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参照。

心臓

2008-12-26 11:56:46 | 解剖生理学(循環器・血管・血液系)
心臓は前中隔の左右の肺の間にある。心臓は2重の袋(心嚢:Pericardium)につつまれており、心臓自身も横紋筋の袋でできている。心臓の重さは約270gで大きさは人の握りこぶし程度である。心嚢内には漿液があり、摩擦を防いでいる。

1.心臓の構造
心臓は隔壁によって左右に分けられ、さらに弁膜によって 心房と心室に分かれている。これによって右側には右心房(Right atrium)と右心室(Right ventricle) 、左側には左心房(Left atrium)と左心室(Left Ventricle)がある。右心房と右心室の間には三尖弁と呼ばれる3つの弁尖からできている。また、左心房と左心室の間には僧帽弁があり、2つの弁尖からできている。同様に右心室と肺動脈の間には肺動脈弁、左心室と大動脈の間には大動脈弁がある。
 全身を循環し、低酸素、高二酸化炭素となった静脈血 は上・下大静脈から右心房に入り、三尖弁を介して右心室 に入る。心臓のポンプ作用によってこの静脈血は肺動脈弁を介して肺動脈へ入る。肺動脈から肺に入った血液は 肺でのガス交換によって高酸素、低二酸化炭素の動脈血になり、肺静脈から左心房へ帰る。この経路を肺循環(Pulmonary circulation)という。左心房から僧帽弁を介して左心室へ入った動脈血はポンプ作用によって大動脈から全身へと流れる。この全身にいたる経路を体循環(Systemic circulation)という。




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