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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボを初見

2021-07-01 | 自然観察

会津は梅雨の中休み、昨日と今日は時々晴れるとの予報だった。

あいにく風が強かったが、出かけることにした。

B地域の田んぼの素掘りの水路、狭い範囲だが今年もモートンイトトンボが発生していた。

数日前、ここでアマゴイルリトンボ撮影。前にも見ことがあったが、わずかだ。

モートンイトトンボは未熟な♀が多かった。

♂は胸はまだ黒いがきれいになった。羽化にちょっと失敗か、お腹が折れて個体がいた。

 未成熟♂ ♂ 

珍しい光景を見た。モートン♀お腹にヤゴの抜け殻がくっついたまま飛んでいた。

濡れていないのに、どうして付いているんだろう。

♀  

風が強く避難中のようだ。ウラギンヒョウモンの交尾態

 

ここで斑紋の変わったルリシジミと思いきや、2列の黒条からウラゴマダラシジミだった。

この辺ではあまり見かけないが分布が北上しているようだ。

  参:ルリシジミ

j地区ビオトープでモリアオガエルの卵塊を見に立ち寄った。

卵は約1週間で孵化し、降雨時に泡と共に下の止水域に流れ落ちるらしいが、まだで、

濃い黄色に変色し固まっていた。雨が降ってほしい。 新しく水面近くに卵塊が、シュレーゲルアオガエルだろうか。

 

広場のアザミにウラギンヒョウモン、キアゲハ、オオチャバネセセリが吸蜜。

   

クロヒカゲ 斑紋異常か

シュレーゲルか キジの親子に遭遇 

今日の目的のチョウトンボの池へ移動。羽化後は水を離れ林の中をひらひら日光浴。

  

コサナエが少なくなり、ショウジョウトンボ、オナガサナエ、コシアキトンボが出始めた。サラサヤンマも元気にホバリング、マユタテアカネは初見。

       

林間の道には、モノサシトンボが大量発生、アマゴイルリトンボもすっかりきれいに。

♂ ♀ ♀ アオイトトンボを初見一瞬コバネ? まだ数週早い

アマゴイルリトンボ

 ♀ 

最近、かなり体重が減ってきた。入院時を除き、最低体重だ。

これ以上痩せられないと思いながらも・・・。ここへも寄ってみようと。

6月が終わった。今年度2回中止となった「森で遊ぼう」が始まる。

健康に気を使いながら、もう少し頑張ろう。    (2021.6.30)

 

 


裏磐梯五色沼 自然観察

2021-06-26 | 自然観察

昨日、H中学校の自然教室に、ピンチヒッターで講師を務めた。

裏磐梯五色沼、仲間の集合時間7:30,1時間を見て6時半に家を出た。

五色沼は何年ぶりだろうか。前日かなりの雨ふりで心配したが、快適な晴天に恵まれた。

生徒が到着まで、仲間と打ち合わせをした後、清々しい朝の林を歩いた。

相変わらずの美しい沼越しに、裏磐梯の山容を眺めた。

るり沼  青沼

元気な生徒8名を担当。目につく植物の細かい名前よりも、目の前の大自然の美しさを感じてほしいと思った。

1888年7/15午前7時半、磐梯山の水蒸気爆発、付近の村人477名がなくなったという。

岩雪崩で五色沼が形成された。湖沼群は強酸性から中性、金属イオンの化合物等による色の違いなどを説明。

ごろごろ埋まる輝石安山岩の探勝路を楽しく歩いた。

 柳沼 青沼

静かな湖畔の林は植林された樹齢100年を超える赤松が多く、湖岸はヨシに覆われている。

目につくクジャクが羽を広げたようなクジャクシダ、木々に巻き付き可憐なツルアジサイ、見事な白い花序を付けるヤグルマソウなどを観察した。

  みどろ沼

途中、アマゴイルリトンボのオス、メスに会い、少し詳しすぎる解説となった。

  

時間が押していたので、途中でバスまで急ぎ足。

お別れの挨拶の後、生徒たちは駐車場周辺でお昼ご飯となった。 

新潟県からの小学生もいたが、すれ違う登山者は少なく、じっくり五色沼の林を堪能できたようだ。

生徒たちには、これからも少しでも自然に関心を持ってもらい、将来の自然保護の思いにつながればと思っている。(21 6 25)


モートンイトトンボ ハラビロトンボ

2021-06-24 | 自然観察

近間の田んぼと池をのぞいた。モートンイトトンボもだいぶ成熟していた。

数日前に、ショウジョウトンボのオスを初見した。

Ⅾ地区でモートンイトトンボを初見したのが、6/18、あれから1週間にもなる。

その時、ヒメシロチョウ夏型も確認できた。

いろいろあって、写真の整理が遅れた。

以下、モートンイトトンボとハラビロトンボの成熟までの変化。

      

特徴オスについては、昨年同場所で珍しい個体を見つけた的な三日月状の眼後紋が切れていて,4つみられた。

(参)拙ブログ「珍しい発見 モートンイトトンボの眼後紋」 2020-07-03 | 自然観察
     https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/42b8b2ac7f740f986b30437f5d10f0a2

 大発見と思い、このことを専門家に尋ねたが回答はなかった。

これからも、また見つけられないかと探しながら観察したい。

♀  未成熟 黄橙色  → ・・・・・・・・・   → 成熟 緑色へと変化   

      

      成熟すると腹部に黒色

他には、キトンボの発生、オゼイトトンボのペア、シオヤトンボのシオヤトンボ交尾を見た。

   

 ショウジョウトンボ♂ 産卵

                  

 シオカラトンボ♀羽化直後

思わぬところで、アマゴイルリトンボを見つけた。(NAGA地区 KANA地区)  

 

ハラビロトンボ♂の体色の変化を整理をしてみた。

羽化直後  

   成熟♂

 成熟♀ 産卵中

畔道で、死んでいた。どうしたのだろうか。 標本にして保存した。

    表      

 

陽が差したかと思うと、ぽつりぽつり、遠くで雷音が聞こえた。

「森で遊ぼう」のビオトープにも、すでにモリアオガエルの大きな卵塊が3つ、いつものメグスリノキの枝に。

いつか撮った、産卵中の光景を期待していたが、気を逸してしまった。

明日は自然教室お手伝いで裏磐梯へ。ちょっと張り切りすぎ注意!  (最近のまとめ)

 

 

 

 

 

 


土手のヒメシロチョウ

2021-06-23 | 自然観察

H小学校の蓋沼自然公園での「自然観察」が突然中止になった。

7時には出発し、午前8時にはスタッフ全員がそろった。事前打つ合わせを終え、遊歩道の下見を済ませ児童たちのバス到着を待っていた。

仕方ない。学校側で突発的な事情があったようだ。

準備した花炭制作の材料を物置に戻し、しばらくぶりのお茶会で談笑。

************

以下は下見で撮った写真

シナノキ ホタルブクロ咲く

 ウラギンヒョウモン産卵中

こちらはクモガタヒョウモン。日向ぼっこ。

   

途中で、立派な新しいクマのふんを見つけた。丸い一粒は、桜の実のようだった。

それ前に道路沿いのウワミズザクラに、クマの痕跡を見つけた。

 

どくだみの花びら【 】

普通4枚  5枚3枚(一枚がまだ開かず)

ヤマボウシ満開 ピンクもあるのか?  

  

 。

**********

帰路、土手のヒメシロチョウの様子を見に寄った。

絶滅を心配していたヒメシロチョウ夏型が発生した。

わずか2~3頭だが、モンシロチョウかと思わせるほど元気に飛び回っていた。

産卵する姿も見ることができた。まずは一安心だが、期待できない。

嬉しかったが、これからを思うと切ない思いだ。

春型の数は極端に少なく、5月に一斉除草もあった。どれくらい発生するかを見守りたい。

ここで立ち止まり、河川事務所に協力してもらい、除草の在り方を検討したい。

  

  

 

数年前から刈り残してもらった土手のウマノスズクサ。ジャコウアゲハ3令か。

土手の「啓蒙看板」また作らなければ。

 

 クララに産卵

今日も、いのちの営みに感動の一日だった。            (2021.6.22)

 


成熟したモノサシトンボ 

2021-06-17 | 自然観察

未成熟でオスもメスも分からなかったモノサシトンボが色づいてきた。大量発生だ。

メスには黄色タイプと水色タイプがあり、オスには黒化個体がいる。

ここでもいずれも見られるので、また探してみたい。

 

  

アマゴイルリトンボは、前より斑紋がすっかり青藍色になって、複眼もきれいだ。メスが少ないようだ。

   

 

    

 オゼイトトンボ 

   

ショウジョウトンボ出始める

方々でサラサヤンマホバリング

   

こちらはコシアキトンボ お城では水面で見ることが多いが、ここは山道

 

クララ蕾見え始める   アオヤンマ

 ヤマキマダラセセリ スジグロシロチョウ

ルリシジミ   郷愁覚える 桑の実

 

今日はヒメシロチョウに夏型の発生状況確認と、モートンイトトンボが目的だったが、

次のポイントへは行かず、帰宅した。

午後雷の予報で雲行きも怪しくなり、それより、ワクチン接種の影響か、何となく身体がだるかった。

 


体調不良 自然観察教室 休む

2021-06-15 | 自然観察

 

 数日体調を崩し、昨日、今日当番予定だったN小学校の自然教室を休むことにした。 

楽しみにしていたので残念でならない。


  《 辛い病状 備忘録

どうもコロンワクチン接種の副作用のようだ。  

ネットで情報を集めると、いくつも共通の症状があった。間違いないだろう。

これらはいわゆるアナフィラキシーという症状で、接種後は、短時間で症状があらわれるとある。

6/9に2回目の接種を受けた。僕の症状は4日~5日経ってから出たことになる。

翌日は腕や足に数か所に蕁麻疹と思われるかゆみが出た。多少の足が重く、倦怠感を覚えた。

ところが、接種後4日目、6/13朝、多少のめまいを覚えて血圧を測ると、83/55と異常に低かった。

ときどき計測するも、夕方まで100を超えなかったが、夕食後、寝る前にはほぼ平常まで戻った。

その後悪寒を感じたりしたが、熱は36.8℃より上がることはなかった。

昨日、今日と2日間は気分も悪く、腰が痛くて横になって安静にしていたが、辛らかった。

今朝はだいぶ良くなった。今思うと、万一を考え救急車を呼んだほうが良かったかも。
   

(追)血圧記録を見てみると、第1回接種(5/19)から3日目の5/23にも血圧が低下していたことが分かった。92/45だった。

不整脈の持病があるが、ワクチンの副作用だろう。

 

ホシミスジ羽化の瞬間、きょうも写せず 》

 数日、ホシミスジの羽化瞬間をとらえようと、庭の蛹を見つめていた。

 今度の蛹は、先日コデマリの枝を剪定中に見つけたもの。危うく捨てるところだった。

今朝真っ黒で羽化間近かだった。

             

何度も庭に出ていたが、昼前に、買い物を頼まれ1時間ほど観察を怠った。それがいけなかった。

買い物ついでにと、土手までヒメシロチョウの様子を見に出かけた。

戻って未だ生まれていないようにと、祈る気持ちで蛹を見ると、

すでに羽化し、想像だにしなかった交尾している2頭を見ることになる。

  

やはり、付きっ切りで観察するしかない。

残る蛹は1頭、しかも撮影しにくいところにある。頻繁に通うのでなく、枝ごと机に置いて常時観察するしかないだろう。

 

悲観的 土手のヒメシロチョウ 》

 夏型の発生が心配だった。

昨年3化のヒメシロチョウの激減、さらに、案の定わずかな発生に終わった4月の春型、いよいよ市内の生息が絶滅の危機にあった。

土手の様子は、すでに草が刈られ枯草が俵状に丸められていた。

作業する人に聞くと、5月20日過ぎに刈り取りが済んでいたという。

 刈り残しツルフジバカマ

河川事務所へも昨年の反省録を持参、今後の草刈り作業を検討してもらうところだった。

この土手のヒメシロチョウは絶滅ではないかと悲観的に見ている。

また、刈り残された生長したウマノスズクサを見てみたが、幼虫は見られなかった。 

4月早々、ジャコウアゲハの飛来を喜んでいたが、昨年のようにはいかないかも。

     拙ブログ:「土手の草刈り」  2020.9  https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/848b9a76162bce1e62d30913de8ab614

暫らくは土手通いをしてヒメシロチョウの姿を確認したいと思っている。

最近、土手の一斉刈込に疑問を抱くようになった。

土手で動くものは、カラスだけ、シオカラトンボ、モンキチョウを数頭見かけたのみ、さびしい土手だ。

いや、一つ新しい発見、コムラサキらしきもの。数十本のヤナギ、遠くからだが間違いないだろう。

なぜか昆虫少年のころクロコムラサキ(今はコムラサキの黒化型)を思い浮かべた。

コムラサキ 

 ムシトリナデシコ

オトギリソウだろうか。大きな株を見たことがない。

 

  チガヤ

思えば歳も歳だ。持病もいいくつもある。

暫らく体を休め、20日、22日予定の自然観察の行事に備えたい。

いろいろ思い抱かせる1日となった。

 


美しい 精一杯のいのち

2021-06-13 | 自然観察

今朝も見続けてきた蛹から新しいいのちが誕生した。おめでとう。

少し体調すぐれず、庭への出勤が遅れた。

金魚もスズメも首を長くして待っていた。

昨日夕方、すっかり黒づんだ蛹、またしても脱皮羽化の瞬間はお預けだった。

 

でも蛹から離れず、誕生を記念撮影すると、コデマリの枝を登りはじめ、翅を開閉深呼吸を始めた。

 

 

わが家のコミスジは目覚めが早い。朝日の照る前から3,4頭が散策を始めている。

さわやかな一日の始まりだ。

先日、近くのビオトープを見に行った。例年そろそろモリアオガエルの産卵が見られる。

途中の田の水路でも、モートンイトトンボが・・・。こちらは多少発生場所が移動するようだが。

いずれも発見できなかった。

以下、途中で再会した虫たち。

アカスジキンカメムシ   あらためての名に納得した。

  

 ご苦労様でした

いつもの山道で顔を見せてくれたムカシヤンマ。

 少し体が・・・

 

   サラサ ホタルカズラ アカシジミも

 ウラギンヒョウモン多し 

約1時間、ワクチン接種の後遺を心配しながらの散策。少し足が重く、倦怠感あり。

でも、今日も精一杯のいのちに勇気を与えられた。いつもの感想だが。   


庭のホシミスジ続々羽化

2021-06-12 | 自然観察

朝から我が家の庭にホシミシジが3頭、悠々と舞っている。

昨日まで、観察していた蛹が羽化した。初の誕生だったが、その顛末は後段で述べる。

わが家では、家を建ててからずっと40年来、庭にホシミスジが生息している。

庭に植えたホシミスジの食草ユキヤナギが庭中に広がった。ほかの食草、コデマリやシモツケもある。

昨日のはユキヤナギ、明日羽化しそうなのはコデマリで育った。

これから羽化予定のの蛹が6個ある。

今日飛んでいる1頭は昨日羽化したもの、他は確認できないでいた個体だろう。

  

吸蜜は珍しい 

******************

昨日の羽化の顛末
    
  庭のユキヤナギで育ったホシミスジが冬を越し、元気に蛹になった。

ずっと観察し続けてきたチョウは羽化間近かとなった。是非とも羽化の瞬間に立ち会いたかった。

そんな矢先に、突然、郡山まで孫の送迎を頼まれた。困ったが仕方ない。

朝4時起きで蛹を見ると、すっかり黒ずみ、触覚や翅の茶色い小さな紋が透けてはっきり見えていた。

しかし、出発時間も迫り焦った。出先で羽化したらと考え、苦肉の策でユキヤナギの細い枝の蛹を持参することにした。

案の定、途中、高速道を走行中、「羽化したよ!」と孫の声、なんとか駐車スペースを見つけた。

残念ながら、殻を抜けた後だったが、翅がゆれる新生ホシミスジの誕生を、感動の目で撮った。

夕方帰宅し、ふるさとの我が家の庭で愛するチョウを無事放した。        (2021.6.11)

 

 

*******************

これまでの成長の跡を振り返ってみた。

20.10.29  21.5/7

21.5.9  5/31

 5/31  6/9 6/11 6/11 無事に羽化

 

残りの蛹で、羽化の瞬間を撮ってみたい。

毎日見つめる小さいいのち、愛おしくてならない。

 

 

 


ヒメシジミの発生

2021-06-11 | 自然観察

今日は午前中、I地区へヒメシジミを観察。ワクチン接種後の体調を心配して、ばあちゃんが同伴。

ヒメシジミは、例年6月中旬の発生だ。どこにでも見かけるが、ずいぶん減っている印象。

レッドリストでも準絶滅危惧種になっている。
 
何年か前、裏面の斑紋が極端に異常なヒメシジミの♀を見つけた。

斑紋異常のヒメシジミ 2016-06-19
    https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/c7bc80607878f798a50b87f92def3ebd

以来ときどき関心を持って観察してきた。

斑紋もいろいろだが、異常は♀に多いようだ。 

いつもの林道ではコムラサキが迎えてくれた。第1号だろう。     

ここではいつもテングチョウやコムラサキが集団給水にしている。    シオヤトンボが水たまりで産卵を繰り返していた。         

        2012.7.9 コムラサキ集団吸水頑張ったテングチョウ。   

気になるヒメシジミは、まだ早いのかなと思いながら叢へ入ると、数頭が舞って飛び出した。

ほとんどが発生したばかりの♂で、♀は1頭だけだった。

一頭の♂が長靴の縁に止まった。逃げようともしないでモデルになってくれた。

   

広い野原に一本咲くタンポポにクモガタヒョウモンが吸蜜していたら、先客を追い払うようにウラギンヒョウモンが止まった。

しばらくぶりに見るイタチハギの花穂にキタテハ夏型♂が止まった。 日本の侵略的外来種ワースト 100に挙げられている。

   カワラナデシコ  ツバメ   姿を消しつつある 

オオミスジの発生する頃にまた来て、斑紋異常のヒメシジミを見つけてみたい。

週末からは天気が崩れるらしい。南会津湿原のハッチョウトンボに会いに行きたいと思ている。

明日は急用ができ行けなくなった。(2021.6.10)

 

 


アオヤンマ しばらくぶりの出会い

2021-06-08 | 自然観察

はじめに、こんな夕焼け久しぶりだ。きのうの6時50分、あわてて2階の窓から。

暫らく入らなかった2F西の部屋、暗くなったが、ヤマボウシが、八重のバイカウツギが、バラも満開だ。

たまには庭を見下ろしたいと思った。

今朝、あらためて見下ろす花を撮った。

  

今日は、色づいたアマゴイルリトンボを撮りに出かけた。

いつもの林道は、すっかり除草され、アマゴイの静かに飛び回る環境は一変していた。

♂  もう大人だ

少し若いか 

モノサシトンボは少し発生が遅いか。 

    

産卵を見守る♂ ヨツボシトンボ

  

もう何年も見なかったアオヤンマ、虫をとらえて低い草むらに着地。

すぐにアオヤンマと思い、近づいた。大きい獲物をがぶがぶ噛んでいた。

近づきすぎるとさすが飛び立つが、すぐに着地。

  

林道の入り口では、相変わらずサラサヤンマが行き来していた。

シオカラトンボも

  いろいろなハラビロトンボ

ヒョウモンが数頭も勢いよく飛びすぎていったが、ツマグロヒョウモンがゆっくりポーズ。

 早い発生だ

ギンイチモンジセセリ、給水と、芝の花芽に。

 

  

 

こんなところにニワゼキショウ                    撮影を敬遠していたが、ギンバエにもいろいろ種類がいるのだろう。 

                                                        (2021 6 7)

 


コウリンタンポポ 

2021-06-06 | 自然観察

久々A地区へ。クロスジギンヤンマの飛翔と少ないがヒメシジミも生息する。

池にはコサナエが1頭、オゼイトトンボが数頭しかいなかった。

例年ここは少ないが、池には鯉が放されていて、ヤゴが育たないと推測している。

でも、数年前までは、鯉のいない上の小さい池は、いつかクロスジギンヤンマのヤゴだらけで、トンボも多かった。

また、その池にそそぐ小川ではいつもオニヤンマが悠々とんでいた。下の池からのアメリカザリガニの侵入も良くない。

広場には、コウリンタンポポが美しく咲いていた。

   

  

トンボだけではない。虫が少ないと思う。

コチャバネセセリ、ヒメウラナミジャノメ、コミスジ、トラガなど。

  コミスジ

トラガ 

今日、見たイトトンボはオゼイトトンボだった。

ふと、昨日F地点で産卵のオゼ、メスは黄色かった。(下の右写真)

オゼイトトンボのメスは、オス型の青い個体もいるようだ。

今日のオゼイトトンボ 交尾 (参考)左のペアはエゾ、右がオゼ

暫らくは天気が続きそうだ。

次はどんな友達に会えるだろうか。

 

 


アマゴイルリトンボ発生

2021-06-06 | 自然観察

足元を、翅を光らせながら飛翔するモノサシトンボを見た。

発生直後で色は薄く、一足早く現れたエゾイトトンボより一回り大きい。

 成熟♀

同じ仲間のアマゴイルリトンボも、思いのほか色づいていた。

例年は5月末の発生だが、何度か池畔の林の中を歩いたが見つからなかった。

警戒心がなく、撮りやすい。1週間もすれば、美しすぎるコバルトブルーに染まるだろう。

♀ 

♂ 

 オゼイトトンボ産卵 

ホソミオツネントンボ  クロイトトンボ?

シオカラトンボ初見

帰りにムカシヤンマと遊んだ。

林道を歩くと人懐っこく現れる。肩に止まり、ズボンに止まる。

  

コサナエ  ハラビロトンボ 羽化直後

 オナガサナエ  

 

産卵中   紋が見えない ギンイチモンジセセリ開翅 カクムネベニボタル

ヒレアザミ オニアザミ

  飯豊連峰 麗し

磐梯麗し  下り若松行き

これから心待ちにしているお友達、モートンイトトンボ、チョウトンボ、コバネアオイトトンボ、ハッチョウトンボと続く。

東山のヒメシジミも心配だ。

何よりも、市内で絶滅寸前のヒメシロチョウ夏型が確認できるかが差し迫った問題だ。       (21.6.5)

 

 

 


夏本番

2021-06-03 | 自然観察

昨日会津若松では27度まで上がった。

里山もすっかり夏本番だ。

 

午前中、約2時間の里山巡り、新しいお友達にも会えるようになった。 

ハルジョオンは人気者。  ギンイチモンジセセリ初見

    

  春型は銀白条が鮮やか

  

  

楽しませてくれたたおやかな飛翔、産卵が始まったが決定的瞬間は撮れない。

   これも随分黒い 

ダイミョウセセリ初見

マドガ  

ヒメウラナミジャノメ 後翅のジャノメ幾分違う 

   

ヒカゲチョウとクロヒカゲの区別もいまいちだ。

  

新生だろう。イラクサに産卵?

 

 サラサヤンマ

 ハラビロトンボ     

セアカツノカメムシ ヒゲナガオトシブミ クサギカメムシ  キンモンガ

ニホンカワトンボ

橙色翅型♂ 無色翅型♂無色翅型♀ ♂ 

ルリシジミ クララの新芽に産卵

                                 かつては会津にも生息したというオオルリシジミを思う。

   

キブシ ハナニガナ

ヒメシロの楽園 長原 田植え終わる

これから梅雨なのか? もう梅雨が明け夏本番といった感じだ。

 

 


マムシの標本

2021-05-30 | 自然観察

昨日は、アマゴイルリトンボ、モートンイトトンボの発生が待ち遠しくてⅮ地区へ出かけた。

休耕の湿地はイノシシに荒らされ様子は一変していた。

シオヤトンボがわずか、ホソミオツネントンボの産卵を見た。アマゴイルリトンボは例年より遅いようだ。

上の田

さらにいつも紅色と白いアザミが見事に咲く休耕田を見に行った。

今年は蕎麦でも植えるのだろうか、ヒレアザミの群生する畑はきれいに耕され、わずかに数本が咲き始めていた。少しがっかりだ。

  ヒレアザミ

そこで、道路端にとぐろを巻いたマムシを見つけた。

小さなマムシには何度か会っているが、かなり太て5~60㎝の長いマムシは初めてだった。

恐る恐るカメラを向けた。望遠レンズに交換してピントを合わせた。

 

その後、別のポイントへ向かったが、帰り道で、じっと動かないさっきのマムシを見た。

近くの枯れ枝でつついた。どうも死んでいるようだ。

車にでもはねられたのか、近づきよく見ると、下あごが少しずれて白い牙が見えた。

道路でが轢かれているヘビを時々見かけることがある。

かわいそうにと思いながら、そのまま通り過ぎるのが常だった。

動かないが、未だ柔らかい。そのまま草むらに投げるのは憚れれた。かわいそうな気がした。

一瞬標本できないかと頭がよぎった。液浸標本ならできそうだ。マムシの供養にもなろうと・・・。

帰宅後、梅漬けのビンを開け、無水エタノールを買ってきた。

「森で遊ぼう」の子ども達には、よく死んだ虫の標本を見せている。

チョウやヤゴの抜け殻や、すでに死んでいた虫などを集めた標本箱が満杯だ。ヘビの抜け殻もある。

テーマ「昆虫ウオッチング」では、いろいろな虫を自由に採集させ、それぞれをじっくり観察し、そのあとは必ず虫たちをリリースするようにしている。

そしてその際、標本の意義や命の大切さを話している。

今回のマムシの標本も、その有用な標本になりそうだ。

 特徴をラベルに記載

ヒメシロチョウは今、コウゾリナ咲く休耕田に自生するツルフジバカマで食事中だ。6月末には夏型が発生するだろう。

  

今咲いているのはクサフジ、よく似ているが、ツルフジバカマは夏の終わりから咲き始める。

  


  帰路、田植えの光景に出会った。暫らく一家のほほえましい風物詩を見つめた。

  2021.5.29


カラカネトンボ

2021-05-26 | 自然観察

池の近くの林道で、コサナエに混ざりカラカネトンボが日向ぼっこ。

翅の基部の橙色班から雌のようだ。

池ではからかえトンボだけが往復飛行を繰り返していた。

ホバリングが短く、なかなか飛翔は撮りにくい。

   

ピントが甘いが大きくトリミングしてみた。

 

今日は、アマゴイルリトンボが見れるかもと出かけたが、まだ少し早いようだった。

一番早く顔を見せたエゾイトトンボはすっかり色づいていた。

ひらひら輝きながら飛行する羽化したばかりの未成熟個体、なかなか同定しにくい。

エゾ

  オオイトトンボか?  クロイト  オゼ

  ?    ?

ニホンカワトンボがまた複雑だ。

DNA解析でニホンカワトンボとアサヒナカワトンボの2型に分けられた。

分布を見ると、東北地方はアサヒナは生息しないようだ。

♂は橙色翅と無色翅の2種類だが、橙色翅には変異がある。

 橙色翅型♂

無色翅型♂縁紋赤 翅の様子が違う縁紋は白い

 ヨツボシトンボ   コサナエ

♂ 

ミヤマセセリ♀   コチャバネセセリは初

   

   

初夏を堪能した。 (2021.5.25)