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困難を乗り越える力

2020年10月15日 11時04分50秒 | 社会・文化・政治・経済

著:蝦名玲子 出版社:PHP研究所 連載誌/レーベル:PHP新書 提供開始日:2013/03/22 ...

蝦名 玲子 (著)

困難を乗り越える力(SOC 首尾一貫感覚)とは、アントノフスキー博士によって提唱された新しい概念。ユダヤ人強制収容所において極限のストレス状況に置かれながらも、心身ともに健康な状態を維持できたごく一部の人たちの研究から導きだされた。
本書では、旧ユーゴ紛争を生き抜いた人たちの困難を乗り越える力(SOC)についての筆者の研究を基に、家庭や職場において、困難を乗り越える力を高める方法を具体的な事例とともにわかりやすく解説。「わかる(把握可能)感」「できる(処理可能)感」「やるぞ(有意味)感」の3つの感覚を磨くことで、困難を乗り越える力は飛躍的に高まるという。

巻末付録として、読者が困難を乗り越える力(SOC)を簡単に測定できる自己診断シートを掲載。
第1章 「困難を乗り越える力(SOC)とは何か」、第2章 「SOCを高めるストレスマネジメント」、第3章 「SOCを高めるコミュニケーション」、第4章 「SOCを高める組織づくり」

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

蝦名/玲子
健康社会学者・博士(保健学)。ヘルスコミュニケーションスペシャリスト。日本公衆衛生学会認定専門家。米国ミシガン州立大学卒業後、ミシガン州立大学大学院にて修士号(コミュニケーション学)、東京大学大学院医学系研究科にて博士号(保健学)を取得。
財団法人日本訪問看護振興財団、大阪府立健康科学センター(現大阪がん循環器病予防センター)等を経て、2002年に保健医療福祉分野の研究教育会社グローバルヘルスコミュニケーションズを設立し、代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
医療に従事する私は、日々、様々な困難に直面します。

どう考え、どう行動すればよいか?

何の解決策もないまま、ただ、漠然と過ごし、ストレスをためる日々でした。

しかし、そんな私の困難を解決に導いてくれる、その答えが、この本に記されてありました。

昨今、ただ、一時的にテンションをあげるだけの自己啓発的な本が多い中、この本は、

「わかる」「できる」「やるぞ」の3つの観点から、分かりやすく筋道を立てて、困難の乗り越え方を記してあります。

具体例も豊富であり、大変、参考になりました。

自分自身の困難は、もちろんの事、

同僚や後輩が悩んでいる際も、「わかる」「できる」「やるぞ」の筋道で、効果的にアドバイスをする事ができました。
 
 
首尾一貫感覚について、深堀したかったので購入をしました。
神様は乗り越えられない試練は与えないのだと思う。
乗り越えられない試練なんてない。
改めて思った。試練ってなんだ?
辞書には「信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと」とある。
「現在・今」の視点では困難に直面すると、それは試練と解釈されと思う。
「未来」の視点では直面している困難は試練ではなく「現象」に過ぎないのではないかと思う。
未来から見たら「今」は過去。
未来が「今」を作っているのなら、困難や試練と呼ばれるものは必要があって起こっている現象に過ぎない。
その現象はなぜ起こっているのかが予見できれば、未来に絶望することもないのではなかろーかと思った。
ピンチはチャンスは真理だと思う。
ピンチは未来を作るための現象。
未来視点になると、ピンチも試練も困難もなくなるのでは?
理想的な未来が過去~現在~未来のプロセスを作っているんだろう。
感覚に従って、逆らうことなく流れに乗れば、困難に直面していたとしても気づかなかったりして?
そんな風に思った次第です。
 
 
一度読んだ後も何度も何度も読み返したくなる本です。

その理由に一般的な自己啓発の本ではないからです。

元気があり、もっともっと前にという状態の方には自己啓発もいいのですが、心、身体が弱った状態には、時として、

説教されているような・・

頭ではわかっているんだけど・・

のような気持ちになってしまいます。

ですが、蝦名先生の本は、

むしろ、これでいいんだ。

と、いうことをはっきりといろいろな研究結果や視点から教えてくださっているので、そういうことだったんだ。と、気づかされます。

きっと。今までも無意識の中で困難を乗り越えるために頑張ってきたと思うけれど。

いつも困難という顔が違うので、すっかり惑わされてました。

次から次と問題がくると思っていた自分に気づき、これは大変なはずだって思いました。

視点を変えたら、次々とは思わないでいられるではないか!

解決できるにはA or B or Cどれなんだって、ずーっと頑張りつつ考えていたことがありました。

答えは全然違う分野の Dってことがあるのか・・

と、私の苦手な「わかる感」(←本の中にあるsoc診断でわかります。)が突然

雷のようなパラダイムシフトで、ドカーンとゆうべ私に落ちました

もっと。本のことを話したいけど、だめだめ。

皆さんちゃんと、自身の心で読んでください。

無意識に思い込んでしまっている自分の世界から

一歩違う視点が見つかると思います。
 
 
 
困難を乗り越える力の出版おめでとうございます。さっそく購入し読ませていただきました。
ヘルスコミュニケーションの専門家の視点からわかる感、できる感、やるぞ感の各段階について現実の課題、問題と関連づけてわかりやすく書かれていて、とても参考になりました。
私どもの学園の職員に是非読ませ、困難を乗り越える力とは何なのか、どうしたら少しでも自分の力を高めることが出来るのかを自分の生活、仕事の中からみつけ出してほしいものだと思いました。可能であれば実際に講師としてお招きしてお話をお聞きしたいくらいです。ますますのご活躍をお祈りしています。
 
 
「現実を見つめ、明るい未来を信じて生きる」
 
 

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