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視床・視床下部

2008-03-19 13:17:49 | 解剖生理学(内分泌系)
視床は情報の中継点であり、嗅覚を除く感覚情報は視床で中継され脳の各部位でその情報が処理される。

視床下部は自律神経系、内分泌系のコントロールに重要であり、身体のホメオスターシスの調節に関与している。視床下部はさまざまな調節機能を持つ。

(1)摂食・飲水調節: 視床下部には摂食中枢があり、視床下部外側には空腹中枢、内側視床下部には満腹中枢がある。これらの中枢は血中グルコースやアミノ酸などに反応すると考えられており、食事をとることによって満腹中枢が刺激されると満腹感が生じ、摂食をやめると考えられている。最近はレプチンという物質が脂肪細胞から分泌され、満腹中枢に作用して摂食をコントロールしていると考えられている。
(2)体温調節(Thermoregulation):視床下部には体温調節中枢があり、血液の温度をモニターして体温のコントロールを行っている。前視床下部には温熱中枢、後視床下部には寒冷中枢がある。
(3)情動(emotion):視床下部は怒り、恐怖、喜びなどの情動の発現に関与している。
(4)ホルモン分泌(hormone secretion): 視床下部は下垂体、腎臓、子宮、乳腺などの機能を調節するホルモンを分泌している。性器発育不全は視床下部から出る生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌不全によって黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンの分泌が低下して起こる。


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