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とうとよ/清貧の独り言。

奄美大島の図書館。

2005年10月18日 20時45分43秒 | 司書講習後日譚
さて、文集の続きを。

ここからは講師の先生方のページ。
記念すべき1ページ目は、「虫の先生」こと、朝比奈先生の文です。
(先生方のお名前は出しても大丈夫だよね…)

朝比奈先生には、私が文集委員代表で、文集へ文を寄せてもらうようお手紙でお願いいたしました。
ここに文があるってことは、私のお手紙ちゃんとついたってことなんだな。

お手紙送ったものの、その結果は、この文集が送られてくるまで知らなかったのですが、無事書いていただけたようでなによりです。
朝比奈先生ありがとうございました。


さあ、内容。

文のタイトルは「奄美大島雑感」
タイトル通り、奄美大島についてのお話が書かれています。

講習中に、佐藤館長先生から聞いていましたけど、朝比奈先生、本当に講習後、そのまま奄美大島に旅行に行かれたのですね。

奄美大島8泊10日の旅ですか。
別府大学での講習が4日間ですから…。

どっちかというと、講習よりこの旅行の方が、朝比奈先生にとってはメインだったのかも…。

それにしても、講習とあわせて、16日間の旅行。(4日+10日+行き帰りで2日…かな?)
本当にお元気な先生なんだなぁ…。

しっかり昆虫採集もされたようで、なによりです。


さて、文の後半は、奄美大島の教育事情、読書事情について書いてあります。

朝比奈先生の文によれば、奄美大島の小さな集落には本屋も図書館もないとのこと。
ちょっと気になったので、奄美大島の図書館事情について調べてみました。

まあ、インターネットでちょっと検索しただけですけれど。


「奄美大島観光ガイド」内、「奄美大島転勤者向け情報」

ここに、奄美大島の読書事情について、少々書いてありました。

本の購入に関しては、図書館や書店の在庫が少ないために極度のストレスを感じる場合があります。(特に専門的な書籍に関しては少ない。)

とのこと。
しかしその後に続けて、

名瀬市内から車で、約1時間の所にある瀬戸内町図書館の蔵書は抜群である

とあります。
その後の奄美大島の各町の紹介の瀬戸内町の記述には、

自然以外の最大の売りは、図書館が広い、奄美大島一位の蔵書がある、読書好きな方にはお薦め。

とあります。
どうやら、この図書館が、奄美大島で一番大きな図書館のようです。

瀬戸内町町立図書館での独立したサイトは無いようなのですが、瀬戸内町のサイトに、図書検索システムがついていました。

奄美瀬戸内町

このサイトの「みんなの広場」の中に、図書検索システムがついています。

しかし、この検索システム、ちょっと使いづらいかもしれません。
どうも、and検索なんかはできないようですし、表記ゆれをしちゃうとまったく引っかからないようです。
「サクラ」と「桜」は別物ってことですね。

さらに、なぜか著者名は、苗字と名前のあいだに空白を入れる必要があるようです。
「宮部みゆき」ではまったく引っかからず、「宮部 みゆき」にする必要があります。
…そんなこと、普通に検索する人がわかるかなぁ。

そして、そんな検索システムにも関わらず、まったく説明はありません。

子供用検索もあるのですが、こちらも、結局、漢字に変換しないと探せません。
すべてひらがなで書いても、認識してくれない。
これだと、子供用にする意味があるのかどうかわからない。
相変わらず、姓名の分かち書きが必要ですし。

どうも使いづらい気がする検索システムです。

インターネットの検索システムが少々使いづらくても、図書館そのものが使いやすければいいのかな…

抜群だという蔵書の内容については、この検索システムだけでは、私は判断できません。
もっと慣れた人なら、あの本があったらどうのとか、この本がないからどうのとかで判断できるのかもしれませんが…。

とりあえず一例だけ挙げておきますか。

瀬戸内町立図書館の、「著者:赤川 次郎」の検索ヒット数は19件。
ちなみに、我が那珂川町図書館の「著者:赤川次郎」の検索ヒット数は450件。
(私の町の図書館は、姓名の間に空白は要らない)

多分、こんなことだけでは、図書館の蔵書の良し悪しはわからないと思いますけど。

この図書館は、移動図書館もやっているようです。
ひとつの地域に、月2回ぐらい巡回しているみたい。
朝比奈先生の言う、「小さな集落」には、これが回っているのかもしれません。

ただ、これは、瀬戸内町だけのことなので、他の町がどうなのかはわからない。


こんなページも見つけた。
瀬戸内町立図書館・郷土館

開館時間は、9時から19時と結構長め…なのかな。
私の町の図書館が、基本的に10時から18時なので、そう感じるだけなのかもしれませんが。


さて、また奄美大島転勤者向け情報に戻って…。
瀬戸内町の次には、鹿児島県立図書館についての紹介があります。

この鹿児島県立図書館ってのは、鹿児島県立図書館奄美分館のことですね。

県立図書館分館よりも、瀬戸内町立図書館の方が、蔵書が多いのか…。

県立図書館奄美分館のサイトの「施設のご案内」は写真つきです。
実際に行かなくても雰囲気がなんとなくわかるのはありがたい。

そして、さらに、県立図書館のサイトだけあって、奄美群島内の図書館・図書室の紹介がついています。

「図書館」ではなく、「図書室」なところもありますが、奄美の全地域、図書館は存在するようですね。
ただ、朝比奈先生がおっしゃるように、小さな集落からの交通機関がちゃんと存在しているのかはわかりませんけれど。

図書館が存在していることはもちろんとして、それが「日常の中で活用できる図書館」かどうかが問題なんですね。

転勤者向け情報の、瀬戸内町立図書館の紹介文にある、「また、笑えるのが、ほとんどが読まれていないらしく本が綺麗。」という部分が気になってしまいます。



あれ。
文集について書いているはずが、奄美大島の図書館について書いてしまった。

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