アロマテラピー学習ブログ

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参照。

セルフスキンケア

2008-01-19 13:16:52 | アロマテラピーの楽しみ方&ホームケア
スキンケアの基礎知識
 皮膚の保護と保湿
  健康な皮膚はおよそ28日間で生まれ変わっている。この皮膚の中で表皮層は約20%の水分を含んでいて、この水分が10%を下回ると、荒れた状態となる。皮膚の水分を保つことが皮膚の健康の基本と言える。

 紫外線から守る
  紫外線は皮膚を痛め、シミやシワの原因、ひいては皮膚がんの原因となる。外に出るときは、帽子をかぶるなどの保護を心がけることが大切。

 規則正しい食事と睡眠
  水分と油分を補給するケアも大切だが、皮膚も身体の一部であるから何よりも規則正しい食事と睡眠が大切である。いくら良い化粧品を使っても、偏食や睡眠不足は皮膚には致命的なものである。全身の健康のために、食事と睡眠をしっかりとること。

 スキンケア効果のある精油例
  普通肌用:ゼラニウム、ネロり、フランキンセンス、ラベンダー、ローズオットー、カモミール・ローマンなど
  敏感肌用:ネロリ、ラベンダー、ローズオットー、カモミール・ローマンなど
  脂性肌用:ゼラニウム、ネロリ、ローズマリーなど
  乾燥肌用:カモミール・ローマン、ネロリ、ローズオットー、サンダルウッドなど

クレンジングオイル(化粧落とし)
 メイクアップ化粧品を構成するのは顔料と油である為、油を溶剤として使うとメイクを落とすことができる。クレンジングオイルでメイクを浮き上がらせた後コットンなどで拭き取り、洗顔料で洗い流す。
 
 メイクを落とし肌への負担の少ないクレンジングオイルの作り方
 <基本レシピ/1回分>
  植物油5ml(小さじ1杯)に精油1滴を入れ、良く混ぜ合わせる。

スキンローション(化粧品)
 スキンローションのほとんどは水分だが、精油やグリセリンなどの成分を少し加えることで保湿力を増すことができ、より効果的なものを作ることができる。
 <基本レシピ>
  ①グリセリン5ml(小さじ1杯)に精油1滴を入れ、良く混ぜ合わせる。
  ②精製水45mlを加えて、保存用ガラス瓶に移す。使用時には良く振るようにする。
 <さっぱり感が欲しい人のための応用レシピ>
  ①グリセリン5ml(小さじ1杯)にアルコール5ml(小さじ1杯)を入れ、精油1滴を加えてよく混ぜ合わせる。
  ②精製水45mlを加えて、保存用ガラス瓶に移す。使用時には良く振るようにする。

 ●化粧水には芳香蒸留水もおすすめ
  精油を製造するときに副産物として得られる「芳香蒸留水」がアロマテラピーショップなどで販売されている。さまざまな物があるので、香りや使用感で選んで使うと良い。手作りスキンローションとはまた一味違った香りと感触が楽しめる。

フェイス用トリートメントオイル
 スキンローションでたっぷり水分を補給したらフェイス用トリートメントオイルで油のベールを作って水分の蒸発を防ぐ。
 <基本レシピ>
  ①植物油30mlに精油1~3滴を加え、よく混ぜ合わせる。※植物油は数種類を混合しても良い。
  ②保存用ガラス瓶に移す。

クレイパック
 クレイを使って1週間に1回程度毛穴を大掃除して肌を清潔に保つのも、スキンケアにとって有意義なことである。
 <基本レシピ/1回分>
  ①クレイ大さじ1杯に精製水大さじ1杯を加えてよく混ぜ合わせる。軟らかさは好みにより調節する。
  ②精油1滴を加えて、さらに混ぜ合わせる。
  ③目や口の周りを避け、顔全体に塗る。
  ④少し乾いてきたら、ぬるま湯で洗い流す。
  ⑤その後は必ず化粧水などで肌を整える。
  ※乾燥が気になる方はグリセリンや植物油、ハチミツを小さじ1杯程度加えてもよい。
  ※塗った後ヒリヒリしたり、不快感を感じたらすぐに洗い流すこと。

ミツロウクリーム(軟膏)
 ミツロウクリーム(軟膏)は肌の水分を長時間保持し、肌を柔らかくする。トリートメントオイルと比べ携帯に便利。
 <基本レシピ>
  ①ガラス製クリーム容器に蜜蝋2gと植物油10mlを入れ、湯せんにかけて溶かす。※植物油の割合を多くすると軟らかい物ができる。
  ②湯せんからおろし、粗熱が取れたら精油1~2滴を入れてよく混ぜ合わせる。
  ③静かに冷まして出来上がり。

バスオイル
 肌の乾燥が気になる季節は、保湿力のあるバスオイルが効果的である。バスオイルをお風呂に入れると、入浴効果と香りの効果が期待できる。
 <基本レシピ/1回分>
  ①植物油20mlに精油1~5滴を入れ、良く混ぜ合わせる。
  ②お風呂の湯に入れてよくかき混ぜてから入浴する。

バスソルト
 塩を利用した入浴法は決行を良くし発汗を促すことで知られている。
 <基本レシピ/1回分>
  ①天然塩大さじ1杯に精油1~5滴を入れ、良く混ぜ合わせる。
  ②お風呂の湯に入れてよくかき混ぜてから入浴する。

発砲バスソルト
 <基本レシピ/1回分>
  ①重曹(炭酸水素ナトリウム)大さじ1杯、クエン酸小さじ2杯、コーンスターチ小さじ2杯を良く混ぜ合わせる。
  ②グリセリン小さじ1/2杯と精油1~5滴を入れさらに混ぜ合わせる。
  ③ラップフィルムなどに移し、圧縮して球状に固める。

シャンプーとリンス、コンディショナー
 市販の無香料または香りのほとんどないシャンプーやリンス、コンディショナーに精油を加えて、自分の髪質に合ったオリジナルのヘアケアグッズを作る。
 <基本レシピ>
  無香料のシャンプー、リンス、コンディショナー50mlにそれぞれ精油10滴を入れよく混ぜ合わせる。

(注意)
 異常を感じたら
  すべてのセルフスキンケア用グッズの作製において前述の肌への希釈濃度が適応される。このとき、自分の体調に合った希釈濃度に合わせレシピを完成させること。その際はパッチテストを行う。かゆみや炎症など肌に何らかのトラブルが起きた場合は使用を中止し、むやみに自分で薬などの処置をせず、必要があれば皮膚科の診療を受けること。

 容器
  精油は、原液の場合ポリエチレン容器を劣化させることがあるので、使用する容器はガラス製が理想。また遮光性の物がさらに良い。とはいえ実際は割れにくく軽いなどの理由から希釈した完成品の場合には、短期間ならばポリエチレン容器を使用しても差し支えない。

 保存期間
  水が含まれる物はおよそ1~2週間、植物油などが中心のオイルやクリームは1ヶ月程度。高温多湿を避け冷暗所、夏場なら冷蔵庫に保管し早めに使い切る。

 自己責任原則
  自分で作ったものの責任はすべて自分にあるので、必ず作成日をラベルに記載し、自己管理できるよう心がけること。
  


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