書譜の臨書

　　　　「書譜」を臨書してみた。

　　　　書譜の臨書はいつやっても難しい。
　　　　
　　　　臨書のために選んだ場所を、
　　　　半切に収め、作品としてまとめるためには、
　　　　かなり工夫しなければならない。

　　　　

散氏盤の臨書

　　　「散氏盤」の臨書である。

　　　その素朴さに憧れる。

十七帖の臨書

　　　　十七帖の臨書である。
　　　　　私の苦手な古典の一つ。

　　　　　何度書いても、
　　　　　カチッとしていて
　　　　　なおかつ、
　　　　　気脈の通った美しさは

　　　　　なかなか表現できない。　

　　　　　難しい。

温泉銘の臨書

　　　温泉銘の臨書である。

　　　豪快に大胆に・・・・

　　　と思って書いたら

　　　1行目は4文字になってしまった。

明るい木簡の臨書

　　　あまり力まず、白を多くして
　　　
　　　明るい雰囲気で書いた木簡の臨書。

孫秋生造像記の臨書

　　　　「孫秋生造像記」の臨書。

　　　　造像記はイメージが様々に広がり、

　　　　臨書していて楽しい古典である。

　　　　

智永真草千字文の臨書

　　　智永が書いた「真草千字文」の臨書である。

　　　特に際立った特徴のない、

　　　ポピュラーな古典だからこそ

　　　書きながら悩む。

自書告身帖の臨書

　　　　顔真卿の書いた書の定番？

　　　　「自書告身帖」である。
　　　　「建中告身帖」と言われるほうが多いかも。

　　　　豊肥で古厚などと表現される。

　　　　何度書いても飽きない書である。

楽毅論の臨書

　　　楽毅論の臨書である。

　　　細くて軽快に見えるが、実はとっても強い線で書かれた逞しい書。

　　　分かってはいるのだが、その表現がすごく難しい。

これも灌頂記の臨書

　　　これも空海の灌頂記です。

　　　空海の作品は大好きなんですが、

　　　それだけに奥が深く、遠い存在です。

　　　今回はとにかく豪快に。