▼苦闘は人生の常。
そこには、憂えも悲嘆も感傷も諦めもない。
前進への希望と勇気と歓喜がある。
▼「波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す」
人生行路にあって、偉大なる作業をしていくためには、それなりの限界や絶の時もあるかもしれない。
また、巨大な幾多の障害もあるかもしれない。
その時こそ、自らが逞しく光り鍛えられていくことを、忘れてはならない。
▼自然のリズム中、嵐の中で人間が高まる。
奈落の底を知るものだけが生のすべてを認識(人間洞察の深さ)する。
突き放されてみて初めて、人にはその突進力が与えらるのだ。
▼誠に苦難こそ、人間の人生や運命を、闇から暁へ、また混沌から秩序へ、破壊から建設へと飛躍させていく回転軸である。
▼「どんな人にも心の奥に、だれにも触れられたくない領域があるものだ」
一方で、「自分の弱さや悩みを知ってほしいという心の矛盾した複雑な思いもあるものだ」
▼いい作品には、メッセージ性がある。
また、作中人物には魅力がある。
今はいろいろな考え方や個性を持つ人間がお互いを認め合う、多様性が求められてもいる。
▼組織や企業にあっては、<一人一人が力を発揮できる>体制をつくることだ。
▼女性の活躍の広がりが、社会の発展、人類の幸福と平和につながる。
▼<今日も自分の殻を破ろう>
<新しい境地を開こう>との精進。それが作品に影響する。
▼コロナ禍―「孤立の世紀が始まった」。
それは単に個人的な心理状態を示すばかりではなく、社会にもダメージを与え、世界経済に深刻な影響を及ぼし、民主主義の脅威となっている。
▼ライフスタイルの変化、都市やオフィスのデザイン、人と人に接し方、政府と市民との関係に影響を及ぼした。
スマートフォン依存―孤立を悪化させる背景は複雑だ。
▼ポピュリズムに訴える政治家や政党が他者への憎悪感情を煽る姿は世界各地で見られるようになった。
そこには、帰属意識を与えることで、社会的なつながりを失った人々を取り込もうとする狙いがある。
▼<孤立の危機>を打開するためには、他者に関心を払い、互いに敬意を持ってケアし合うような多様性で関わりの深いコミュニティーを広げていくしかない。
▼目の前の一人に心を向け、感謝の言葉を伝え、悩みを聞くという小さな行動から世界は変わる。
▼<人の数だけ正義がある>
<自分が絶対に正しい>と思った時こそ、「相手の気持ちに目が向いているか」を自問自答したい。
▼事故を起こさないことが、幸福と勝利の基盤。
事故という魔を寄せ付けない強い一念と深い用心、冷静さで、安全第一に徹したい。
▼苦難を真正面で捉えてこそ、新たな発見があるものだ。
苦難に敢然と立ち向かい格闘する。
それが前進のエンジンとなる。
悩みを乗り越えた先ばかりではなく、苦闘のただ中にあっても、人は生きる意味を知ることができる。
▼人が政治に期待するのが主義より課題の解決。
政策の実現力。