goo blog サービス終了のお知らせ 

エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

「昆虫ウオッチング」《 第4回 森で遊ぼう 》 

2015-08-09 | 教育を考える

 前日まで真夏日だったが、今日は立秋、吹く風が涼しく感じられた。

開会式、プロデューサーとして話しをした。

低学年が多い小学生、少しでも興味を持ち活動して欲しかったが、心配は要らないようだ。

受付を済ませると、それぞれに捕虫網を持って背丈以上に生長したひまわり畑の草むらでバッタ採りが始まっていた。

しっかり観察して沢山の虫を集めようと今日の活動を話した。

 

駐車場から山神社を過ぎた辺りまでは,ほとんど虫は見られなかったが、徐々にオニヤンマやバッタ類が見つかり、子ども達はそれぞれ夢中になって虫を追いかけた。

沓掛の林道は途中途中に日陰があり,とても歩きやすかった。

峠の茶屋跡を少し登った広場まで約1時間半、ケースは虫たちで溢れた。

 

  アサギマダラも

   木の枝にヤマカガシ

 

 

動き回る虫をどう提示紹介したらよいか、発表の仕方には工夫が必要だと反省した。

ケースに手を入れられない子もいたが、さすが、5,6年生ともなると,待ち時間に図鑑で調べたりして虫を紹介した。

紹介を終えて虫たちを放してやった。この光景が嬉しかった。

 
 

まとめとして2点話した。図や写真を用意したが、少し難しかったろうか。同伴した保護者に訴えてしまったかと反省する。

一つは,トンボを中心とした自然のしくみについて、一つ一つの生き物はばらばらでなく,つながっていること。

そして、絶滅危惧第1類に分類されるチョウやトンボが会津に生息していること。子ども達も真剣に聞いていたようだ。

みんな、自然を大切に守っていこう、と締めくくった。

時間も気になり少し早口でまくし立てたので、どれだけ分かったかは疑問だが、初期の虫たちをよく見つめる目標は達成できたのではないか。

  

 
 

帰り道、金堀の滝で水遊びだ。だ。こんな近くに、清々しい、涼しい素晴らしい滝があったなんて、知らなかった。

長靴を脱いでそれぞれにきれいな流れに入った。水生昆虫について触れようと思ったが、難しい話しは無用だと思った。
 

予定通り、お昼に駐車場に到着お弁当を拡げた。

午後は4月に植えたジャガイモと、カボチャをみんなで喜びながら収穫した。

   

 

 

Saiさんの講評では,みんなが一生懸命取り組んだ良い一日だったことを確認した。
 

ずっと心配していたテーマが終わった。来年はさらに工夫して展開したい。
 先ずは、健康に留意して・・・。
 

参考:今日見かけた虫その他。
 ヤマキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、ツバメシジミ、ルリシジミ、コミスジ、アサギマダラ、オニヤンマ、アキアカネ、

オオシオカラトンボ♀、アサギマダラ、ヒメギス、ツユムシ類、カマキリ、アマガエル シオヤアブ、ヤマカガシ、クサアオカメムシなど.

igakumiさんから何枚も写真を送ってもらった。ありがとうございます。

我が輩の写った写真は嬉しい。でも、なんと痩せたことか、何しろ病気前に比べ15キロ減った。

”ヤセガエル 負けるな一茶 ここにあり”でがんばるしかない。

続いて、市のAramaさんからも写真が届いた。生き生きした子どもたちの姿を追加した。

 

 


第4回「森で遊ぼう」の事前調査

2015-08-03 | 教育を考える

第4回「森で遊ぼう」の事前調査があった。

 朝9時、今日も猛暑が予想される中、先生方もお歳だ。予定のコースの散策路の林道は特に草刈りの必要はなく,コースを歩いて早めに終わるようにしよう。

沓掛峠は、それなりに虫たちにも会え、変化に富んだ良い林道で、子ども達も楽しい体験ができるだろう。

  茶屋跡

 金堀の滝 ウバユリ

 ハイイヌガヤ マタタビ Igaさん内職

T会長採取のカラスアゲハ♂を解説

 

今回のテーマ「昆虫ウオッチング」のプロデューサーとなり、計画した活動内容をコピーし先生方に説明した。

この際、テーマや「森で遊ぼう」の活動についての自分の思いもまとめた。

◎  「昆虫ウオッチング」活動のねらい
      「いろいろな虫を見つけて観察することにより、自然への関心を高める。」

 ・自然に親しみ → ・自然への興味、関心を高め → ・畏敬の念を抱き → ・自然保護・保全の思想を抱く。

将来、自然保護の考えに発展できるに、虫は良い対象だと思っている。

◎  「森で遊ぼう」の意義に思う。
        とかく書斎学習が多い学校を離れて、月に1回の自然の中での体験は何より素晴らしい。
    そこでの五感を総動員した数々の体験は、彼らに豊かな自然観を培うに違いない。
     藤村は人の世に三智があると言った。学んで得る智、人と交わって得る智、そして自らの体験によって得る智である。
     この自然の中での活動は、まさにバランスのとれた三智を養う活動だと思う。
     「森で遊ぼう」での、子ども達の生きいきした感動は、教室での書斎科学からは生まれない。

 ******** 活動スケデュール ***********  

  1.里山を歩く   【9:15 ~ 10:30 】    
                   (1)虫を見つける (採集)
                    各班、3~4人のグループに分け、いろいろな虫を自由に採集する。    →
                  (2)虫をよく見ながら採集する。 (観察)                              →
                    大きさ、形、色、どこで見つけたか、何をしているか
                 (3)思ったこと、感じたことを話しあう。(感想、疑問)
                   (4)調べる  (調査)                                              →
              2.各グループの発表           【10:30~   】
                 (1)グループ順にケースに集めた虫を紹介する
                        ↓ 気づいた特徴、どこで、何をしていたか。
                 (2)グループの発表について、先生方から気づいたことを話す
                     種名、特徴、発表の感想  など
               3.虫を放す    発表後、グループ全員でケースに捕った虫を放す
               4.まとめ         以下を話そうと思っている   【  ~ 11:15  】
                    (1)みんな沢山の虫を一生懸命集めた。よく観察できました。
                             →   虫(自然)への興味・関心を持とう
                    (2)いろいろな虫がいることが分かった。
                      (3)虫たちは何を食べているのかな?(質問)
                          → トンボを例にして写真や図で説明
                         → 1種類でも欠けると豊かな森は出来ない
                     (4)会津のチョウ・トンボ   絶滅危惧種について                  
               5.水辺で遊ぶ           【   ~12:00】帰路、金堀の滝へ寄り,自由に遊んでもらう。テーマ上、水生昆虫についても説明したい。                                                                                            

             駐車場へ戻り昼食        【12:15~12:45】

  *******************

              午後からは、四月末に植えたジャガイモ、カボチャの収穫をする。合わせて、種をまいたひまわりを見上げてもらおう。

            子どもたちの喜び歓声を上げる声が聞こえてくるようだ。

 採り頃のカボチャ 見事に咲いた

 本番は8/8、願わくば少し暑さが和らぐことを願う。


テーマ「昆虫ウオッチング」

2015-07-29 | 教育を考える


今度の「森で遊ぼう」は、テーマ「昆虫ウオッチング」プロデュースを担当する。

いろいろ悩んでいたが、T会長さんに沓掛峠を案内していただいた。近くに居ながら初めての道だった。

ネックは虫の少ないこと。田んぼ道を昨年計画した水生昆虫の小川までのコースを考えていたが、今日の調査でコースを変えようと思った。

山神社から峠道を歩いた。沓掛峠茶屋付近に案内板があった。この峠は歴史の通り道だ。一瞬、峠道を行き交う昔人の姿が見えた。

  

 

 途中、無数のバッタが飛び交い、オニヤンマが悠然と飛んでいた。

 チョウはクロヒカゲ1頭を見ただけだが、トンボが出てきた。アキアカネ、ノシメトンボ、ミヤマアカネ、そうだ、トンボを例にして虫の世界を話してもいい。

この道を歩きながら、子ども達が夢中になって追いかける姿を想像した。

オニヤンマ  スズバチ ツチバッタアカハナカミキリ

ときどき抜かる峠道には小さなカエルが飛び跳ねた。アマガエルに混じって、モリアオガエル?もいた。

いつも見かけるシュレーゲルの明るい緑色とは少し違う。体表のざらざら感もあった。

 モロアオガエル

峠のいただき近くに新しい作業道路が出来ていた。この辺りで採ってきた虫たちをグループ毎に発表してもらおう。

発表後は、よ~く観察した虫たちを放そう。

いっぱいの虫たちがそれぞれに関係しながら精一杯に生き、この豊かな森をつくっていることを教えたい。

 ボタンズル  ツノハシバミ

 ヤマブドウ

サルナシ アブラチャン

                                          

猪苗代湖から戸の口の流れが素晴らしい滝をつくっていた。金堀の滝だ。

  

この暑さであれば、帰りにはこの素晴らしい水辺で子ども達を遊ばせたいと思った。

そのあと分校跡へ戻り昼食、午後はジャガイモ掘りだ。

帰宅して、早速素案を練り直した。 事前調査は8/3、本番は8/8だ。

T会長さん、ご指導ありがとうございました。          2015.7.28

 


人の世に三智がある

2015-07-18 | 教育を考える

 

 最近の子どもたちは自然の中で遊ぶことが少ない。思えば孫たちもしかりで、下校後は水泳、ドッジボールの練習とほとんどそんな時間はない。

そのためか、子どもも孫もじいちゃんの願いもむなしく大の虫嫌いだ。

数年前からボランティアで小学生の活動「森で遊ぼう」に参加している。

とかく書斎学習が多い学校を離れて、月に1回の自然の中での体験は何より素晴らしい。

そこでの五感を総動員した数々の体験は、彼らに豊かな自然観を培うに違いない。

藤村は人の世に三智があると言った。学んで得る智、人との交わりから得る智、そして自らの体験により得る智である。

この自然の中での活動に参加しながら、まさに知に偏らず情と意とのバランスのとれた三智を得ることができる活動だと思っている。

ここで目にする子ども達の生きいきした感動は、教室での書斎科学からは生まれない。

折角の夏休み、子ども達にはもっと自然の中に飛び込んで欲しいと願っている。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

雨の一日、明日の「お祭り準備作業」の諸準備をした。

先日15日の例大祭にのぼり旗を奉納し、町内へのご加護をお願いした。

朝早く、そののぼり旗用の太い竹が届いた。明日翻る。

 

 


森で宝探し

2015-07-11 | 教育を考える

 先生方打ち合わせ 準備体操

今日はエコカル子どもクラブ、第3回「森で遊ぼう」があった。
天気に恵まれ、楽しい行事を終えた。

会長あいさつ

「嬉しいことがありました。このビオトープを作って6年目、モリアオガエルが卵を産んでくれました。」

 今日のテーマは「宝探し」、コースは南新道から旧滝沢峠へ抜け。舟石を通り分校跡地への森林散策だった。
 きれいな花       ・・・ウツボグサ、トリアシショウマ、オカトラノオくらいか。
   キノコ          ・・・みんな沢山見つけた。
  動いている虫     ・・・最後の峠付近の太いミズナラで、コクワガタ、キマワリをゲット
   ちくちくするもの   ・・・アザミの葉、タラの木、カナムグラ
  鳥の声、風の音、虫の声・・・蝉が鳴き始めていた
  クモの巣       ・・・いっぱい見つけた
  木の実        ・・・ドングリ、根と芽が出た藤の種をみつけた。
  大きい葉っぱ    ・・・クズ、フキ、ホウノキの葉など。
  赤い実        ・・・なかなかまかったが、桑の実を見つけた。
   黒い実        ・・・ようやく見つけたハナイカダ、黒い実を載せていた。
  穴の開いた木、葉・・・フキの葉
  良い匂い          ・・・サンショやウロモジを教えてもらった。
  すべすべしたもの ・・・ユズリハ
               見つける毎に、班長の6年にシールを貼ってもらった。

 

  

 

各班の班長さんから集めた宝物の紹介がありました。シールを全部貼った人(全員)に、ご褒美はキャラメル。

 

午後は、体験学習「たこづくり。」良い教材だ。
少し風が弱かったので、みんなそれぞれに走って完成したたこを揚げた。

  ◎嬉しいことがあった。
   ビオトープ脇の小川で、アマゴイルリトンボ♂を発見した。
   探せば近くで生息している場所があるかも知れない。
 
 ◎8月の第4回はテーマ「昆虫ウオッチング」
   プロデューサーなので、ちょっと心配。事前にサブの先生方と検討したい。
   ねらいは、・いろいろな虫がいることを知ってもらう。     (生物多様性)
          ・みんないることが豊かな自然であること。    (食物連鎖、森林生態系)
   小学低学年が多い。難しいことiいらない。いろんな虫が精一杯生きていること、掛け 替えのないいのちであることを知ってもらいたい。


第2回 森で遊ぼう 「野鳥を探そう。 笹巻きを作ろう」

2015-06-14 | 教育を考える

 

  昨日は「森で遊ぼう」(第2回)があった。最高の天気に恵まれ、前日の雨でみどりが一層美しい森で過ごした。

 この時期、地域ではいろいろなイベントが催されている。そのためもある?か、欠席者が多く、こどもの参加者は総勢20名、

 我が班は4名に保護者が1名、打ち解けた良い雰囲気での楽しい1日だった。

 到着して直ぐビオトープを覗くと、前日、池の端の草の茂みに見つけたシュレーゲルアオガエルの卵塊は一つだったが、今朝は3塊に増えていた。

また、昨日までなかったモリアオガエルの卵塊を発見し、嬉しくなった。

特に、池の周りに植林を続けてきたT会長さんの喜びは一入だったと思う。

カヤの葉上にカエルが眠っていたが、シュレーゲルか、モリアオか区別がつかなかった。
 

  

少し小振りのクロスジギンヤンマがさかんに産卵していた。

  

  

 受付前から、壕に入ってアカハライモリをペットボトルに獲っているこどもがいた。「よく観察したら戻してやるんだよ」と、優しく諭した。

  「今日は何か不思議なものを見つけてみよう!」と子どもたちに呼びかけ林道に入ると、まずクロヒカゲが迎えてくれた。

こどもたちが上翅にコブ状の隆起を持つシロコブゾウムシを見つけた。調査で見つけておいたキアゲハの幼虫も見た。

そして、モミジイチゴの実が完熟状態でみんなで美味しく食べた。

シロコブゾウムシ

林から抜けるとイチゴ畑におばあちゃん。みんな一個づつ赤いのを探していただいた。おばあちゃん有り難う。

野鳥を学ぶ計画だったが、目にしたのはヒヨドリ、聞こえたのがキビタキ、サンコウチョウくらい、でも最後にホオジロをゆっくり観察できた。

ひろばの周囲には八重のドクダミが多いことに気づいた。 

 

 涼しい風が吹き抜けるテントの下で少し早めのお昼をとった。

 午後は笹巻き作り。ひもの結びが難しい。我が輩も3年目だが、すっかり忘れていた。

 一人5つづ笹巻きを作った。これは家で煮てもらうが、の婦人会の方から出来上がった笹巻きをお土産にいただいた。

  

  閉会の講評はIga先生。沢山の葉を見せながら、最後は穴の開いたフキを見せ「これは何の葉っぱ?」・・・こどもたちはフキと答えた。

「この穴はどうしたの?」・・・「虫が食べたの」と答える。では「葉を食べた虫は、誰に食べられるの?・・・こどもたちは「鳥が食べる」と。

こどもたちは、〈みどりの意義と食物連鎖を分かりやすく聴いた。葉っぱと鳥が関連していることを知った。〉

  

清々しい一日を過ごして、帰宅後、安堵感が広がった。冷えたビールを一気に飲んでしまった。

 買い物にも行けなくなったと妻が嘆いたが後の祭り、ごめんなさい!。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今日は町内のUeさんの葬儀、代表して参列した。穏やかな、几帳面な方だった。

 立派な故人に敬意を表し、謝し、残されたものが精一杯の生きることを約束した。

 こうして1日1日、時が忙しく過ぎて行く。


今年も始まった「森で遊ぼう」

2015-05-10 | 教育を考える

 

 今年も「森で遊ぼう」に沢山の小学生が応募して、39名が決まった。

 きょうの第1回の参加者25名、他に保護者12人、未就学児5人だった。

 

今年から各テーマ毎にプロデューサーを決めて実施することになった。

8月の第4回「虫の観察」は僕が担当となり、今から心配している。

   
 
 開講式、諸注意、準備体操のあと、各自ヘルメットをかぶりのこぎりをベルトで巻き森へ入った。

今年は低学年生が多い。勿論の初めてノコギリを使う子がほとんどだった。

楽しく除伐作業を終え、基地を作った。

除伐木を並べ、その上に葉っぱ付きの枝を沢山敷いてみんなは入れるベットを作った。

子供の要望でみんなで屋根も作った。そして壁も。みな一生懸命、楽しそうに動いた。

  

他の班の基地のできあがりをきながら、広場のテントへ降りて昼食。

昼食後、本格的な雨のなか、サツマイモの苗を植え付け、ひまわりの種を蒔いた。全国で蒔かれ収穫されたヒマワリの種だ。

その後、養生しておいたサクラの苗木を植樹した。

大きく育て、きれいな花を咲かせろ。早く花見が出来るように育てと祈りながら作業を終えた。

 
 

今日も一日、純真な思いで行動する子供たちが素晴らしかった。

心は清く美しいと思った。子供たちには、そんなきれいな心で森の中で元気に遊んで欲しい。

そして自然からいろいろなことを学んで欲しいと思っている。      (2015.5.9)


雪の中の登校

2015-02-14 | 教育を考える


 毎朝7時半、小学生が地区の班別に登校する。
 短大前の町内道路は狭い上に交通量が多く、いつも事故を心配している。
 時間のあるときは、孫たちを市道まで送り、登校の長い列に声をかけている。
「おはようございます!」と元気な声が返ってくる。

 

 特に危ない神社の角とT字路だ。ここには毎日Kaneさんが交通安全指導をされている。
 雨の日も雪の日も、小学生の登校の列に声をかけてくれる。ありがたく、感謝している。
  また、今朝も雪降り、神主のHujiさんが子どもたちが歩きやすく除雪してくれていた。

   Kaneさん


 登校の子どもたちへの暖かい声かけは良いことだし、地域全体で見守っていきたいものだ。それが住みやすい町づくりの一端だろう。 
 そんな思いもあって、町内を代表してKaneさんに感謝状を贈ろうと思っている。

早速PCに向かった。

         感謝状                                                                              

             
 あなたは多年にわたり町内

 の交通安全指にあたり雨の

 日も雪の日も休むことなく、

 早朝の児童・生徒の安全な

 登下校を見守ってきました。

 ここにその労苦を称え

 深く感謝の意を表します

      平成27年 月 日

                                                    

(追)   作成しました。他に2件も(役員会で承諾してもらいます)                                                                                                                                                         


「森で遊ぼう」最終回

2014-10-12 | 教育を考える

   秋晴れの一日、金堀の「市民と共生の森」で子どもたちと遊んだ。
 年6回計画された「森で遊ぼう」の最終回、テーマは『緑を育てよう(2回目)』
  盛りだくさんのメニューで充実した活動が出来た。


 午前中は森で林業体験、小生Hoさんと1班担当で小学2~5年生8名、保護者4名、
 めいめいノコギリを手にあらかじめマークた木々を除伐した。

子どもたち一人で何本も倒した。春の体験がもの言い、上手にたくましく切ることが出来た。

引き続き遊具づくり、大人は思考をめぐらせ立派なブランコを完成させた。子どもたちはみんなで相談しながらアスレチックと称して倒木を組み合わせ遊んだ。

ほほえましい光景を見ることが出来た。

   

  次は、弓づくり、細竹にたこ糸で弦を張った。保護者の膨らませた風船を的に矢を放つ。林の中にパ~ン、パ~ンと音が響いた。あたった子は、会長さんからご褒美、アーモンドチョコを頬張った。

 
  林を下りて広場で昼食。持参のお椀にいも汁をいただいた。今年もの婦人会の皆さんが調理して下さった。感謝感謝だ。

  

昼休み、去年ムキタケの群生を見つけた高台からT会長さんと広場を見下ろした。

 子どもたちの歓声の響く山あいで、青空に飛び交うアキアカネの輝きを眺めながら、思いを巡らせた。

 そして、あらためて、この活動に誘ってくれたT会長さんにお礼を言った。

 

午後の部、火起こし体験、市販の舞ギリ式発火方で火起こしに挑戦した。

みんなが意欲的で、なんとか火を燃やしたい気持ちで取り組んだ。まず、全員の体験を優先した。

悪念も挑戦した火起こし、弾み車を上手に回すIくんとwくんが二人でがんばった。

白い煙が出てやがて黒い木の粉に火種が出来た。藁に移して・・・燃えつく寸前で赤い火種が消えてしまった。

昨年の雨のテントの下で悪戦苦闘したことを思い出した。

 最後は芋掘り、春に苗を植え付けたサツマイモの収穫だ。昨年は、苗がシカに食べられほとんど出来なかったが、今年は結構穫れ、みんなお土産に持ち帰ることが出来た。

  

 1年間のすべての行事が終わり、がんばった一人ひとりに子どもエコクラブの認証書が授与された。

 

昨年は、雨の中での同じ活動、今回は最高の天気に恵まれた。 あれから1年が経った。

おとなしい子、活発な子、興味を持つ子、消極的な子、みんなが仲良く楽しく遊んだ。

学校とは違った自然の中での活動は、子どもたちには掛け替えのない教えとなったに違いない。

また、小生も、子どもたちや指導者たちとのふれあい、これまで知らなかった世界で、いろいろな経験をすることが出来た。

また来年会いましょう。  2014.10.11

 


総合学習 「森で遊ぼう」

2014-09-15 | 教育を考える

 

 第5回のテーマは、「ハンカチの葉っぱ叩き染め」と「木工クラフト」と「河原の石のペインティング」と、充実した芸術教室だった。
 参加者: 子ども31名、保護者10名

  ●「叩き染め」
 周囲の葉っぱを見つけてきて、思い思いにデザインしてハンカチを染めた。そこに、多少の葉っぱについての知識を加味すればいいかと、少し要らない欲が湧く。たたき台のベニヤ板の上に新聞紙を敷く、そこに葉っぱを裏返しに置く、そしてハンカチ、ポリエチのシートを置いてカナヅチでひたすらたたくのだ。
 カエデなどは表をハンカチ側にむけた方が良いようだ。シダやモミジの葉の縁の細かいギザギザまでがよくハンカチに写された。水洗いして乾燥する。みんな、きれいに出来上がった。

 ●「木工クラフト」
 小生、いつものことながら、怪我の無いようにだけ気をつけて見守った。
 いつものように短い枝でエンピツ作り、欲しがる子どもたちにプレゼントした。
 11時を回る頃、雨となった。並べたテントの間から雨が漏れ、敷いたブルーシートも雨ぬれた。作業は終盤近かったのでよかった。すぐに公民館へ避難することにした。

  

 ●ストーンペインティング
 お昼を食べて、午後は前回川底から集めた石を使ってのペインティング。
 講師はYさん、「画用紙に描くように描いては駄目!」「石の形からイメージ!」と。
 小生、三角形の石を見つけ、磐梯山を描く。画用紙に描く絵になってしまう。 

    

 

 いづれのテーマにも、子どもたちはきわめて意欲的に取り組んだ。まるで、小学校の図画工作の授業のようだ。

  このテーマを膨らませると、素晴らしい総合学習が展開できると思った。
 かつての教材研究のテーマが浮かんできた。
 テーマが多すぎた嫌いがあったが、子どもたちにはかけがえのない体験となったと確信している。 
              2014.9.13


森の宝探し

2014-07-12 | 教育を考える

 

台風一過、晴天に恵まれた第3回の「森で遊ぼう」、今日のテーは、”森の宝探し”

2斑のリーダーを務めた。1年生から6年生の子ども6人、保護者3人のグループ、ベテランのSさんに助けられて楽しい1日を過ごした。

いつものように、開会式、諸注意、準備体操をして森へ入った。

わずか2.5km、分校跡地から南新道を下り、旧滝沢街道を戻るコースをゆっくり楽しみながら歩いた。

  

一人ずつ"森の宝物カードを首に提げて探して歩いた。

カードの宝物は、・きれいなはな  ・きのこ  ・きのみ  ・いいにおい  ・うごいているむし  ・チクチクするもの   ・セベスベするもの ・とりのこえ  ・おおきいはっぱ

見つけるとシールを貼ってもらう。 全部できたら”よくできました”のシールだ。

   

みんな意欲的だ。宝を見つけてはポリ袋に集めながら進んだ。 一つづつみんなで確認しながらシールをもらい、全員が”よくできました”のシールを貼った。

そして、ご褒美をもらった。 それぞれに個性豊かな子どもたち、皆真剣に”宝もの”を見つけた。

約2時間かけての散策の結果を班長さんが発表した。

  

昼食をとってから、春に植え付けたサツマイモの畑の除草をした。 一つ一つの体験が子どもたち一人ひとりのこころに重ねられていくことを思った。

子どもたちが草原で競ってカマキリを集めていた。仲良く、夢中で遊ぶ姿は素晴らしい。

与えられたテーマと共に、自らが主体的にあそぶ中から、より素晴らしいものが培われていく。

あらためて、難しい説明はいらないと思う。子どもたちが子どもたち同志で意欲的に取り組む姿を大切にしたいと思った。

 

 


ハイキングとちまき作り

2014-06-14 | 教育を考える

梅雨時の第2回「森で遊ぼう」のテーマは「ハイキングとちまき作り」
子ども31人、付き添いの父兄11名の参加だった。
午前中はササ採りを兼ねての散策だったが、ササは前日の準備で先生方が1300枚を準備しておいたので、ゆっくり林の中を歩いた。

【前日の準備  ササ集め  コースの除草の様子 】

   


  午前中は曇り空から少し陽が差したり、細かい雨が降ったりしたが、午後は強い雨も降った。

   

記念植樹の標識の木にはクマのいたずら跡が残っていた。  Honさんがクマ除けの花火を数発打ち上げてくれた。

  クマの傷跡                                    クロヒカゲ飛び出す                               マツの倒木にヒトクチダケ

      

所々でササで笛を鳴らしたり笹舟を造ったりして歩いた。ティータイム後は、カムフラージュで遊んだり、みんな楽しく無事分校跡地へ戻った。

難しい説明は要らない。自然の中で子どもたちとふれあい、自然の素晴らしさをいくらかでも感じ取ってもらいたい。


 午後は公民館と旧公民館と2グループに班に分かれ笹巻きを作った。

 1年ぶりだったが、ひも(スゲ)の巻き方が難しい。金堀の婦人会のお手伝いをいただきながら一人5つずつ巻いた。何とか上手に巻いた。

 閉会式を終えて、さらに出来上がったプロの笹巻きもお土産にいただいた。

 きなこの準備もあり、お迎えを待ちながら食べる子どもたちもいた。

     

上手に出来ました。                                  プロの作品(金堀の婦人会の方々ありがとう)

 

 昨年も何回か雨に降られたが、室内でのテーマがなかなか大変だ。
 自由奔放に動き回る子どもたちもいるが、1年間の経験がものを言う。 ならぬことはならぬで、上手に活動させたい。

 前回植え付けたサツマイモを見ると7割程度が葉を伸ばしていた。昨年はカモシカの害があったので、畑の回りにネットを張った。

 ジャガイモは花を付けはじめ生長には驚いた。秋には大きなお芋が穫れるだろう。

   

 第3回の7月のテーマは「宝探し」だ。和やかに楽しく過ごしたいと思っている。

 


俳句日本一

2014-03-12 | 教育を考える

 

孫たちの通う小学校は伝統的に俳句を熱心に指導している。

今年も立派な校内俳句集「いちょうの実」が届いた。

わが子も通った学校、57ページの立派なこの俳句集は第45号、1年生から6年生まで一人2句ずつの俳句作品が載っていた。

遙かに昔、子どもたちのころの記憶は薄れたが、最近は、夏休みや冬休み、ことある毎に孫たちと一緒に頭をひねっていることが浮かんできた。

何年か前、学校祭のPTA作品に応募したジイは、下手な俳句で最優秀の表彰を受けたこともあった。(自慢)

 俳句集の校長先生の「はじめに」には、全校生徒の活躍が書かれ、「一人ひとりの作品から伝わる、自然観や感性の豊かさに驚かされた」とあった。

また、「あとがき」には、国語科の先生たちの思いが載せられていた。「たくさんの俳句を作っているうちに、皆さんの頭と心が鍛えられ、感性が磨かれていきます。

いつの間にか、心の豊かな人に育っていきます。自然の不思議や素晴らしさに関心を持ち、美しいものを美しいと感じ、素敵なことを素敵だと表現できる人になっていきます。」

最後に、「この俳句集がずっと皆さんの宝物であることを祈っています。」と。実に伝統の宝物だ。

 今年のNHK全国俳句大会ジュニアの部で特選をはじめ25名が入賞し、学校大賞(日本1)を受賞した。

ちなみに選ばれた特選の作品は
うますぎる自分でほったばれいしょよ」(5年生のW君)

俳句集に孫たちの作品を見つけた。

 水をまく兄の背中に赤トンボ        萌香

 色づいたみしらず柿が待ち遠し      萌香

 
 夕暮れや鈴虫の音の子守歌       武琉 

 カモの群れ声高らかに水しぶき     武琉

 

五,七,五の短い詩、ときどき挑戦するが、なかなか難しい。

いっぱいの句を鑑賞する。そして何となく自分も詠めるような気もするが、なかなか読めない。

でも、いつも、ときどき挑戦したいと思っている。

 


もりの研修 第4期終わる

2013-11-17 | 教育を考える

 

振り返ると忙しい秋だった。、特にここ1週間、身体がよく言うことを聞いてくれた。
感謝!感謝!だ。

  もりの研修も、残りは来年1月、第5期の3日間となった。
この辺りで、これまでの全学習内容を整理したい。
今回の研修で、最も関心の高い「生物多様性」について、総括的に鳥瞰でき、今後の自分の取るべき行動がかなり鮮明になった。
健康に留意しながら、己をわきまえ歩いていきたい。


 今回の研修テーマは野外活動領域が盛りだくさんで、「応急手当と実践」、「キャンプの心得と実践」、「夜の森と星空の観察」、「野外活動の指導手法」
そして森林環境領域は、樹木医の講師による「私たちの自然公園」「郷土の緑の文化財」「都市の緑」のテーマ、いずれも意義ある内容だった。 

                *****************************************

初日、土湯まわりで行ったが、峠は数日前の雪が道路の両脇に残っていて、一カ所路面凍結箇所で滑ったようだった。

朝のを浴びた薄化粧の磐梯や吾妻小富士が美しかった。

土湯峠を下りはじめたところで左後輪に違和感があった。すぐに止まってタイヤを点検するとボルトがゆるんでいた。危ない!危ない!

 朝8時 叔父ヶ倉から

 土湯道の駅から 吾妻小富士


久々にレクチャールームに入った。レクチャールーム全面に落葉の候、静かに1年の巡りを感じた。久々の講義に、新しいことを学ぶ喜びを実感した。

  

2日目のナイトハイク、夜空を見上げるのは何年ぶりだろうか。
基本的なことを学んだが、夏の大三角、こと座ベガ、はくちょう座デネブ、わし座のアルタイルを確認した。明日が満月、煌々とした明るさは星座を見るには最悪、スバルも見ることが出来なかった。また、地球の自転、公転以外の2つの動き(たいしゃ、向点)については知らなかった。双眼鏡で見る鮮明なお月様に感動した。全天に星座は88個、福島で見られるのは70くらい、星座と神話の勉強をしてみたいと思った。

3日目、午後、小春日和の快晴のもと、落ち葉を踏みしめながらのフィールドワークは印象に残った。今回の研修も、あらためて、自然の中に飛び込んで学ぶ意義を再認識、子どもたちにも自然の豊かさ、不思議、荘厳さ、愛おしさを感じてもらいたいと痛感した。

 

  

フィールドワーク                                       クモの巣                                  目隠しハイク

 

  

マユミの実                                      葉っぱでの創作作品            夜のプログラムのためコテージに1泊

**********************************************

赤磐梯

 来週末、共生の森の会のボランティア作業がある。これで今シーズン最後、長い冬を迎える。雪の季節の過ごし方を考えている。

 


森で遊ぼう 最終回

2013-10-12 | 教育を考える

 

 天気予報は当たり、あいにくの雨になってしまった。

少しの雨ならできたであろうが開会式の前に本降りになった。残念ながら、赤松林での除伐体験と、遊具を作って遊ぶメニューは中止になった。

会長さんや指導の先生方の臨機応変な対応で、急きょの作戦、楽しい時間を過ごすことができた。

まづ、民館脇の空き地にブルーシートを敷いて、午後に予定していた火起こし体験をした。市販の舞ギリ式の発火具で挑戦した。

子どもたちはたいしたもの。コツを覚えると舞ギリを上手に回していた。

我が輩もがんばった。上手にできた種火を大事に育てたが、もう少しのところで消えてしまった。

続いて、会長の準備した手作り弓矢で風船割りに挑戦した。みんなくまいきでがんばった。

  

お昼は、金堀の婦人会の世話になり芋汁をいただいた。薄味噌と醤油たれ、ふんだんにキノコが入り大きく切った大根、里芋、豚肉、こんにゃくに 、ネギが浮かんでいた。

みんなおかわりをしておいしくいただいた。ごちそうさまでした。

 午後は,Honさんの準備してくれた葉っぱのプリント・ラミネートだ。

 

指導のメンバーはそれぞれに室内でできるメニューを準備されていて感心した。今後、雨降り時のメニューの事前企画も大切だ。

午後2時、終了式では子どもたち一人ひとりに「森林エコ・カル子どもクラブ」認定書が渡された。

初めて見る認定書には「森林のはたらきや大切さ 自然のなり立ちを知るとともに 季節の変化を楽しみ 元気いっぱい活動したことを認めます」とあった。

子どもたちはかけがえのない体験をすることができたと思う。

   

********************************************

  常々、子どもたちにはもっと自然に親しむ機会が必要ではないかと考えていた。

 ふとしたきっかけで、春から秋まで、5回にわたり子どもたちと森で遊ぶ体験をすることができた。

  林の中で風の音を聞き、落ち葉に埋もれる。

 子どもたちが五感を通して自然に触れた体験から教えられることは計り知れない。

 藤村は「人の世に三智がある」と言う。学んで得る智、人との交わりから得る智、そして自らの体験により得る智である。

 いま、子どもたちは放課後も塾通いや習い事、スポーツクラブなどで忙しく、自由時間もテレビやDSゲームに夢中、

 子ども同士で遊ぶ時間はほとんどない。

 社会の変化が子どもたちを遊びや自然から遠ざけていることを大いに反省すべきと思う。

 生き生きした感動は机に向かうだけでは生まれない。

 自然に親しみ、遊びを通してこそ、自然との関わり方や豊かな感性が育まれるに違いない。

 ************************************************

  T会長のお誘いを受け参加した共生の森の会の諸先輩には大変お世話になった。ありがとうございました。

  来年も、足手まといにならないようにしながら、子どもたちと森の中で遊びたいと思っている。

  まずは、元気で遊べる体力、健康に気遣って、来シーズンを迎えたいと思っている。