この2ヶ月間、私は司書講習を受けてきました。
当然、2ヶ月前より図書館についての知識は増えている訳で。
今日は、その増えた知識を持った状態で、初めて私の町の図書館へ行ってきました。
面白い。
面白いです。
司書講習の知識があるだけで、図書館がまるで違ったものに見えます。
入口の機械は、ブックディテクションシステム。
入ったらまず児童コーナーで、ここには児童書が別置されている。
それからカウンター。
返却、貸し出し、そしてレファレンスの各カウンターがある。
その前には新刊本コーナー、雑誌コーナー。
私の町の図書館は、最新号以外の雑誌は貸し出しています。
それから奥に進んで、左手にAVコーナー。
左手に漫画、大活字本の書架、それから、レファレンスツール。
レファレンスツールってのは、辞書とか図鑑とか、そんなのですね。
だいたい、まとめておいてあると思います。
当たり前ですが、講義、演習で使ったあの資料、この資料が私の町の図書館にも置いてありました。
囲碁定石大辞典とか将棋戦法辞典(題名はうろ覚え)とかもありました。
これもレファレンスツールなのか。
そんな質問もあるのかな…。
そして、左手には小説が別置されており、右手にはNDC、日本十進分類法に従って配置された書架が並んでいます。
これも2ヶ月前には、なんで小説だけ著者名順で、他は違う並び方なのか理解できていませんでしたが、今はそれも理解できる。
よく知った図書館が、また別の一面を見せてくれる。
これはなかなかに感動ものです。
そして何より面白い。
館内には、蔵書検索用端末、検索用のパソコンが置いてあります。
タッチパネルによる操作が可能な、検索用パソコンです。
蔵書検索のほかに、貸し出しベスト10などの情報や、図書館からのお知らせなんかも見ることができます。
そしてメインの検索機能。
やってる所が少ないとのことだった、件名検索もついていました。
が、どうも変だ。
沢山あるはずの件名を入れても、ほとんど反応しない。
どうも、件名を登録している資料は、ほんの少しだけしかないようです。
あとは著者件名が沢山登録してありました。
著者名は、別に著者名検索がありますから、ここでやらなくてもいいような気がしますが…。
伝記とかだと、著者名だけじゃ探しにくいのかな。
しかし、伝記にちゃんと件名で書かれている人が登録してあるかは確認してなかったり。
なんにしても、どうも件名検索は形だけみたい。
とても実用には耐えないようです。
さらに、キーワード検索もついています。
こちらは件名よりもマシかな。
タイトルや、著者名から引っ張ってきたキーワードが登録されているようです。
タイトル検索と著者名検索をあわせたような感じで使えばいいのかな。
他、NDCやISBNでも検索可能。
これも2ヶ月前までは、までタイトルと著者名検索しか気にしてませんでしたが、今なら他の検索方の使い方もわかる。
しかしそれは、その2つしか普通の人には使えなかったということで、何も知らない素人にはイマイチ使いづらいものであったという証明にもなってしまいます。
そして、これも今日初めて気づいたのですが、この図書館では、館内での、この検索用パソコン以外のパソコンの使用は禁止されています。
携帯とともに禁止されていたので、理由は周りの迷惑や、電磁波でしょう。
これは、今の時代の図書館の流れからすると、かなり遅れているってことになってしまうでしょう。
しかし、電磁波の影響を考えているのだとすると、これはある意味先進的なのかもしれません。
しかし、調べ物をするのに、パソコンを使うなというのも、この世の中では酷な話です。
図書館の機能ということで考えると、残念であると言わざるを得ません。
こんな風に、ひとつづつ見て行っていたのでは、いくら時間があっても足りない。
今日のところはひとまずタイムアップとなりました。
しかし面白い。
2ヶ月前とは、まったく違う視点から図書館を見ることができた。
これだけでも、司書講習を受けた甲斐が合ったというものです。
そんな私の町の図書館のホームページはこちら。
那珂川町図書館
これで私の住んでる町を公開したことになるけど、どうせ博多南駅まで言ってるんだから、大して変わらないだろう。
このホームページから、蔵書検索ができます。
今日の記事に書いた検索のうち、件名以外はここからできます。
件名がないのは、きっと使う人がいないし、ロクに登録もされていないからなのかな…。
という訳で、新カテゴリー、「司書講習後日譚」立ち上げ。
司書講習終わっちゃったのに、「司書講習日記」もないですから。