久々に妻と買い物、郊外の大型量販店へ。今朝の広告はバカでかい。
広告に比例するのか、広い駐車場は満杯状態、レジも長蛇の列だった。
妻は早速お目当ての品を買い求めた。
最近は、園芸がさかんになったものだ。家庭菜園だろう、野菜の苗がずいぶん売れているようだった。
我が家も、庭はほとんど花でいっぱい。野菜を植えるスペースはわずかだが、ずいぶん前にトマト、キュウリの苗を数本植えた。
種を蒔いたエンドウやインゲンも大分伸びてきた。いまから収穫が楽しみだ。
特別欲しいものはなかったが、大分傷んできたサンダルを新調した。
あまり行かないスーパーへも寄った。
身欠きニシンが目に入った。勢いよく伸び始めたサンショウの新芽が浮かんだ。
毎年、ニシン鉢に自分の味付けで漬けていたが、つい、隣に並んでいた出来合いの漬け汁に手が伸びてしまった。
ま、いいか! 早速、庭の山椒の新芽を摘んで、ニシンと交互に並べた。
容器も、重く大きいニシン鉢をやめて、今年はタッパーに漬けた。 手抜きも良いところだ。
ニシンの山椒漬けは会津の郷土料理で有名になった。
江戸時代初期から新潟から阿賀川を上り会津に運ばれた身欠きニシンは、山椒の特性を利用して
腐敗を防ぎ、ニシンの生臭さを取り除き、味のアクセントを付けるという、先人の知恵で生まれた。
2週間もすればおいしく浸かるだろう。 しばらく酒の肴で楽しめそうだ。
我が家ではいつもは本郷で焼いた、自作のニシン鉢を使っています。かつて本郷分校窯業科で教鞭をとったこともあります。
ひび割れた大きなニシン鉢、玄関先にミセバヤを植えて何年にもなります。