今朝は新聞が来なかった。新聞屋に電話をと思いながら昨日の新聞を広げた。
そうか、昨日は新聞も読まなかった。 土曜日は役員懇親会で帰りが遅く、今朝もゆっくり起きた。
庭の手入れをしていると、福大の塘先生からメール便、「生き物の調査報告」関連の膨大な資料が送られてきた。
ゆっくり眺めたり、礼状を書いたり、また 午後は夜にあった町内の合同役員会の資料コピーに時間を取られた。
そんなこんなで、今日が新聞休刊日であることを知らないでいたのだ。
昼前に一昨日行ったが見られなかたアマゴイルリトンボを見に行った。
羽化の盛りだった。未だ翅の乾かないアマゴイルリトンボが多数確認できた。
もうすっかりルリ色の輝く目をした個体、連結して産卵を繰り返すアマゴイを多数見ることが出来た。しばらくぶりの大発生だ。
アマゴイルリトンボ 上♂
羽化した♀
根が乾かない
木陰にクロヒカゲが多数飛び出し、イチモンジチョウが激しく飛んでいた。
ギンイチモンジセセリ、ヘリグロチャバネセセリが目に求まらない速度で飛び交った。
クロヒカゲ
ヨツボシトンボ
イチモンジチョウ
ギンイチモンジセセリ
エゾイトトンボ♂
こうして、曇天のもと、一人静かな里山に佇み小さな虫たちを眺める幸せを今更のように感じた。
何年も何ら変わらない季節の繰り返しを見つめた。
新聞も要らない、ラジオもテレビも、俗世間の一切を忘れて過ごす幸せを思った。