【キマダラルリツバメ 三島町 2009.6/29】
【今日のマダラナニワトンボ さびしそうに1頭 2009.9.11】
昆虫類のレッドリストに掲げられる絶滅が危惧されるチョウ・トンボについて調べてみた。
絶滅危惧種 福島県 ○は市内で確認
--------------------------------------------------------------
ヒヌマイトトンボ 絶滅危惧I類
マダラナニワトンボ 絶滅危惧I類 ○
チョウトンボ 準絶滅危惧種 ○
ネキトンボ 未評価 ○
------------------
ヒメシロチョウ 準絶滅危惧 ○
ギンイチモンジセセリ 注意 ○
ギフチョウ 準絶滅危惧
ヒメシジミ本州・九州 注意 ○
キマダラルリツバメ 絶滅危惧Ⅱ類
オオウラギンヒョウモン 絶滅危惧I類
ウラギンスジヒョウモン - ○
ミヤマシジミ 絶滅危惧II類
チョウセンアカシジミ -
スジグロチャバネセセリ 注意 ○
オオムラサキ 注意 ○
-------------------------------------------------------------
○印は、会津若松市内で最近棲息を確認し、写真撮影できた種だ。いずれも年ごとの個体数が減少し、それぞれが限られた場所で、細々と生き長らえている虫たちである。それらの姿を見るにつけ、いつも愛おしさが込み上げてくる。
今年の春、西会津方面にギフチョウの写真撮影に出かけた。しばらく待って、可憐に咲くカタクリに訪れた1頭を撮影することができた。そのとき他県ナンバーの車を数台見かけた。捕虫網を持った人たち数人に出会った。中には専門にチョウの販売している人が名刺をくれた。希少な種類の発生情報を発信し、全国各地で採集しているようだった。暗い気持ちになった。
年に一度、厳しい冬を越し、春浅い美しい山地に生まれたほんのわずかな春の女神ギフチョウだ。こうした希少な種の採集は禁止とするべきだ。
昆虫の採集は、国・都道府県・市町村などが定める天然記念物や、国立公園の特別保護地区や都道府県や市町村の条例によって定めた地域などでは禁止を規定されている。
せめて、絶滅が心配される虫たちについては是非、採集禁止にすべきだと思っている。
是非標本が必要な、学術的に必要なものもあるだろう。でも最近はビデオやデジカメなど、記録も容易になったし、極力、採集は避けるべきである。
(参)拙ブログ 2009-09-02 「絶滅が危惧される虫たちを守りたい。」