国語の成績は観察力で必ず伸びる

2024年08月03日 12時10分10秒 | 社会・文化・政治・経済

久松由理 (著)

開成中、久留米大附設中、神戸女学院中、ラ・サール中、慶応大、早稲田大……
一流難関校、国立医学部合格者を次々に輩出!

「観察眼」を磨いて読解力と作文力を驚くほど伸ばす、

これまでになかった国語学習法が本になりました。

「作文どころか、日記すらうまく書けない! 」
「テストでは読み間違いばかりで、点数が全然伸びない」
「苦手な国語をどうにかしたいけれど、何からすればいいのかわからない」

とお悩みの保護者の方、必見です。

商品の説明

出版社からのコメント

はじめに 最高峰の国語力を手に入れたいなら、「観察力」を磨きなさい
「観察力」を磨けば、偏差値30アップも夢じゃない
第1章 世界をどう見ているかが、子どもの人生を左右する
国語が苦手な子に共通する「ものの見方」
読書を観察してわかった! 読めない子の3つの「読みグセ」
すべての「読みグセ」は、「観察力」を磨けば改善する!
第2章 あなたのお子さんは、なぜ国語が苦手になったのか?
本末転倒の国語教育
国語の得意な子は総じて「テレビ好き」である
「読み聞かせ」から「一人読み」への移行期が、国語力の天王山
「ガリ勉」をすればするほど、国語力は低下する
解き直しなんてしなくていい! 読解問題はただの
第3章 「気づく目」を磨けば、世界がはっきり見えてくる
「気づく目」を磨いて、「飛ばし読み」を改善しよう!
見たことを正しく伝える「一文観察作文」トレーニング
四季の移ろいに気づく「きせつ絵日記」トレーニング
身のまわりのものから気づきを得る「五感観察作文」トレーニング
第4章 「客観的な目」を磨けば、思考のスケールがぐんぐん広がる
「客観的な目」を磨いて、「主観読み」を改善しよう!
自分の「思いこみ」に気づくことが、客観視への第一歩
主観の強い子に「客観的な視点」を持たせる方法
空間的視点を変える「絵画観察」トレーニング
時間的視点を変える「比較観察」トレーニング
第5章 「見えないものを観る目」を磨けば、最高峰の国語力が手に入る
見えないものを観る目」を磨いて、「文字通り読み」を改善しよう!
見えないものを推理・洞察する観察トレーニング
見えないもの」を読み解く、最高峰の国語力とは?

著者について

イデア国語教室主宰。高校時代、全国模試で国語1位をとり、恩師から「国語のプロになれ」と言われる。立教大学法学部在学中、TBSのドラマ全盛期を支えた演出家、故・大山勝美氏主宰のマスコミ人養成所「メディア・ワークショップ」にて、文章表現技術を学ぶ。テレビ高知報道記者、ディレクターを経て、制作会社に勤務。放送作家として多数のプレゼンテーション、番組制作を手がける。
2010年、若者の国語力が年々低下していくことに危機感を抱き、高知県高知市に「読書と作文」を個人指導する教室を開く。ほどなく、国語の偏差値40〜50台の生徒たちが60〜70台に躍進しはじめ、開成中、久留米大学附設中、神戸女学院中、ラ・サール中など、名だたる難関校に続々と合格するようになる。
2021年度入試では、国立大学医学部総合型選抜で合格率100%。慶應義塾大学AO入試の合格率も開室以来100%と驚異の合格率を誇る。6人分の机しかない小さな教室から、この2年間で、全国テスト国語1位を3名輩出している。2022年春、東京・三田に新教室開設。
 
 
「あなたなら、あの場面でどうした?」と物語の中の出来事を自分のこととして考えさせたりすると、読解力や想像力がきれいに伸びます。
 
「主観読み」を改善するためには「客観的な目」を磨く必要があります。
具体的方法としては「異世代、異異文化の人々と交流し、さまざまな体験をして視野を広げる」
「書いた文章を他人に見てもらい、適切なアドバイスをもらう」など、多様な価値観に触れさせ、「自分の考えだけが正しい」という思い込みを早めに取り払ってあげることです。
そうすると、率直な読み方ができるようになり、筆者の考えが理解しやすくなります。
 
また、「見えないものを見る目」を磨く必要があります。
文章には読解に必要な全ての要素が明記されているわけではなく、登場人物の行動、せりふ、情景描写などから、書かれていない情報を読み取る力が求められているからです。
「見えないものを見る目」とは、見えているものの奥にある本質を推理・洞察する力ですから国語のみんさらず、人生のあらゆる場面で物事を深く理解するのに役立つでしょう。
 
AIにまねできない「人間ならでの力」を磨いた子が、これからの時代には優秀とされるでしょう。
「人間ならでの力」とは、人の気持ちに寄り添う「共感力」や「想像力」、革新的なアイディアを形にする「創造性」、倫理的な「判断力」、自らの思いを言葉にする「表現力」など、まさに国語力を源泉とする力なのです。
こうした力[非認知能力」と呼ばれ、新入試でも重視されます。
暗記勉強だけに学習時間を費やす古い学力から脱却し、「非認知能力」を伸ばす読書と作文で、新時代の学力を手に入れましょう。
 
  
 
 国語の勉強のとっかかりにも。
 
キャッチーな言葉に惹かれ本を手にしたのですが、
とても実践的で子どもの学習を進めていく上で大変参考になりました。
 
国語が苦手な子のタイプを3パターンに分け、
読みグセなどから苦手な部分を改善していく手法が載ってあります。
実例紹介も多く、面白いトレーニングもあり(名画トレーニングなど)
無理のないトレーニングなので楽しく低学年のお子さんからでもトライしやすいと思います。
国語力を良くするための方法そのものは良いが,ランキング思想や権威主義が強すぎて旧時代的.
 
 
 
国語力や洞察力・抽象志向力自体を伸ばすのには内容的にオススメだ.
 
一方で,著者が学歴,ランキング思考に片寄りすぎているのが問題な気がした.提案されている各手段は良いと思うが,著者のプロフィールや学歴主義が,そういう前時代的な負の波動を出している
 
これだとせっかく国語力だけあがっても,波長が合うとよくない影響が出る危険性がある.勉強だけできて(IQは高い),社会に出てから実際の問題で活躍ができない子や,他人をけ落としてランキング勝負や資格獲得だけ目指す子になりそう.
 
あと,抽象度と具体(ビジネスでの実践)の関係性もはなしてほしいかも.高い視点から俯瞰できても,理論派思考に偏りすぎて,机上の空論や,論分や理論での空想しかできないで,世の中の問題を発見したり解決はできないような「賢いけど社会には貢献のない高度人材」はたくさんいる.
 
本の内容や,著者の出す波動が,旧来的な権威主義や弱肉強食主義に偏っているので,高い倫理感や(良い)哲学がなかったり,他人への思いやりが足らない子が育ってしまいそう.せっかく,著者はおちこぼれを救おうとしているのに,EQ軽視で「IQだけ高いモンスター」が育ったら無為になる.著者が写真でパワーポーズ取っているのも権威主義的だ.
 
 
5つ星のうち5.0 子どもにとっても親にとっても勉強になる良書
 
国語が苦手な子どもを3つに分類し、それぞれのトレーニング法が書かれていますが、そのトレーニングが非常に独創的!これで本当に国語力があがるの?と思うようなものもありますが、なぜそのトレーニングをするのかという説明と、先生のあげていらっしゃる実績を見れば、もう納得するしかありません。
 
ポイントは「観察力」。事実と意見を分けて作文し、客観的にものを見る目を育てることが基礎になるとのこと。また与えられたものを細かく観察し、そこから理解したことから「見えないもの」を類推する、というトレーニング方には、自分が子どもの頃に出会いたかったと思いました。
 
文中には必ず具体例があげられているので、内容を簡単に理解することができました。大人の自分も勉強になることがたくさん書いてあるので、子どものための本ですが、大人が読んでもためになります。
 
学ぶということは点数を取るためや良い学校に入るためではなく、これからの世の中を生きていくために必要なこと。その結果として良い学舎に入ることができるんだという先生の熱意や哲学が感じられ、単なるハウツー本にはないものを学ぶことができ感謝しております。
 
 
目からウロコの、新国語学習法に驚き!
 
国語が苦手な子どもの指導に悩んでいた時、この本が目にとまり購入しました。
これまで良かれと思って読解問題ばかりを解かせてきましたが、全く国語力が伸びず、その原因がこの本を読んで良く分かりました。
「読解問題はただのチェックシート」「国語力を伸ばしたいなら国語力チェックではなく観察力トレーニングをしなければならない」という著者の考えに大納得!
その実践方法についても詳しく書かれていて、家庭でも楽しく取り組めそうです。
子供の国語力をどう伸ばそうか悩んでいる人にはとても役立つ本だと思います。
 
 
「見えないものを観る目」を磨きたい!
 
第3章からは、ユニークかつ独創的な実践的トレーニングが満載で、とても楽しく一気に読めた。
特に納得させられたのは「見えないものを観る目を磨けば、最高峰の国語力が手に入る」という第5章。
サンタクロースや妖怪らが闊歩する物語世界を子ども達にリアルに楽しんでもらうには、見えないものを
極力否定せず、空想の翼を折らないように守ってやることだという著者の考えを読んで、自分もこんなふうに育てて欲しかったなあと、自分の子ども時代を振り返ってしまった。
 
 
国語が苦手な息子に読んでほしい
 
目から鱗の内容です。
小学生の時期からこのようにトレーニングすると、間違いなく伸びますね。
中学生、高校生にも参考にしてほしいです。
 
 
 
読みやすいし大人も楽しい
2022年5月27日に日本でレビュー済み
小学生の孫のために買って読んだが、名画の観察を通して子どもに洞察力をつけるというのが面白い。
大人の教養としても楽しく読める内容で、一気に読めてしまった。
「読み聞かせだけでは国語力は伸びない」などドキッとする内容もあったが、子どもの未来のために、我々世代が知っておきたいことがよくわかった。
 
 
日常的に「観察すること」が結果として国語力を伸ばすということ
 
子供には本を読むことを習慣づけようと、絵本、読み聞かせからはじめて、興味のある本を与える等、色々やってきました。結果、読書の習慣はつきましたが、それが国語という科目で得点することにどれくらい効果があるのかはクエスチョンでしたが、この本の「観察すること」を意識しながら読書の習慣を続ければ、国語の得点のみならず、「イメージする事」、「それを言葉にすること」といった、日本人として日本語で表現することが苦にならずスムーズにできるようになるのではないかと感じました。
我が家は、子供が興味を持ったテレビ番組や映画等は一緒に見るようにしていますが、その際に、本書に記載のあるように、子供に観察することを意識させるような問いかけや、会話を心がけようと思いました。
子供の国語教育のための教育書の体裁ですが、大人向けの教養書でもあると思いました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

 


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