アロマテラピー学習ブログ

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参照。

標的器官・受容体

2008-03-19 13:00:31 | 解剖生理学(内分泌系)
一定の器官から分泌されたホルモンは、作用を発揮する器官、「標的器官」を持っている。標的となる器官には、そのホルモン分子だけに反応する受容体が存在し、ホルモン分子と受容体が結合する事によって、ホルモンの効果が発揮される。標的器官が、極めて微量な濃度のホルモンに反応でき、標的器官以外では、効果が発揮されないのも、この受容体の働きによる。神経による調節と比べて、器官の発動に時間がかかってしまうが、分泌腺から遠く離れた器官でも大きな働きを発動させたり、継続性を持たせるには優れたシステムとなっている。最近では、ストレスの影響もあり、分泌腺や受容体の働きに変調をきたす例や、化学物質がホルモン分子と間違われて受容体と結合してしまう例も増えてきている。体の命令系統でもあり、健康を維持管理する上では、無視できない影響力を持つシステムである。負担をかけないようにしたいものである。


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