらがなで書いても、認識してくれない。
これだと、子供用にする意味があるのかどうかわからない。
相変わらず、姓名の分かち書きが必要ですし。

どうも使いづらい気がする検索システムです。

インターネットの検索システムが少々使いづらくても、図書館そのものが使いやすければいいのかな…

抜群だという蔵書の内容については、この検索システムだけでは、私は判断できません。
もっと慣れた人なら、あの本があったらどうのとか、この本がないからどうのとかで判断できるのかもしれませんが…。

とりあえず一例だけ挙げておきますか。

瀬戸内町立図書館の、「著者:赤川 次郎」の検索ヒット数は19件。
ちなみに、我が那珂川町図書館の「著者:赤川次郎」の検索ヒット数は450件。
(私の町の図書館は、姓名の間に空白は要らない)

多分、こんなことだけでは、図書館の蔵書の良し悪しはわからないと思いますけど。

この図書館は、移動図書館もやっているようです。
ひとつの地域に、月2回ぐらい巡回しているみたい。
朝比奈先生の言う、「小さな集落」には、これが回っているのかもしれません。

ただ、これは、瀬戸内町だけのことなので、他の町がどうなのかはわからない。


こんなページも見つけた。
瀬戸内町立図書館・郷土館

開館時間は、9時から19時と結構長め…なのかな。
私の町の図書館が、基本的に10時から18時なので、そう感じるだけなのかもしれませんが。


さて、また奄美大島転勤者向け情報に戻って…。
瀬戸内町の次には、鹿児島県立図書館についての紹介があります。

この鹿児島県立図書館ってのは、鹿児島県立図書館奄美分館のことですね。

県立図書館分館よりも、瀬戸内町立図書館の方が、蔵書が多いのか…。

県立図書館奄美分館のサイトの「施設のご案内」は写真つきです。
実際に行かなくても雰囲気がなんとなくわかるのはありがたい。

そして、さらに、県立図書館のサイトだけあって、奄美群島内の図書館・図書室の紹介がついています。

「図書館」ではなく、「図書室」なところもありますが、奄美の全地域、図書館は存在するようですね。
ただ、朝比奈先生がおっしゃるように、小さな集落からの交通機関がちゃんと存在しているのかはわかりませんけれど。

図書館が存在していることはもちろんとして、それが「日常の中で活用できる図書館」かどうかが問題なんですね。

転勤者向け情報の、瀬戸内町立図書館の紹介文にある、「また、笑えるのが、ほとんどが読まれていないらしく本が綺麗。」という部分が気になってしまいます。



あれ。
文集について書いているはずが、奄美大島の図書館について書いてしまった。

文集、届きましたか?

2005年10月17日 18時19分07秒 | 司書講習後日譚
2005年別府大学、司書・司書補講習生の皆さん、文集届きましたか?
私のところには、土曜日に到着しました。


司書講習を受けに行っているのか、文集を作りに行っているのわからなくなりながら作った(って言うほど私が働けていたとも思えませんけどね)文集が、今こうして完成し、手元に届きました。


凄いなぁ…。

何が凄いのかよくわかりませんが、なんだか凄い。


お手元に文集がある方は、それを見ながらお付き合いくだされば幸い。
「文集って何さ?」って方は、なんとなく雰囲気を味わってもらえれば幸い。


<表紙>

普通の本は、表紙の後、表題紙があるのですが、今回の文集はちょっと特殊でそれがありません。
なので、この表紙が表題紙も兼ねることになります。

一番上にISSNの番号が付いていますね。
ISSNとは、International Standard Serial Number、国際標準逐次刊行物番号。
ISBNが図書につけられる番号なら、こちらは逐次刊行物につけられる番号。

ということは、この文集は逐次刊行物扱いなんですね。
これから先も、毎年毎年、その年の司書・司書補講習生によって、発行されていくってことなんだな。

そして表題。
表題名は…
と、実はここで表現することができません。

表現できる表題名は、奥付に書いてあります。
本の一番後ろ、裏表紙の裏になある、奥付に、表現できる表題名が書かれています。

という訳で、表題名は「We love 図書館!」
アンケートや文集委員各人が考えた、表題名案から、文集委員の多数決で選び出した表題名です。

なんで表現できないのか。
文集を実際に手にとって見ている方にはすぐ分かるでしょう。

「We」と「!」はそのままですが、「love」と「図書館」の部分は、実は記号と言っても良い文字で記されているのです。

「love」はハートマークですし、「図書館」は、「くにがまえ」の中に、「ト」と書かれた文字で表現されています。

これをパソコンで打つことはできない。
ハートマークぐらいはなんとかなりますけど、機種依存文字ってやつですし…。

これの目録を作る場合、一体どの表現を使うのかが気になっているのですが…。
多分「We love 図書館!」って表現が使われるのでしょうね。
以前の文集で「くにがまえにト」の文字が使われていた時も、NDL-OPACには図書館で登録されていましたし。 
ちゃんと注記に、「書名は奥付による 標題紙・表紙の書名:太陽と坂と〔トショカン〕と」と書かれていましたが。

案の時点では、読み方も特に決まっていなかったので、「ハートマーク」を「love」と読み、「くにがまえにト」の文字を「図書館」と読むかどうかは、本当は分からないんですけどね。

私が作った表紙案には、「We love libraly」って書いてましたし。


<目次>

さて、表紙をめくると、そこにはすぐ目次です。
普通の本だと、次は表題紙なんですけどね。

目次は非常にシンプル。

そう、この文集、ページは全部で200ページちょうどとなっています。
しかし、この目次や、各章の区切りに入っているページは、ページ数にカウントされていないので、本当はもうちょっと多いのですが。

このページ数にも四苦八苦した覚えがあります。
最初、ページ数の目安として提示された数が、170ページだったでしょうか。(もう記憶も曖昧ですけどね。記録が残ってるから見ればいいんだけど。)
今年の司書・司書補講習生、その数を合わせると200人以上。
もうすでにページ数が足りません。

もちろん、全員が文集に文を寄せると決まっていた訳ではないのですが、最初から足りないのはどうだろうってことで、いろいろ相談した記憶があります。

結局、200ページになりましたか。
キリの良い数字になったなぁ。


<講師の先生のページに続く区切りのページ>

さあ、次のページに行こう。
次は、そのページ数に数えられていない区切りのページです。

この区切りのページには、それぞれ挿絵が付いています。
これも、講習生の皆さんに描いてもらったり、文集委員で描いたりしたものです。

これらの絵も一つずつ皆で作ったものなんですよね。
やっぱり凄いなぁ。


そしてこの先は、講師の先生方から頂いた文に続きます。


…が。
もうそろそろ長くなってきたので、続きはまた次回。

再び眩暈。

2005年10月13日 19時23分38秒 | 司書講習後日譚
あの規則正しい生活もどこへやら。

金土日月の連続稼動後、私の生活リズムは、司書講習前の昼夜逆転生活に逆戻りしてしまいそうになっています。

火曜日は、疲れ果てて昼まで寝てたんですが、それで生活リズムは壊れてしまいました。
結局、その分、遅くまで寝れずに起きていることになり、またずれる。

今日は午前3時就寝、午後0時起床。
その後、午後1時より友人来訪、午後6時までお相手をし、友人帰宅後夕食。
現在に至っています。


そして、眩暈。
こんな生活リズムが続いたせいでしょう。
今日の夕方から、またあの眩暈が…。

自律神経失調症復活か。
くらくらする。


すっかり昔の私に戻りつつあるようです。

本の読み方。 2

2005年10月12日 19時14分20秒 | 司書講習後日譚
昔、コメントの返信でこんなことを書いた私。

60冊ですか。
ふむ、それはなかなかの量ですね。
しかし、もし借りるとして、それが一日持つかどうかわからないのが何とも…。
漫画だと、小説よりさらに早く読めてしまいますしね。


日々呟く。:本の読み方。 のコメント欄より。


そして本日。
昼からではありましたが、ずっと漫画本を読んでいました。
この欄のコメントの通りに、DZ氏から借りた本です。

結局、読めたのは4冊程度。
60冊なんてとんでもない。

じゃあ、あのコメント欄で書いたことは、大嘘だったのかと問われると、そうではない。
本にもよると思いますが、普通の漫画単行本なら、一日60冊も不可能ではないでしょう。

それができなかったのは、それぞれに対し、一言ですが、感想文を書いていたから。


ただ単に通して読むだけでよいのなら、次々と読み捨てて行けるのですが、感想文を書くとなるとそうもいかない。

どうしても、1つづつを、より深く読み、また読み返す必要があります。
結果、自然に精読することになりますし、一つ一つに時間をかけることになる。
そうなると、大量に読むことはできなくなります。


以前から、小説など、漫画以外のほとんどの本に対しては、この感想文を書いていたのですが、漫画に対しては行っていませんでした。

特に理由があったわけでもないのですが…。
そうですね。強いて言うなら、やはりその、漫画は早く読めてしまうという理由でしょうか。
一冊一冊はたいした時間もかからず読めてしまうので、それに毎回毎回感想文を書いていては面倒だ。
きっとそんな理由だったのでしょう。


今回、漫画に対してもこの読み方を行ってみて思うことは、やはり、普通に流して読むよりも、一冊の本に対し、より深く読むことができるということでした。

その分、スピードは落ちますし、そっちが気になりすぎて、軽く本を読むことができなくなっている面もありますが。

それに、司書講習を終えてからは、どんな本を読むにしても、その本を図書館で扱うとしたら、どんな取り扱いになるのだろう、とか、本を、図書館資料として見てしまう癖がついてしまい、より、軽く本を読むことができなくなってしまいまいした。


暇つぶしに、軽く本でも読む。
そういう読み方には、このやり方は合っていないようです。

暇つぶしということなら、この読み方はすごく時間がかかるので、ぴったりなのですが。