食物繊維は、人の消化酵素で消化できない食品中の難消化性成分の総称である。食物繊維は、栄養価がなく消化管に対して負担をかける食物として敬遠される存在だったが、高い生理機能を有することが分かり、炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンに次いで6番目の栄養素として見直され、10g/1,000kcal、1日20g~25gが摂取目安となっている。
食物繊維の分類
食物繊維は、動物性食物繊維と植物性食物繊維があるが、分類的には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に別れ、それぞれ異なった生理作用と共通の生理作用がある。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、腸内で何倍にも膨らむ性質があり、これが腸を刺激して便秘を解消するといった働きがある。また、発がん物質などの有害物質を吸着したり、腸内細菌のバランスを変化させて発がん物質の生成を抑制したり、発がんに関与する胆汁酸代謝を改善する作用がある。
植物性の不溶性食物繊維と食品
不溶性食物繊維 主な食品
セルロース 穀類、野菜、豆類
ヘミセルロース ふすま、緑豆
リグニン ココア、野菜
動物性の不溶性食物繊維と食品
不溶性食物繊維 主な食品
キチン カニ、エビ
キトサン カニ、エビ
コラーゲン 畜類、フカヒレ
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、体内で水分を吸収する性質があり、糖の吸収を遅らせる働きがある。また、発酵することによって、腸内でコレステロールを吸着し、コレステロールの吸収を妨げる効果がある。
水溶性食物繊維は、わかめやモズク、めかぶなどヌルヌルした食品に多く含まれています。
植物性の水溶性食物繊維と食品
水溶性食物繊維 主な食品
カラギーナン 紅藻類
ペクチン 果物、野菜
グアガム グア豆
グルコマンナン こんにゃく
アルギン酸ナトリウム 渇藻類
マルチトール 甘味料
動物性の水溶性食物繊維と食品
水溶性食物繊維 主な食品
コンドロイチン 魚肉
食物繊維の分類
食物繊維は、動物性食物繊維と植物性食物繊維があるが、分類的には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に別れ、それぞれ異なった生理作用と共通の生理作用がある。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は、腸内で何倍にも膨らむ性質があり、これが腸を刺激して便秘を解消するといった働きがある。また、発がん物質などの有害物質を吸着したり、腸内細菌のバランスを変化させて発がん物質の生成を抑制したり、発がんに関与する胆汁酸代謝を改善する作用がある。
植物性の不溶性食物繊維と食品
不溶性食物繊維 主な食品
セルロース 穀類、野菜、豆類
ヘミセルロース ふすま、緑豆
リグニン ココア、野菜
動物性の不溶性食物繊維と食品
不溶性食物繊維 主な食品
キチン カニ、エビ
キトサン カニ、エビ
コラーゲン 畜類、フカヒレ
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、体内で水分を吸収する性質があり、糖の吸収を遅らせる働きがある。また、発酵することによって、腸内でコレステロールを吸着し、コレステロールの吸収を妨げる効果がある。
水溶性食物繊維は、わかめやモズク、めかぶなどヌルヌルした食品に多く含まれています。
植物性の水溶性食物繊維と食品
水溶性食物繊維 主な食品
カラギーナン 紅藻類
ペクチン 果物、野菜
グアガム グア豆
グルコマンナン こんにゃく
アルギン酸ナトリウム 渇藻類
マルチトール 甘味料
動物性の水溶性食物繊維と食品
水溶性食物繊維 主な食品
コンドロイチン 魚肉