エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

愛おし マダラナニワトンボ

2015-09-15 | 自然観察

 

 寝床で背伸びをした。
ラジオ深夜便「明日への言葉」で、95歳になる祖父江さんのお話し「一期一会の人生を語る」から、多くをもらった。

祖父江さん自己流のストレッチ体操を真似て、布団の中で背伸びし、手・舌・唇を動かした。一日に何回もやると良いと。

祖父江流の長寿八快の勧めは、三快 → 快食・快眠・快便、そして五快 → 快尿・快歩・快談・快声・快笑,なるほどと思った。

また、キンさん、ギンさんの話で、《長寿の人は好奇心を持っている》に納得した。

 

 布団ストレッチのせいか、清々しい朝を迎えた。

この10日ばかり,忙しかった。会議5つ、講演会、研修会2つ。なんとかこなしたご褒美に、久々の里山へ。

神様のお導きか、1年ぶりにマダラナニワトンボと再会できた。思いがけない、偶然の出逢いだった。本当に嬉しかった。

もう1月ほど前に羽化したのだろうか、少し翅が傷んだ♀だった。枝の先端に止まり柔らかい日差しを受けて輝いていた。

何度もシャターを切った。愛おしさが込み上げてきた。

この黒い赤トンボ、メガネを外して顔を寄せてもじっとして動かない。泰然自若とはこのことか。

何十年、何百年、何万年の間、命がつながれてきた年月を思った。
 

 

 

 

今日は,絶滅危惧第1類に分類され、会津の里山に棲息し続けるチョウ、トンボ3種をゆっくり観察できた。

3化のヒメシロチョウは赤ムラサキ色の花の咲くツルフジバカマにさかんに産卵していた。産卵風景を動画に撮った

産み付けられた卵が黄金に輝いていた。でも、この広場、もうじき草刈りが行われそうで心配だ。
 

 ゲンノショウコに吸蜜   

 

山道の草むらにときどき胸の白い粉がふいたアオイトトンボが止まっていた。

目の前に飛び出した少し飛び方の違うイトトンボを目で追う、胸を確認するとコバネアオイトトンボだ。

連結したペアも飛んできた。いよいよ産卵の季節を迎えた。

 コバネアオイトトンボ♂    アオイトトンボ♂

    

コバネ                                     アオイト                             アジアイトトンボ

彼ら、彼女らが生息し続ける自然環境をいつまでも残してやりたい。

今日見た虫たち

  マイコアカネ ナツアカネ

ナツアカネ キチョウ

  ノシメトンボ オオハンゴンソウ ノシメトンボ

 キトンボ  ナツアカネ

 オナガサナエコアオハナムグリ

  ウラギンヒョウモン  ミドリヒョウモン

ヒメアカタテハ  ヤマボウシ

 

 トリカブトを見つけたツリバナ

  このきのこ何?

 打空産卵するノシメトンボ、連結ばかりと思っていたが♀単独でも産んでいた。