栄養所要量とは
「栄養所要量」とは、日本人の健康の保持・増進と、生活習慣病の予防のための標準となるエネルギー量と各栄養素の摂取量を、厚生労働省が示したもの。
昭和45年に策定されてから5年ごとに改定されており、現在公表されているのは第6次改定の日本人の栄養所要量である。
以前は栄養の欠乏症の予防が主目的だったが、現在は過剰摂取への対応も考慮しており、“欠乏を防ぐ必要量(所要量)”とともに、“過剰摂取による健康障害を防ぐための上限値(許容上限摂取量)”も設定し、これらを合わせて「食事摂取基準」としている(許容上限摂取量が設定されている項目は、ビタミン類・ミネラル類のみ)。
※平成 17年4月より、「食事摂取基準」が策定され、従来「栄養所要量」の名称で指導していた部分は、「食事摂取基準」として扱うこととなる。
これまでの
「栄養所要量」
「日本人の栄養所要量」は、健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために、標準となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すもので、
教科書等では
・成長し健康を維持・増進させていくために、
どのような栄養素がどれくらいの量必要かを示したもの
・一日に摂取することが望ましい栄養素等の量を示したもの
等と説明されている。
栄養欠乏症の予防を主眼として5年ごとに改定され、健康増進施策、栄養改善施策等の基本となるものであり、栄養指導、給食計画等の基準として幅広く利用されている。
今回の
改定への
流れ
現在の食生活の状況から、栄養欠乏症よりむしろ 過剰摂取による健康障害を予防する観点からの検討も必要となってきた。
現在教科書等で使用されているのは 1999年の第6次改定(平成12年度~16年度)のものだが、過剰摂取への対応もできる限り考慮した策定が行われており、ほとんどの人に健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の最大限の量が「許容上限摂取量」 として示されているところである。
「食事摂取基準」とは 来年度の改定では、このような食生活の現状や国際的動向を踏まえ、「食事摂取基準」という考え方を導入している。
この「食事摂取基準」は、より「確率論」的な数値の捉えがされており、「リスク分析・評価」の考え方が主体となっている。
平成17年度からは、「第7次改定 日本人の栄養所要量」ではなく、 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」として 平成17年度から平成21年度までの5年間使用される。
「栄養所要量」とは、日本人の健康の保持・増進と、生活習慣病の予防のための標準となるエネルギー量と各栄養素の摂取量を、厚生労働省が示したもの。
昭和45年に策定されてから5年ごとに改定されており、現在公表されているのは第6次改定の日本人の栄養所要量である。
以前は栄養の欠乏症の予防が主目的だったが、現在は過剰摂取への対応も考慮しており、“欠乏を防ぐ必要量(所要量)”とともに、“過剰摂取による健康障害を防ぐための上限値(許容上限摂取量)”も設定し、これらを合わせて「食事摂取基準」としている(許容上限摂取量が設定されている項目は、ビタミン類・ミネラル類のみ)。
※平成 17年4月より、「食事摂取基準」が策定され、従来「栄養所要量」の名称で指導していた部分は、「食事摂取基準」として扱うこととなる。
これまでの
「栄養所要量」
「日本人の栄養所要量」は、健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために、標準となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すもので、
教科書等では
・成長し健康を維持・増進させていくために、
どのような栄養素がどれくらいの量必要かを示したもの
・一日に摂取することが望ましい栄養素等の量を示したもの
等と説明されている。
栄養欠乏症の予防を主眼として5年ごとに改定され、健康増進施策、栄養改善施策等の基本となるものであり、栄養指導、給食計画等の基準として幅広く利用されている。
今回の
改定への
流れ
現在の食生活の状況から、栄養欠乏症よりむしろ 過剰摂取による健康障害を予防する観点からの検討も必要となってきた。
現在教科書等で使用されているのは 1999年の第6次改定(平成12年度~16年度)のものだが、過剰摂取への対応もできる限り考慮した策定が行われており、ほとんどの人に健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の最大限の量が「許容上限摂取量」 として示されているところである。
「食事摂取基準」とは 来年度の改定では、このような食生活の現状や国際的動向を踏まえ、「食事摂取基準」という考え方を導入している。
この「食事摂取基準」は、より「確率論」的な数値の捉えがされており、「リスク分析・評価」の考え方が主体となっている。
平成17年度からは、「第7次改定 日本人の栄養所要量」ではなく、 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」として 平成17年度から平成21年度までの5年間使用される。