八重柏冬雷の書道散策

書表現は無限。様々な書表現を紹介。書道を楽しむ講座も開講。問合せは冬雷公式HP http://torai-y.com へ

こどもの詩

2006-11-18 | いろいろな書の巻

「お母さんの手」

小学校4年生の書いた詩を
筆で書いてほしいとの依頼あり。

素直で、温かい親子関係を感じるこの詩をどう表現しよう。
でも、小細工はかえってこの詩のイメージを壊すのでは。
う~ん、結局、淡々と素直に書こうと結論。

こうなりました。

35cm×90cm


初雪に書く!

2006-11-16 | いろいろな書の巻

「雪ふる一人一人ゆく」

今朝起きたら、ついに初雪が。

庭を見ていたら、急に書きたくなった。
思い浮かんだ言葉が「山頭火」の句。
筆はアイスホッケーのスティック。

精一杯腕を伸ばして書く。
とにかく思い切って。
そして2階からシャッターをきる。
書き直したかったけど、もうできない。
あわてて出勤。

書き直しはまた来年?


2006-11-13 | 諸々

「介」

小学校への「出前講座」
「ジャンボ書道」で出来た作品の
ひとつを紹介。

この作品を書いたのは小4の男の子。
墨が飛び散ることも気にせず、
紙の大きさに負けない、
豪快な動きで書いていた。

書き終えたときの
「やった~!」という
清々しい表情が、
とてもよかった。

120cm×120cm


小学生とジャンボ書道

2006-11-12 | 諸々

また小学生を相手に
「出前講座」のジャンボ書道をした。
今回は、市内中心地に近い小学校の4年生。
特に都会っ子の多い小学校かな?

前回に行った小学校と雰囲気が少し違う。
文字の形を気にする子が多いのだ。
「大きくのびのびと、はみ出してもいいよ。」と言っても、
理性が働いているようなのだ。
写真を見てもわかるかと思う。
形の整った作品が多いのだ。
これはこれでいいのだが、何か物足りない。
子供らしく無垢にのびのびと書いた作品が少なかったからかな。
私の進め方も良くなかったかなと反省している。

でも、終了後はみんなが、
「楽しかった!」とのこと。
よかった。
この体験が心に残ってくれるといいのだが。

作品の大きさは
120cm×120cm