★ 鳥取の『雨』と文化について考える第31回講演会 ★
ザトウムシの生物地理学
~中国山地の生物地理から東アジア・北米間の隔離分布まで~
日時:12月12日(土)13:30~15:30
※ 参加費無料
場所:鳥取市立中央図書館 多目的ホール(鳥取市役所駅南庁舎2階)
講師:鶴崎 展臣氏(鳥取大学 地域学部教授・鳥取大学附属中学校校長・
鳥取県生物学会会長・元日本蜘蛛学会会長・元日本分類学会連合代表)
主催・問合せ先:NPO法人 鳥取環境市民会議
携帯090-4694-0575
ザトウムシ(座頭虫)は森林に生息する八本足の節足動物です。本類はその移動力の低さから大半の種が顕著な地理的分化を示し、生物多様性が産み出されるしくみや生物地理学の諸課題を研究するうえで非常に好適な動物です。
本講演では、鳥取県とその近郊での過去約30年の調査でわかってきた本類の中国地方での著しい地理的分化とその成因についてお話しします。千代川や日野川が生物多様性創出にいかに重要な役割を果たしているがわかっていただけるでしょう。
また、本類には日本と北米の東部または西部の間で隔離分布を示す仲間が数多くいますが、その隔離分布成立の歴史の解明に向けて、現在、米国の研究者とおこなっている共同研究についてもご紹介します。
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