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ウィリアム・モリスの遺したもの デザイン・社会主義・手しごと・文学

2020年01月27日 16時02分45秒 | 社会・文化・政治・経済

川端康雄/著

要旨

一九世紀、ヴィクトリア朝を代表する詩人、デザイナーであり、社会主義者でもあったウィリアム・モリス。彼の壁紙や織物のデザインは自然の成長の感覚に満ち、いまも色あせない魅力を放つ。

染色やタペストリーの「職人」としても一流だったモリスは、その本業のかたわらで韻文・散文で物語(ロマンス)を多く執筆。

晩年にはケルムスコット・プレスで「理想の書物」造りに打ち込んだ。英文学者であり、『ユートピアだより』などモリス作品の代表的な翻訳者でもある著者による、モリスとその時代に関する論考・エッセイを集める。

多彩な活動の全貌を追いながら、一見別々な仕事に通底するモリスの思想と仕事の流儀を探り、さらに柳宗悦、宮澤賢治らモリスに影響を受けた日本の芸術家・思想家たちの軌跡をたどる一五章。

目次
 
1 タペストリーの詩人(「この硬い、宝石のような炎で」―モリス/ペイター/ワイルド
ファンタジー作家としてのウィリアム・モリス―『世界のはての泉』をめぐって
ウィリアム・モリスと書物芸術
ウィリアム・モリスとプリンティング
「奇妙な二人組」―ウィリアム・モリスとE・B・バックスの協働作業
タペストリーの詩人)
2 日本への波動(大槻憲二とモリス誕生百年祭
御木本隆三とラスキン文庫の日々
宮澤賢治と羅須地人協会
柳宗悦とウィリアム・モリス―我孫子時代とレッド・ハウス時代
小野二郎のウィリアム・モリス研究)
3 ヴィクトリア朝と現代―アナーキー、そして美(ヴェネツィアの石の重み―ジョン・ラスキン『ゴシックの本質』をめぐって
ヴィクトリアン・モダニズム―レイチェル・テューコルスキー著『審美眼』を読む
「最後のラファエル前派」―フィオーナ・マッカーシーのバーン=ジョーンズ伝を読む
モリス的ユートピアの諸変奏―フィオーナ・マッカーシー『アナーキーと美』をめぐって)
おすすめコメント
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詩・小説執筆の傍ら、デザインから社会主義運動まで幅広く活躍したモリス。活動の全貌に通底する思想と、影響をうけた日本の芸術家・思想家の軌跡をたどる14章。

著者紹介

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川端 康雄 (カワバタ ヤスオ)  
1955年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、日本女子大学文学部教授、イギリス文学、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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 ウィリアム・モリス(William Morris、 1834年3月24日 - 1896年10月3日)は、19世紀イギリスの詩人、デザイナー、マルクス主義者。
多方面で精力的に活動し、それぞれの分野で大きな業績を挙げた。「モダンデザインの父」と呼ばれる。
また、架空の中世的世界を舞台にした『世界のかなたの森』など多くのロマンスを創作し、モダン・ファンタジーの父と目される。
ロード・ダンセイニやJ・R・R・トールキンにも影響を与えた。
62歳で亡くなったが、看取った医師は
死因は?と聞かれて「モリスだから」と答えたそうだ。
多才で一人で何役ももなし猛烈に働いたモリス。
クソ真面目なやりたがり屋。
それゆえに、過労で死んだのであろうか。

 


『戦場のメリークリスマス』

2020年01月27日 12時11分18秒 | 社会・文化・政治・経済
1月26日午前1時30分~CSテレビで観賞した。
 
『戦場のメリークリスマス』(せんじょうのメリークリスマス、英: Merry Christmas, 
概要
原作は、ローレンス・ヴァン・デル・ポストの『影の獄にて』に収録された2作品、「影さす牢格子」(1954年)と「種子と蒔く者」(1963年)に基づいている。
作者自身のインドネシアのジャワ島での、日本軍俘虜収容所体験を描いたものである。
第36回カンヌ国際映画祭に出品され、グランプリ最有力と言われたが受賞は逃した。
 
あらすじ
1942年、日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所で、朝鮮人軍属カネモト(ジョニー大倉)がオランダの男性兵デ・ヨンを犯す。
日本語を解する俘虜(捕虜)の英国陸軍中佐ジョン・ロレンス(トム・コンティ)は、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラ(ビートたけし)と奇妙な友情で結ばれていく。
一方、ハラの上官で所長の陸軍大尉ヨノイ(坂本龍一)は、日本軍の背後に空挺降下し、輸送隊を襲撃した末に俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)を預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも彼に魅せられてゆく。
同時にカネモトとデ・ヨンの事件処理と俘虜たちの情報を巡り、プライドに拘る空軍大佐の俘虜長ヒックスリー(ジャック・トンプソン)と衝突する。東洋と西洋の宗教観、道徳観、組織論が違う中、各人に運命から届けられたクリスマスの贈りものが待っていた。
Mr. Lawrence)は、大島渚が監督した映画作品である。
日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画で、テレビ朝日製作の映画第1作でもある。1983年5月28日日本公開。
英国アカデミー賞作曲賞受賞。
 
戦場のメリークリスマスの画像

第二次世界大戦をテーマにした戦争映画でありながら、戦闘シーンは一切登場しない。また、出演者はすべて男性という異色の映画でもある。撮影はクック諸島ラロトンガ島で行われた。

ハラ軍曹らに見られる当時の日本軍による捕虜に対する扱いや、イギリスなどにおける障害者への蔑視行為やパブリックスクール寄宿制名門校)におけるしごきなど、歴史の闇の部分も容赦なく描いている。

監督 大島渚 脚本 大島渚 ポール・メイヤーズバーグ

原作 ローレンス・ヴァン・デル・ポスト
製作 ジェレミー・トーマス
出演者 デヴィッド・ボウイ
坂本龍一
ビートたけし
トム・コンティ
音楽 坂本龍一
撮影 杉村博章(撮影)
成島東一郎(撮影監督)
 
キャスト

 

 

ヴィクトル・ユーゴーの言葉

2020年01月27日 12時03分45秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
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Victor Hugo
ヴィクトル・ユーゴー

フランス・ロマン主義の詩人、小説家であり、七月王政時代からフランス第二共和政時代の政治家でもある。代表作は『レ・ミゼラブル(ああ無情)』、主な作品に『エルナニ』『笑う男』などがある。

国: フランス
生: 1802年2月26日
没: 1885年5月22日(享年83)

宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の者を神にまで広げること。それが恋愛である。

真の恋の兆候は、男においては臆病さに、女は大胆さにある。

音楽は人間が言葉で言えないことで、しかも黙ってはいられない事柄を表現する。

第一歩は何でもない。困難なのは、最後の一歩だ。

哲学は思考の顕微鏡である。

人生最大の幸福は、愛されているという確信である。自分のために愛されている、否、もっと正確には、こんな自分なのに愛されているという確信である。

世界中のすべての軍隊よりも強いものが一つだけある。それは時にかなって生まれた発想である。

愛することは、ほとんど信じることである。

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究極のレジリエンス(困難を乗り越える力)

2020年01月27日 11時14分04秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽信心という究極のレジリエンス(困難を乗り越える力)を発揮して希望の劇を綴り、奮闘する。
▽いかなる逆境にも揺るがない。
▽「友に勇気を贈る」「地域に友情を結ぶ」「社会に希望を届ける」
日々の活動は充実している-そのように実感できる。
▽奮励せよ、そして前進せよ!諸君、吾人(ごじん)はどこへ行かんとするのであるか」
「日の出にも比すべき真理の曙へである。吾人は各民衆の協和へ向かって進み、人間の統一へ向かって進む」 ヴィクトル・ユーゴーの言葉

 

▽先哲たちも夢見た理想に向かい、新しき人間主義を掲げる平和・文化・教育の運動。
▽一瞬一瞬が真剣勝負!

▽目の前の「一人」に尽くす。
そこから希望が生まれ、光が社会を照らしていく。