鳥取環境市民会議

鳥取の『雨』をテーマに‘まちづくり’と‘環境問題’に取り組みます!

ツバメのためのイタチ返し

2012-05-04 09:07:36 | 季節の便り

順調に進んでいたツバメの子育て、小ツバメが孵化したかな?と思っていた頃、ツバメがピチピチと騒いでいた。巣を見ると、壊れて中のものが垂れ下がっていた。ツバメは呆然として、二・三日途方に暮れていたようだった。

どうするかなと考え、取りあえずは壊れた巣をガムテープで巻き、応急処置をしておいた。それから、新しく安全と思われる位置に支えの板を打ち付けてやった。この位置に巣を構えてくれるだろうか? 暫く様子を見ることにした。

すると、ツバメは古巣を修理し始めた。壊れた巣でも、またイタチに狙われるかもしれなくても、慣れたところが良かったのだろうか。そこで、私も腹を決め、イタチが近づけないような対策を考えた。まず、イタチが手がかりとしていたと考えられる電気の配線をガムテープで覆ってやった。そして、柱にもはざれないようにプラスチックの板で覆った。これで、大丈夫だろうか? 雛が孵ったら、二度の子育てが成功した去年のように、駐車場をダンボールで囲い、箱の中にゴキブリホイホイを貼り付け、箱には鈴を付け、万全の対策で臨みたい。

昔の家には、ツバメが入れる30cm四方の穴がどこの家にも作ってあった。ツバメを見守る温かい目があった。ツバメは玄関の土間の梁に吊り下げてもらった藁製のサンダワラに巣を作ったらしい。私の家では電球の傘に作っていた。今の家でも出来れば、玄関へ入れてやりたいが、家がそんな構造になっていない。できれば、ツバメ専用の出入りの窓を作ってやりたい。ツバメも住宅不足、過疎化で巣作りできる適当な家が少なくなったに違いない。

ツバメは決して裏口には巣を作らない。人の出入りが多い玄関を選ぶ。隣の家では毎年、必ずツバメが巣作りをしていたが、ご主人が亡くなられてからは来なくなった。そのご主人は、とても賑やかな方だったので、静かになったため、来なくなったのだろうか? その後、あまり来なかった我が家の方にツバメが来てくれるので、私はとても嬉しい。こうやって、毎年ツバメが来て、賑やかに子育てする様子を見るのが、毎年の楽しみだ。


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1 コメント

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悲しい雨 (Unknown)
2024-04-06 17:40:53
本日イタチかカラスに巣ごと持っていかれました。悲しかったです。卵も何個か落ちてました。

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