折しも「玉音放送」が公開され、「玉音放送」の原盤レコードを「軍部」から守った放送局員(NHK)の手柄話がドラマ化されたりしている。「軍部」(=本土決戦派)と終戦派の対立という安易な図式には毎度うんざりさせられる。
一方、1971年、中国の国連代表権問題が焦眉となったとき、昭和天皇が佐藤栄作首相に「蒋介石を支持」するように伝えたという史実が明らかにされた。日本国憲法下においてもなお、天皇が総理大臣にこのような政治的指示を与えていたのだとしたら、戦時下において天皇が「軍部」の横暴を阻止しえず、平和の意思を貫けなかったなどという「神話」は根底から覆ってしまうのではないか。
「玉音放送」と「蒋介石(中華民国総統)」で連想するのが、台湾のロック・グループCHTHONIC(ソニック)の 「玉砕」。この「玉砕」の中には、日本の音楽界ではタブーとされている「玉音放送」が使われている。
蒋介石=中国国民党によって、抑圧され続けてきた台湾人(本省人)の心情を、神風特攻隊に重ねているかのようなこの曲こそ、ぜひ昭和天皇に聴いていただきたかったと思うのは、私だけだろうか。
最新の画像[もっと見る]
- 有本香の演説を聴きに日本保守党の街宣に行く 2週間前
- 有本香の演説を聴きに日本保守党の街宣に行く 2週間前
- 有本香の演説を聴きに日本保守党の街宣に行く 2週間前
- 有本香の演説を聴きに日本保守党の街宣に行く 2週間前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前
- 湖北(琵琶湖)を旅行 1ヶ月前