直近3試合への道標としたいドローゲーム

2013年03月17日 | ガンバ大阪
評価の分かれる試合だと思います。


先ず結果としてホームで昇格のライバルとなる相手に今回も引き分けてしまった。
攻撃はトップがフィットせずやみくもなクロス、タイミングを逃したシュート、或いは押し込んでシュートもできないという去年から続く流れを変えることが出来なかった。

一方、守備は今野がボランチとして入ったことで(横浜FCの精度の悪さも含む)大きなピンチは少なく新しいCBである西野のリーグデビューを無失点という形で終えれた点や、ポジションn適正はともかく倉田の中の意識が変わったのではないかと思えるくらいの頑張りが見れたことが収穫だと思います。
実況解説の三浦惇氏を言っていましたが相手の松下選手を執拗にマークしていました。その分高い位置でパスの受け手としてのゴールに直結するパスは多くは配給できず寧ろボール奪取からの最初のパサーという役割になっていたようです。良い時の明神の様な役目で倉田には適正とは思えませんが。
ただ、最初のチャンスメイクからうまく回ってラストパスやフィニッシュをとる工夫はあると思うのでステップアップしてほしいです。

西野選手はやはりデビューということもありパスミスが相当多かったですが、肝っ玉が据わっている感じをとても受けました。
失敗しても臆せずトライしていたことは評価できます。しつこい守備もでき高さもある。 試合をこなしていけば相当頼りになるDFになると感じました。

今野はボランチでさすが代表というプレーを多々見せてくれました。 代表ではコンビを組む相手や戦術、そして慣れもありCBで良いと思いますがガンバではボランチがきっと適正なのでしょうね。
遠藤は今野がいきなり上がる分後方に陣取ることが多かったですが存在感は充分ありました。
藤春や丹羽の上がりも前2試合より多かったと感じました。
二川は前節ほどではありませんが大事な場面で攻撃や守備をこなしていました。
レアンドロは個も能力で時折惜しいシーンもありましたし、パウリも前節よりは時間もプレーも良かったと思います。
阿部の神出鬼没ぶりも幾つか垣間見えました。

なのになぜ無得点だったか。 というのが考えるべき課題となります。
書き出すとたくさんありますが、一言でいうと、


【其々の特性を生かした適正を融和させていない。】


ということだと思います。
要は、、、   噛み合ってないということですね;^^

例えば空クロスばかり挙げていた藤春はその脚力を生かし、もう一歩踏み込むか引くかしてクロスを狙ってみる。
相手DFにタイミングを見透かされたクロスには当然対応されるし、一歩踏み出すことでもう少し中の味方の状況が見えてくろと思います。

例えばレアンドロはやはりポストの位置は避けて何度か失敗しても裏かサイドに流れる動きを徹底し、他の味方はもっとレアンドロへの信頼をプレーで具現する為にフォローを惜しまず上がる。

例えばフィニッシャーは狙いすますよりワンタッチのシュートをもっと心掛ける。
ゴール前まではしつこいくらいにワンタッチで持ってくるのにシュートレンジになると持ち替えたり前にトラップしたりと折角相手が見失ったタイミングを合わせてしまう傾向が強い気がします。

例えばプレッシャーかけられて後ろで回している時MFは更に1人下がってパスコースをつくってあげる。
後ろのボール回しは高い確率でその場、或いは中盤サイドにふったあたりのミストラップ・ミスパスなどで奪われる傾向が強い。

ポスト狙わざるを得ないのならレアンドロではなく受けれる可能性の高い選手を狙う。
この点が頭痛の種でありまして、、今、佐藤が居ないので他にその役割を担えるFWが居ませんね。

少しの、1つのズレを縫い合わせることによって噛み合わない集団は驚くべき変貌でフィットする筈です。
何故なら、これだけ特性を備えた良い選手が揃っているのですから。


引き分けてしまったものは仕方ないので、この1戦から多くのヒントを集めて次戦からの糧にしましょう!ありがとう。


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コメント (4)
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