トリートメント法
身体に非医療行為としてマッサージを行うことをトリートメントと呼ぶ。
精油を植物油で希釈した物をトリートメントオイルと呼び、身体への塗布用やトリートメント用に利用する。トリートメントオイルを作製する際の第一ポイントは希釈濃度である。作り方に従い、正しく希釈すること。
トリートメントオイルの作り方
①植物油を量る
②希釈濃度を基準に、植物油の量に対する精油の滴数を割り出す
③目的に合わせて1~数種類の精油を選ぶ
④精油を②で割り出した滴数の範囲内で植物油に希釈する
※作製したトリートメントオイルはなるべくその場で使い切る。余ったオイルは高温多湿を避け遮光瓶に入れて保管する。その際、作製した日付をラベルに書いて貼っておく。
希釈濃度について
(社)日本アロマ環境協会ではトリートメントの際の希釈濃度を1%以下を目安としているが、顔などの敏感な部分には必要に応じてさらに低い濃度で使用しても良い。精油の種類の違いや個人差も有るので、実践の前には、使用する方の健康状態に合わせてパッチテストを行って安全を確認してから使用すること。
精油を使うべきでないような場合には、植物油だけでトリートメントすることも可。
例~1滴が0.05mlのドロッパービンの精油を使用した場合~
植物油50mlに対して濃度約1%にするには精油が何滴必要か?
①1%相当のml数を算出する。1%は0.01なので50ml×0.01=0.5ml
②精油1滴は0.05ml 0.5ml÷0.05ml=10滴
したがって1%濃度では、精油50mlに対して、精油は10滴になる。
植物油の量 10ml 20ml 30ml 50ml
0.5% 1滴 2滴 3滴 5滴
1.0% 2滴 4滴 6滴 10滴
トリートメントオイルの使い方
トリートメントオイルを手に適量とり、トリートメントしたい部分に薄くのばす。途中で手のひらや指が滑りにくくなたら、オイルを足す。
(注意)
トリートメントを行って、かゆみや炎症など肌にトラブルが生じてきた場合には使用を中止し、肌の上のオイルを大量の水で洗い流し、しばらく様子を見る。必要があれば皮膚科の診療を受ける。
パッチテストの方法
希釈濃度に従ったトリートメントオイルを、前腕部の内側に適量塗り、24~48時間放置し、肌にかゆみや炎症などの異常が起こらないかどうか確認する。パッチテストで異常があった場合は、その時点で大量の水で洗い流す。
使用する方の健康状態に合わせてパッチテストを行うこと。
湿布法
ホームケアにおける湿布は手軽にできる応急処置として広く実践されている方法である。一般に急性のトラブルに対しては冷湿布法が、慢性的なトラブルには温湿布法が効果的とされている。
①洗面器に水または適量の湯を張り、目的に合った精油を3滴以下落とし、タオルや布に含ませる。
②しぼり、湿布する部位に当てる。
(注意)
湿布は長く肌に密着する。肌の精油に対する反応や、湿布の時間に気を配ること。
身体に非医療行為としてマッサージを行うことをトリートメントと呼ぶ。
精油を植物油で希釈した物をトリートメントオイルと呼び、身体への塗布用やトリートメント用に利用する。トリートメントオイルを作製する際の第一ポイントは希釈濃度である。作り方に従い、正しく希釈すること。
トリートメントオイルの作り方
①植物油を量る
②希釈濃度を基準に、植物油の量に対する精油の滴数を割り出す
③目的に合わせて1~数種類の精油を選ぶ
④精油を②で割り出した滴数の範囲内で植物油に希釈する
※作製したトリートメントオイルはなるべくその場で使い切る。余ったオイルは高温多湿を避け遮光瓶に入れて保管する。その際、作製した日付をラベルに書いて貼っておく。
希釈濃度について
(社)日本アロマ環境協会ではトリートメントの際の希釈濃度を1%以下を目安としているが、顔などの敏感な部分には必要に応じてさらに低い濃度で使用しても良い。精油の種類の違いや個人差も有るので、実践の前には、使用する方の健康状態に合わせてパッチテストを行って安全を確認してから使用すること。
精油を使うべきでないような場合には、植物油だけでトリートメントすることも可。
例~1滴が0.05mlのドロッパービンの精油を使用した場合~
植物油50mlに対して濃度約1%にするには精油が何滴必要か?
①1%相当のml数を算出する。1%は0.01なので50ml×0.01=0.5ml
②精油1滴は0.05ml 0.5ml÷0.05ml=10滴
したがって1%濃度では、精油50mlに対して、精油は10滴になる。
植物油の量 10ml 20ml 30ml 50ml
0.5% 1滴 2滴 3滴 5滴
1.0% 2滴 4滴 6滴 10滴
トリートメントオイルの使い方
トリートメントオイルを手に適量とり、トリートメントしたい部分に薄くのばす。途中で手のひらや指が滑りにくくなたら、オイルを足す。
(注意)
トリートメントを行って、かゆみや炎症など肌にトラブルが生じてきた場合には使用を中止し、肌の上のオイルを大量の水で洗い流し、しばらく様子を見る。必要があれば皮膚科の診療を受ける。
パッチテストの方法
希釈濃度に従ったトリートメントオイルを、前腕部の内側に適量塗り、24~48時間放置し、肌にかゆみや炎症などの異常が起こらないかどうか確認する。パッチテストで異常があった場合は、その時点で大量の水で洗い流す。
使用する方の健康状態に合わせてパッチテストを行うこと。
湿布法
ホームケアにおける湿布は手軽にできる応急処置として広く実践されている方法である。一般に急性のトラブルに対しては冷湿布法が、慢性的なトラブルには温湿布法が効果的とされている。
①洗面器に水または適量の湯を張り、目的に合った精油を3滴以下落とし、タオルや布に含ませる。
②しぼり、湿布する部位に当てる。
(注意)
湿布は長く肌に密着する。肌の精油に対する反応や、湿布の時間に気を配ること。