年齢高いほど多い傾向 警察庁
自宅で死亡した1人暮らしの人は2024年に全国で計7万6020人おり、うち65歳以上の高齢者は76・4%の5万8044人だった。警察庁が11日発表した。通年で独居高齢者の死者数を集計したのは初めて。
【写真特集】狭いレジにも… 接客用のイスを開発 警察が取り扱った自殺を含む遺体のうち1人暮らしだった人は、年齢別でみると、85歳以上が1万4658人で最多だった。次いで75~79歳が1万2567人で、70~74歳1万1600人▽80~84歳1万1373人▽65~69歳7846人――と続いた。
年齢が高いと多くなる傾向がみられた。 65歳未満は1万7818人だった。中高年だけでなく、30代1013人、20代780人、15~19歳も62人いた。年代が判別できない不詳は158人だった。
発見までの日数は、全体の7割以上が1週間以内だった一方、31日以上が9・1%あった。
65歳以上の都道府県別死者数は、東京が最多の7699人で、大阪5329人▽神奈川3659人▽愛知3411人▽埼玉3319人――と続いた。
24年4月に孤独・孤立対策推進法が施行されたことを受け、政府は同年6月、対策のための重点計画を策定し、各省庁が取り組みを進めている。【山崎征克】
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