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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ウスバシロチョウ 黒化型を探す

2021-05-24 | 自然観察

近くの、自称”ウスバシロの楽園”へ。

木漏れ日にかなりのウスバシロチョウが舞っていた。

交尾中の姿もいくつも見た。相手を探したり、もう産卵行動のような動きも見た。

今日の目的は、黒い個体を探しに行った。

各種図鑑には、日本海では黒色鱗の発達した個体が多いとある。

たしかに、いつも、黒化した個体を見かけていた。

ウスバシロチョウの黒化異常型については何度か書いている。

拙ブログ「黒化異常 ウスバシロチョウ」2018-05-24 には、

「黒化の原因は、積雪による温度の違いと言われてきたが、累代飼育によりどうも安定した遺伝形質であることがわかった。」とある。

また、黄色型と分類する資料もある。
 (参)https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/b333646b4fc494430d936394c6166942?fm=rss

以下は、今日見かけた黒いウスバシロチョウ。

ふつうの個体 少し黒い

  かなり黒い 

  交尾

驚きの光景に出会った。1頭のメスに3頭のオスが見える。メスはかなり黒い。

    4頭いる

 

ウスバシロチョウは卵で冬を越すので、食草に産み付けることはない。

食草のムラサキケマンの近くの木や石に産卵する。

是非、卵を見つけてみたいと思っている。。

産卵の仕草を見かけているので、卵を見つけてみたい。


ホシミスジの前蛹

2021-05-23 | 自然観察

              晴れてほしい! 夕方、滴が溜まって蛹化が心配 

秋、雪の降る前の幼虫を観察していたが、雪が消えて探すも見つからずがっかりしていた。

そんな矢先、別の離れたユキヤナギに1頭、コデマリに1頭のホシミスジの幼虫を発見した。

毎日観察しているが、今朝幾分小さいユキヤナギの幼虫の前蛹体を発見した。

数日の雨に濡れていた。

 5/23朝  

 5/22昨日  5/13

  5/10    5/8

6月末には庭をスイスイ舞うだろう。

無事に蛹化して、羽化までの記録を撮りたいと思っている。

    ************                           
             
 (参)拙ブログ 「ホシミスジ羽化」   2019-09-09 
      https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/97041e2c07f08e34483b35ba9baa0d22
 (参)拙ブログ「 お待たせしました。嬉しいホシミスジ初見」  2020-06-07
    https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/e134b71c7f53824bf209e5dd7f523504
 (参)拙ブログ 「庭の家族 ホシミスジ」    2020-09-25 | 自然観察
      https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/62da46134f7628101a642536244e1fa3
 (参)拙ブログ 「ホシミスジ幼虫の成長を見つめる」2020-12-09
      https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/f5a73d792e61c1eda5a3f9194926c542  


ムカシヤンマ 羽化 訂正します。5/26

2021-05-20 | 自然観察

午前中は穏やかに薄曇り、そろそろアマゴイルリトンボの発生、小1時間出かけてきた。

エゾに次いでオゼイトトンボが出始めた。

オゼ未成熟エゾイトトンボ

オゼイトトンボ

 

昨年より10日も早く、田んぼの畔の流れに羽化直後のムカシヤンマを見つけた。

例年は6月初め、いつも慣れっこいムカシヤンマに合うのを楽しみにしていた。

隣の草には抜け殻が付いていた。

思いのほか小さく感じたが、複眼も斑紋も未成熟だったが翅胸前面の4角形の模様で断定できた訂正します

 訂正:5/26、Macromidiaさんからコメントで指摘いただきました。ムカシヤンマではなく、シオヤトンボの♀のようです。

  参考までに、 以下に当日採取した幼虫抜け殻を載せます。

  体調も20㎜ほどで小さすぎます。ムカシヤンマは30㎜ほどあります。

  いつも見かける生育環境とは全く違っていたのに、ムカシヤンマが頭にあり、つい見つけた喜びが先走ってしまいました。

  Macromidiaさんありがとうございます。

                                                          シオヤトンボ幼虫(抜け殻)

そのうち、成熟した人見知りをしないムカシヤンマに会えると思います。また書きます。

 

  サラサヤンマ  コサナエ

シオヤトンボ♂  ♀

  ニホンカワトンボ無色翅型  橙色翅型

さわやか飯豊 チゴユリ

少し黒い

朝のひととき、あちこちに吸蜜に熱中

体色変化が著しい 金属光沢のスゲハムシ  

     青色♂と黄金色♀のペア

  カワゲラの仲間

一瞬の小さな自然を楽しんだ。


梅雨間近

2021-05-19 | 自然観察

近畿・東海地方まで梅雨入り宣言があった。

どんよりした曇り空に、ちょっと里山を覗いてきた。

   

飽かず眺める筒状タンポポ

  

     

   

     

   

 

コンロンソウにスジグロシロチョウ

 

  トチ   オドリコソウ

 

  

  コジャノメ ヒメウラナミジャノメ

 田の畔で サギゴケ、トキワハゼ、カキドオシ、ウマノアシガタ・・・
      コガタルリハムシの幼虫

徐々に仲間が増えている。

今日も、それぞれに、生き生き精一杯のいのちを見た。 

いつも同じ思いだ。

それぞれをゆっくり見つめてみたい。

 

 


新緑の花

2021-05-16 | 自然観察

”リンゴの花が~ 咲いていたよ~” 思わず佐々木新一の歌謡曲を口ずさんだ。

新生エゾイトトンボ、コサナエ、トラフトンボに出会った後、Hayaさんにご挨拶をと思って立ち寄った。おられなかった。

     

 黄色いウコンザクラ ツクバネウツギ 

ミツガシワの群生する貯水池がある。この時期美しく素晴らしい。

   

シマヘビ アオダイショウ泳ぎが得意

わきを通るたびに立ち寄り眺める筒状タンポポ。

        

 レンゲ咲く

 カワトンボ舞うせせらぎ   ヤマツツジ燃える        トチの花    ヒメシャガ 

青木山や坂下、幾ヶ所かのヒメシャガも咲き始めたことだろう。

夏も近かずく八十八夜というが、立春から数えて88日目、今年は5月1日だったようだ。

また、昨日、気象庁は九州北部、中国地方と四国が梅雨入りしたと発表した。 例年より、3週間ほど早い梅雨入りだ。

梅雨の合間を見ながら、お友達に会いに行こう。

6月初めの、なつっこいムカシヤンマとの再会が楽しみだ。

 


新生トンボ

2021-05-13 | 自然観察

新生トンボはシオヤトンボ、次はヨツボシトンボに続いてコサナエ、カラカネトンボ、ニホンカワトンボそれにトラフトンボだった。

また、エゾイトトンボも出始めた。

今日出会ったお友達は、思い出しながら

エゾイトトンボ、ヨツボシトンボ、コサナエ、シオヤトンボ、カラカネトンボ、ニホンカワトンボ

           

                     

           

    

 

   

     

 

チョウは、ルリタテハ ヒオドシチョウ、アカタテハ、ベニシジミ、スジグロシロチョウ、ルリシジミ、ウスバシロチョウ、ツマキチョウ

サカハチチョウ、トラフシジミそれにヒメシロチョウ、ヤマキマダラヒカゲといったところ。

 

 

  

         

    

      

精一杯に生きている虫たちの健気さを痛感している。

レンズを通して虫たちのとの思いを共有している。

 


ウスバシロチョウ乱舞

2021-05-08 | 自然観察

                                                                         

ヒメシロの里でウスバシロチョウを初見した。

昨日は、自称ウスバシロの楽園では、まだ発生していなかった。

今年は3月一時気温の高い日が続き、桜の開花が早かったが、

すべてが早いわけではないようだ。

ここへきて自然界はおおむね例年並みに変化していると思う。

羽化したてのウスバシロチョウは強い風に飛べず、じっと耐えていた。

元気なヒメシロチョウも風に遠くへ飛ばされていく。

風が弱まり陽が当たり始めると、あちこちウスバシロチョウの乱舞が始まった。

   

     

    

 

ヒメシロの里でも、昔発生の多かった原っぱでは少なく、やはり除草も必要と思われる。

  

産卵は、ごく小さい新芽を見つけている。数頭の産卵を観察した。

  

 

   

   

オドリコソウも咲き始めた。白いのとピンクの花もある。

 

田の畔ではオツネントンボが産卵中だった。

♀ ♂シオヤトンボ

今日も小さな命の感動をもらった。 少し疲れも出てE、F地点へは寄らずに帰宅。

まずはウスバシロチョウ初見の報告まで。


新緑の庭で

2021-05-07 | 自然観察

天気がはっきりせず、庭の緑を眺めた。

いろいろな発見があり、楽しかった。

新しい発見・・・、まずはホシミスジの幼虫を2頭見つけた。昨年秋に観察していた個体よりはるかに小さい。

  

次に、暫く気になっていた葉はクリスマスローズだった。今咲いているところからずいぶん離れたところに見つけた。

また、こんなところにトキソウが・・・。確か昔Yukiさんから頂いた鉢植えを地に下したもの。蕾が3つある。

   

もう一つ、庭で見たことがなかったコツバメがユキヤナギの花に吸蜜、暫らく庭に滞在していった。

 

庭の自然で大満足の1日だった。

 


ヒメシロチョウを救いたい

2021-05-07 | 自然観察

 5/6 「昔のヒメシロの里」では、ヒメシロチョウが、三々五々穏やかに舞っていた。

(参)昨日のブログ

しかし、今シーズン所見が4/11だった市内唯一の生息地の土手では、今日も見かけることはなかった。

見かけても1~2頭、同じ個体だろう、見かけない日が多かった。

夏型の出現は期待薄だと思っている。

土手には、チョウ自体が少なく、ベニシジミ、ツバメシジミ、モンキチョウなどわずか。

そんな中、これまでになく、ジャコウアゲハ春型が結構目についた。

   

             

 

夕方、ウスバシロノ森へ、コンロンソウが満開、マムシグサが育った。

 ミヤマセセリ 

   ほとんどがエゾタンポポ

      

 ツマキチョウ ♂  もう少しで咲きます イカリソウ

   コンロンソウ  クリの虫こぶ   カラシナ

マムシグサの仲間は区別が難しいが、仏炎苞(ぶつえんほう)が紫色のものをムラサキマムシグサ、緑色のものをカントウマムシグサという。

  ムラサキ  ミドリ   

ウスバシロチョウも間もなく姿を見せてくれるだろう。 (2021.5・6)
                           


ヨツボシトンボ大発生

2021-05-05 | 自然観察

今年の連休は天気が悪いが、昨日は快晴、半年ぶりにF地点へ。

春一番のヨツボシトンボと、オツネントンボの産卵シーンが見られればと思った。

まずは、昔のヒメシロの里へ寄った。

三々五々のんびり舞い、♂が口吻を伸ばしての求愛行動をしばらく見つめた。

緩やかな飛翔だ。 

 

  

     ♂    ♂

  求愛行動

 スジグロシロチョウ  ミヤマセセリ♂

  アカタテハ

ウマノアシガタ 

 ツボスミレ  スミレ

オドリコソウ 

オニグルミ雌花 ヒュウガミズキ サンシュウ ツジも咲き始めた

    ボケ開く   クロモジ

  クヌギ   コブシ

カラマツ新芽  ウワズミズサクラ

途中の田の水たまりには、大きなオタマジャクシが群れ、マツモムシも背泳ぎをしていた。

おぼれているヒメツチハンミョウを救った。時々見かける有毒物質を分泌する要注意昆虫だ。

        ヒメツチハンミョウ

ホソミオツネントンボ、オツネントンボが連結産卵中だった。

 ♂   

オツネン ホソミオツネン

飯豊連峰  ヤシャゼンマイ

池近くへ行くと、ヨツボシトンボの大発生だった。

羽化化直後らしく、羽がまだ輝きあまり飛ばずに止まる。

♂   ♀  ムラサキマムシグサ

ヤナギにオビカレハ 麗し飯豊  

日一日と夏に近づく。

 


突然の雷雨 短時間で撤収

2021-05-03 | 自然観察

晴れ間に誘われ、昼前に初トンボF地点を目指し出発。

ちょっとヒメシロの里へ寄って。

気温が低く、少し風も出てきたが、あちこちで白いチョウが舞っていた。

数か所で求愛行動や吸水シーンもとったが、雲行きが怪しい。

大きな雷鳴がとどろき、束の間に空も暗くなり降り始めた。

午後の降水確率は70%、F地点へは取りやめ、激しい雨降りにワイパーを付けながら帰宅した。

  

  吸水 おなじみの求愛行動

止まっているだけです。 

 

4日は久々に晴れマーク、そろそろトンボに会えるかも・・・。 (2021.5.2)

 

 


今日も又 絶滅を心配して通う

2021-05-02 | 自然観察

ヒメシロチョウが危機的状況にある。

例年より雨が多く、風の強い日が多かったようだ。

晴れた日には、状況を見になるべく顔を出したが、この春の発生は極端に少ない。

いつも心配してブログに書いた。

発生もピークを終えたと思われるが、目撃は1,2頭、まったく見ない日も多かった。

もちろん、産卵場面などは見ることはなかった。

今日はヒメシロは2頭だった。

  カラスノエンドウに

      

ヒメシロは寂しいが、今日はうれしいことがあった。ジャコウアゲハ(春型)を初見した。

2年前から刈り残してもらっているウマノスズクサに、大量の幼虫が育った。

多くは秋口の一斉草刈りでやられてしまったが、この故郷の土手を元気に舞っていた。

今後の発生を期待している。

  春型♂

エゾタンポポ綿毛が飛び始めた。

 エゾタンポポ

この土手にも少し白い部分が少ないが、オクウスギタンポポが1か所に、3株ほど咲いている。

 

 

ツルフジバカマの芽も十分伸びたのに・・・。

6月の夏型を心待ちにしたいが、とても心配だ。

 

(2021 5/1)


筒状花タンポポを探す  初トンボ

2021-04-29 | 自然観察

 

午前中、約1時間、筒状の花をつけるタンポポを探しにタンポポ畑を歩いてきた。

畔や土手一面に咲き始めたタンポポ、それぞれに集まるハナアブを楽しんだ。

やはりこの場所一帯は筒状花らしきものが多い。

初めて見つけたのは3年前か。大発見と思った。新聞にも載った。

もう少しいろいろ調べてみようと思いながら、なかなかできないでいた。

(参)  拙ブログ「 筒状タンポポ 参考写真」2018-05-21 | 自然観察
  https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/a340a30ab33c12425015b0f53aecfd05

今日よく見てみると、雑種タンポポのように総苞がめくれていた。

 

 

エゾタンポポ雑種タンポポ

訪問者多数。

         

 

これは少し飛び方が違う。触角が長く好んで止まるのはヒメオドリコソウ。アブでなくハチの仲間だろうか。

 ニッポンヒゲナガハナバチ

出合った筒状花らしきものを載せる。 

    

 

   

 

    

曇り空で夕方近くで大きく開いていないが、数日前つぼみだったオクウスギタンポポも咲いていた。この土手には3株。

        

きょう初のトンボを見た。やはりシオヤトンボ(未成熟♂)だった。

  

ウスバシロノ森へ寄った。すでにムラサキケマン満開

    

 トチノキも蕾をつけている  すでにの綿毛が林立する土手も  

どこを歩いても、タンポポばかりが気になる。

この連休は天気が良くないようだ。

晴れ間を見て近間を楽しみたいと思っている。

 

 

 


ギフチョウ健在

2021-04-29 | 自然観察

                                                     

峠道の杉林には、いつも県外からの採集者が何人もいた。

町長への投書欄に現状を書いて訴えて10年にもなる。

5~6年前の町の天然記念物に指定され、採集者は減った。

恒例の春先の撮影で、採集者に会うことも少なくなった。

今年は春が早く、早くギフに会いたいと3度目の訪問だった。

これまで2度は、峠道はまだ残雪で通れなかった。

山道はカタクリが終わりに近かったが、ところどころに雪が残っていた。

今日は、ギフチョウとスギタニルリシジミに会いたかったが、運よくギフに出会えた。

普段は、カタクリへの吸蜜場面を撮らせてくれたが、時期は少し遅い。

彼女たちはコシノカンアオイへの産卵の時期だった。

おにぎりをほうばっていると、足元にギフチョウが飛来し、落ち葉に止まった。

   

               産卵姿勢  ↑

  

暫らくカタクリの葉を確認しながら低く飛んでいた。

足元に注意すると、ところどころに食草コシノカンアオイが生えていた。

     

  コツバメ   イオウハシリグモ 

  虫食われ花びら

 8枚の花びら発見2株

 (参考)昨年は9枚を見つけた。

 【カタクリ】花弁9枚ある「カタクリ」発見! 西会津の杉林に珍しい花 2020年05月05日
      https://www.minyu-net.com/flower/spring/FM20200505-484037.php

  エンレイソウ  アズマイチゲ キクザキイチゲ 

オオバキスミレ イワカガミ咲く 

キジムシロ  ヤマエンゴグサ

 

   ミヤマカタバミ  イカリソウ

 

最近、老齢だろう平衡感覚に心配な面がある。

疲れもあり無理せずに、いつも訪ねるポイント2か所で我慢した。

また来春、感動をもらいたい。(2021 4/27)

 (参) 拙ブログ 「 ギフチョウ、ヒメギフチョウのこと」 2020-04-27 | 昆虫
     https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/028718d4d4a7aaf099f235566c924903


初チョウ

2021-04-28 | 自然観察

一斉に春の命を見るようになった。

ツマキチョウ、トラフシジミは今年初めて見る春のチョウだ。

  

 

  モンシロチョウ 

 スジグロシロチョウ庭で給水

 ツバメシジミ 

 吸蜜 産卵 カラスノエンドウ

 

ルリシジミ♂  ペア

 

   

土手のタンポポ。一つ一つ総苞を確認、変わった咲き方や、花びらを写す。  

エゾタンポポ 

セイヨウタンポポ 雑種

今日も土手のヒメシロは見られなかった。 絶滅の危機だ。落胆の日々。

以下はヒメシロの里で。

 ヒメシロチョウ求愛行動     

 

何日かの撮影分をまとめた。

皆、精一杯の命を生きている。