3月7日付 ヒューリエット新聞
掲載記事より。
*************
「アメリカの、サプライズ「ラッカ」プラン
ペンタゴンの、「ラッカ・プラン」が、徐々に、姿を現し始めた。
とは言っても、最初から、注意しておくが、これが、アメリカの最終作戦、というわけでは、ない。ペンタゴンは、プランを、早期段階から、ちらつかせて、トランプ大統領を、説得しよう、としているらしい。
ワシントン・ポスト紙は、ペンタゴンのラッカ作戦が、YPGとともに、行われるであろうコトを、土台とした、記事を発表した。作戦は、3条件成り立っている。
1、YPGの、中心を成す「シリア民主軍」へ、更なる、武器の供給と、金銭的な援助をする。
2、約500人からなる、アメリカ特殊部隊の、人員増強をする。
3、作戦展開に際して、更なる、装甲車と、ヘリコプターの援助を、求める。
「トルコの重要性」
トルコが提示した、ラッカ作戦は、(トルコ国内の)アクチャカレから、侵攻するプランである。PYD-YPG支配地域の中を、通っていくことから、長さ54キロ、幅1.6キロの、安全地帯を設定することが、求められている。トルコとアメリカが、リードする形で、連合軍各国の、空爆による参加、陸からは、シリア自由軍と、シリア民主軍内の、アラブ人組織と、ペシメルゲによる、連合軍の侵攻が、提示されている。トルコのプランの中には、YPGは、まったく登場しない。
アメリカの、YPGを優先する態度が、変更されたわけでは、ない。アメリカとの間で、合意できないポイントの一つとして、「日付の問題」もある。アメリカは、ラッカ作戦に関して、日程をはっきりさせることを、望んでいる。執拗に、こだわっているポイントは、トルコが、ラッカ作戦後に、この地域から、いつ撤退するのか、ということだ。
はっきり言えば、トルコ軍の、現地での、長期滞在を、望んでいない。
(トルコの作戦が、採用される)望みが、薄れていく、とはいえ、アンカラは、トランプからの、返事を待ち続けている。軍の、参謀本部長、フルーシィ・アカルは、閣僚会議で、「アメリカの参謀本部長との会見は、非常に順調にいっている。彼らは、「PYDとともに、この仕事に乗り出したが、シリア自由軍と、一緒に、やっていけるだろうか?」と、考えている。
ダンフォードへ、自由シリア軍のキャンプを、見学させた。感心していた。会合は、良い方向に、いっている。」と、報告している。
「アメリカ・ロシア間の、メンビチ合意」
しかし、アンカラへは、アメリカと、ロシアが、「メンビチ」について、合意に達した、と言う方向で、報告がきている。ロシア側は、YPGが、メンビチ統括に関する権利を、アサド大統領派に、譲渡すると、発表した。この発表から、ほどなくして、メンビチ西部は、シリア政府軍に、譲渡されるとともに、基本供給物資を搬送している、とされる、ロシア軍の隊列が、メンビチ入りした。メンビチの東側は、といえば、まったく別の展開が、なされている。アメリカ国旗を掲げた、装甲車で編成された、軍隊の隊列が、メンビチの東部の警備を行っている。
この状況は、アンカラでは、トルコにメンビチ入りを、させないために、アメリカとロシアが、合意した、という方向で、理解された。アメリカと、ロシアは、トルコが、最後に到達した「エル・バブ」で、留まること、更なる侵攻はさせないこと、で、合意したのだろう、と結論づけた。
「シリアのペシメルゲたち」
メンビチでの展開は、アンカラでは、アメリカの「ラッカ作戦」は、YPGとともに行われるであろう、という方向で、理解された。アンカラの入手した情報では、アメリカの、YPGとともに行おうとしている、ラッカ作戦は、2方向から、展開されるもの、と思われる。
1、メンビチから、ラッカへ、まっすぐに、北から南へ、軍の侵攻がなされる。これによると、70パーセントがYPG,残りの30パーセントが、シリアの地元アラブ人軍で編成されるSDGと、アメリカの特殊部隊が、作戦を開始する。メンビチから、アメリカ特殊部隊と、YPGの両方が、同時に行動を開始することが、計画されている。
2、ラッカ作戦における、サプライズな点は、イラク方面から、なされる。ラッカへ向う二番目の作戦部隊は、同時進行として、イラク方面から、まっすぐ、東から西へ、侵攻することが、計画されている。作戦には、アメリカ特殊部隊の、3千人の兵士が、参加することが、計画されている。アメリカの兵士達は、エルビル、もしくは、テル・アフェル空港へ、到着する。エルビルから、シリア国境へ向うルートは、問題が発生する可能性があるので、それよりも、テル・アフェル空港の方が、有力だろう。テル・アフェル空港は、イラク政府の統治下にある。エルビル、もしくは、テル・アフェルへやってきた、アメリカ特殊部隊は、シリアへ、シンジャル・ルート、そして、ラビア国境検問所から、侵攻すると、思われる。イラクから、ラッカへ続く、モスルーラビア国道は、ISISの占領下であり、ISISにより、多数の地雷が埋め込まれているため、軍勢は、ラッカへ独自に開いたルートにより、侵攻するだろう。
エルビル、もしくは、テル・アフェルへ到着するアメリカ兵士は、ラッカへ、東側から、侵攻する。アメリカ特殊部隊は、シリアのペシメルゲ達と一緒に、ラッカへと、進んでいくのだ。ラッカ作戦に参加するシリア出身の、4500人のペシメルゲへは、ドホークで、訓練が施されている。このようにして、メンビチから、アメリカとYPG、エルビル、もしくは、テル・アフェルから、アメリカとペシメルゲが、行動を起して、2方向から、ラッカ作戦を展開しようと、計画している。作戦には、トルコ国内の、インジルリック基地から、発進するアメリカの戦闘機も、激しい空爆による、後方支援を計画している。
******************
アメリカが、
そう簡単に
シリアでの、立役者の
地位を
ロシアや、トルコに
譲るわけが、ないですよね~。
ここにきて。
ISISの本拠地、
ラッカへの攻撃、
ちゅう
一番おいしいトコロを
独り占めにしよう、と計画中です。
実際。
トルコは単独で、
これを実行するほどの
力はないので。
こうなっちゃあ
指をくわえて、見ているほかには
何もできやせんが。
さて。
この計画が、実行されて。
本当に、ISISを
壊滅に追い込めるのか?!
実は。
わしらにとっては。
誰が音頭を
とってもいいから。
早く、この
キチガイ集団を、何とかしてくれい、
ってのが。
本音、と言えば、本音だよね。
この記事の、オリジナルは
こちらから(ただし、トルコ語)
→→→→→→http://www.hurriyet.com.tr/yazarlar/abdulkadir-selvi/abdnin-surpriz-rakka-plani-40386679
本日もお付き合いいただいて
ありがとう御座います。
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「アメリカの、サプライズ「ラッカ」プラン
ペンタゴンの、「ラッカ・プラン」が、徐々に、姿を現し始めた。
とは言っても、最初から、注意しておくが、これが、アメリカの最終作戦、というわけでは、ない。ペンタゴンは、プランを、早期段階から、ちらつかせて、トランプ大統領を、説得しよう、としているらしい。
ワシントン・ポスト紙は、ペンタゴンのラッカ作戦が、YPGとともに、行われるであろうコトを、土台とした、記事を発表した。作戦は、3条件成り立っている。
1、YPGの、中心を成す「シリア民主軍」へ、更なる、武器の供給と、金銭的な援助をする。
2、約500人からなる、アメリカ特殊部隊の、人員増強をする。
3、作戦展開に際して、更なる、装甲車と、ヘリコプターの援助を、求める。
「トルコの重要性」
トルコが提示した、ラッカ作戦は、(トルコ国内の)アクチャカレから、侵攻するプランである。PYD-YPG支配地域の中を、通っていくことから、長さ54キロ、幅1.6キロの、安全地帯を設定することが、求められている。トルコとアメリカが、リードする形で、連合軍各国の、空爆による参加、陸からは、シリア自由軍と、シリア民主軍内の、アラブ人組織と、ペシメルゲによる、連合軍の侵攻が、提示されている。トルコのプランの中には、YPGは、まったく登場しない。
アメリカの、YPGを優先する態度が、変更されたわけでは、ない。アメリカとの間で、合意できないポイントの一つとして、「日付の問題」もある。アメリカは、ラッカ作戦に関して、日程をはっきりさせることを、望んでいる。執拗に、こだわっているポイントは、トルコが、ラッカ作戦後に、この地域から、いつ撤退するのか、ということだ。
はっきり言えば、トルコ軍の、現地での、長期滞在を、望んでいない。
(トルコの作戦が、採用される)望みが、薄れていく、とはいえ、アンカラは、トランプからの、返事を待ち続けている。軍の、参謀本部長、フルーシィ・アカルは、閣僚会議で、「アメリカの参謀本部長との会見は、非常に順調にいっている。彼らは、「PYDとともに、この仕事に乗り出したが、シリア自由軍と、一緒に、やっていけるだろうか?」と、考えている。
ダンフォードへ、自由シリア軍のキャンプを、見学させた。感心していた。会合は、良い方向に、いっている。」と、報告している。
「アメリカ・ロシア間の、メンビチ合意」
しかし、アンカラへは、アメリカと、ロシアが、「メンビチ」について、合意に達した、と言う方向で、報告がきている。ロシア側は、YPGが、メンビチ統括に関する権利を、アサド大統領派に、譲渡すると、発表した。この発表から、ほどなくして、メンビチ西部は、シリア政府軍に、譲渡されるとともに、基本供給物資を搬送している、とされる、ロシア軍の隊列が、メンビチ入りした。メンビチの東側は、といえば、まったく別の展開が、なされている。アメリカ国旗を掲げた、装甲車で編成された、軍隊の隊列が、メンビチの東部の警備を行っている。
この状況は、アンカラでは、トルコにメンビチ入りを、させないために、アメリカとロシアが、合意した、という方向で、理解された。アメリカと、ロシアは、トルコが、最後に到達した「エル・バブ」で、留まること、更なる侵攻はさせないこと、で、合意したのだろう、と結論づけた。
「シリアのペシメルゲたち」
メンビチでの展開は、アンカラでは、アメリカの「ラッカ作戦」は、YPGとともに行われるであろう、という方向で、理解された。アンカラの入手した情報では、アメリカの、YPGとともに行おうとしている、ラッカ作戦は、2方向から、展開されるもの、と思われる。
1、メンビチから、ラッカへ、まっすぐに、北から南へ、軍の侵攻がなされる。これによると、70パーセントがYPG,残りの30パーセントが、シリアの地元アラブ人軍で編成されるSDGと、アメリカの特殊部隊が、作戦を開始する。メンビチから、アメリカ特殊部隊と、YPGの両方が、同時に行動を開始することが、計画されている。
2、ラッカ作戦における、サプライズな点は、イラク方面から、なされる。ラッカへ向う二番目の作戦部隊は、同時進行として、イラク方面から、まっすぐ、東から西へ、侵攻することが、計画されている。作戦には、アメリカ特殊部隊の、3千人の兵士が、参加することが、計画されている。アメリカの兵士達は、エルビル、もしくは、テル・アフェル空港へ、到着する。エルビルから、シリア国境へ向うルートは、問題が発生する可能性があるので、それよりも、テル・アフェル空港の方が、有力だろう。テル・アフェル空港は、イラク政府の統治下にある。エルビル、もしくは、テル・アフェルへやってきた、アメリカ特殊部隊は、シリアへ、シンジャル・ルート、そして、ラビア国境検問所から、侵攻すると、思われる。イラクから、ラッカへ続く、モスルーラビア国道は、ISISの占領下であり、ISISにより、多数の地雷が埋め込まれているため、軍勢は、ラッカへ独自に開いたルートにより、侵攻するだろう。
エルビル、もしくは、テル・アフェルへ到着するアメリカ兵士は、ラッカへ、東側から、侵攻する。アメリカ特殊部隊は、シリアのペシメルゲ達と一緒に、ラッカへと、進んでいくのだ。ラッカ作戦に参加するシリア出身の、4500人のペシメルゲへは、ドホークで、訓練が施されている。このようにして、メンビチから、アメリカとYPG、エルビル、もしくは、テル・アフェルから、アメリカとペシメルゲが、行動を起して、2方向から、ラッカ作戦を展開しようと、計画している。作戦には、トルコ国内の、インジルリック基地から、発進するアメリカの戦闘機も、激しい空爆による、後方支援を計画している。
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アメリカが、
そう簡単に
シリアでの、立役者の
地位を
ロシアや、トルコに
譲るわけが、ないですよね~。
ここにきて。
ISISの本拠地、
ラッカへの攻撃、
ちゅう
一番おいしいトコロを
独り占めにしよう、と計画中です。
実際。
トルコは単独で、
これを実行するほどの
力はないので。
こうなっちゃあ
指をくわえて、見ているほかには
何もできやせんが。
さて。
この計画が、実行されて。
本当に、ISISを
壊滅に追い込めるのか?!
実は。
わしらにとっては。
誰が音頭を
とってもいいから。
早く、この
キチガイ集団を、何とかしてくれい、
ってのが。
本音、と言えば、本音だよね。
この記事の、オリジナルは
こちらから(ただし、トルコ語)
→→→→→→http://www.hurriyet.com.tr/yazarlar/abdulkadir-selvi/abdnin-surpriz-rakka-plani-40386679
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シリアのクルドは赤い方が多い
米はIS優先なのでシリアの赤クルドも使う事にした
トルコはアレッポ東行く筈がシリア・ロシアに阻止される
トルコは赤クルド勢力下のマンビジ取りに行こうとしたがシリア・ロシアが来ちゃった
それでも殴り始めちゃったので米もマンビジに入った
小競り合いは有るが米が居るから大攻勢は不可
米はこの押さえの他に少数の砲兵を使いクルド兵後押し
あとペシュメルガですが基本民と赤で2つに分かれてます。
90年代は殺し合いしてましたけど今はペシュメルガの名の下に一応集まってる。(正確には旅団・部隊毎に・赤・民・その他で3系統)
イラクのモスルでやりあってるペシュメルガは民系
シリアに入ってるのは赤系
米露のクッション無けりゃトルコだけでもいける戦力は有る
ただ赤クルド巻き込んで大事(クルド内戦再発等)になると思うけど
おおむね、その通りだと思います~。