生命の言葉

神様を知り、信仰の種を育てましょう

前2-12. 堕落の動機と経路

2016-12-31 12:10:19 | 原理講論 前編2 堕落論

12. 堕落の動機と経路

第二節 堕落の動機と経路

我々は既に、第一節において、蛇はまさしくエバを堕落させた天使を比喩したものであるということを明らかにした

このように、人間の堕落した動機は天使にあったから、その堕落の動機と経路を知るためには

まず、天使とは何かということを知らなければならない

(一) 天使の創造とその使命および人間との関係

すべての存在は神によって創造された

したがって当然天使もまた、神が創造し給うた被造物であることはいうまでもない

神は天使世界を他のどの被造物よりも先に創造された

創世記一章26節に書かれている天地創造の記録を見ると、神は

「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り」

と、自らを複数をもって語っておられるのであるが

これは今日まで多くの神学者たちが解釈してきたような三位神の立場から、そのように言われたのではなく

人間よりも先に創造されていた天使たちを考慮において、それらを含めた立場から言われたみ言であったことを知らなければならない

神は被造世界の創造と、その経綸のために、先に天使を使いとして創造された
(ヘブル一・14)

天使はアブラハムに神の重大な祝福のみ言を伝えたのであり
(創一八・10)

キリストの受胎に関する消息を伝えたり
(マタイ一・20、ルカ一・31)

獄中で鎖につながれていたペテロを解いて、城外に導いたのである
(使徒一二・7〜10)

このほかにも、神のみ旨のために天使が活動している例は、聖書の中に、無数に探しだすことができる

それゆえに、黙示録二二章9節では、天使が自分自身を「僕」と言い

またヘブル書一章14節においては、天使を「仕える霊」と記録しているのである

そしてまた、天使は神に頌栄をささげる存在として創造されていたという証拠も、聖書の中に数多く見いだすことができる
(黙五・11、黙七・11)

原理講論 前編2 堕落論-12





聖書と原理講論を学び

神様をはっきりと知り、神様に感謝し

神様をおそれ、神様を愛し

自分を愛するのと同じように隣人を愛し

2020年 地上天国を完成させましょう

クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番

聖書完読の年間計画

一日4章読めば一年以内に完読することができます

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村











原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう

前2-11. 罪  の  根

2016-12-31 07:09:19 | 原理講論 前編2 堕落論

11. 罪  の  根

(五) 罪  の  根

我々は聖書によって明らかにされたことにより

罪の根は人間始祖が果実を取って食べたことにあったのではなく

蛇に表示された天使と不倫なる血縁関係を結んだところにあったということを知るようになった

したがって、彼らは神の善の血統を繁殖することができず、サタンの悪の血統を繁殖するようになったのである

さらにまた、我々は次のような事実から、人間の罪の根が淫乱にあったということを、より一層明確に知ることができるのである

罪の根が血縁関係によってつくられたので、この原罪は、子々孫々に遺伝されてきた

そして、罪を取り除こうとする宗教は、みな姦淫を最大の罪として定め

これを防ぐために、禁欲生活を強調してきたのであるが、これも罪の根が淫乱にあるということを意味するものである

また、イスラエル民族が神の選民となるため、贖罪の条件として割礼を行ったというのも

罪の根が淫乱によって悪の血を受けたところにあったために、堕落人間の体からその悪の血を抜きとることを条件として、聖別するためであった

数多くの英雄烈士、数多くの国家が滅亡した主要な原因が、この淫乱にあったということも

淫行という罪の根が、絶えず人間の心の中から、我知らず発動してきたためである

我々は宗教によって人倫道徳を立て、また諸般の教育を徹底的に実施して、犯罪を生みだす経済社会制度を改善することにより、他のすべての罪悪は、この社会から一掃することができるかもしれない

しかし、文明の発達と、安逸な生活環境に従い、増大しつつある淫乱による犯罪だけは、だれによっても、またいかなるものによっても、防ぐことができないというのが現在の実情である

したがって、人間社会から、この犯罪を根こそぎ取り除くことができない限り、決して理想世界を期待することはできないのである

ゆえに、再臨なさるメシヤは、この問題を根本的に解決し得るお方でなければならない

このように、これらの事実は、罪の根があくまでも淫行にあるということを如実に物語っているのである

原理講論 前編2 堕落論-11





聖書と原理講論を学び

神様をはっきりと知り、神様に感謝し

神様をおそれ、神様を愛し

自分を愛するのと同じように隣人を愛し

2020年 地上天国を完成させましょう

クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番

聖書完読の年間計画

一日4章読めば一年以内に完読することができます

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村











原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう

前2-10. 善 悪 の 果

2016-12-31 00:08:21 | 原理講論 前編2 堕落論

10. 善 悪 の 果

(四) 善 悪 の 果

我々は既に、善悪を知る木が、完成したエバを比喩したものであるという事実を明らかにした

では、善悪の果とは何をいうのであろうか

すなわち、それはエバの愛を意味するのである

果木が、果実によって繁殖するように

エバは、神を中心とするその愛をもって善の子女を繁殖しなければならなかったにもかかわらず

実際には、サタンを中心とする不倫な愛をもって悪の子女を生み殖やしたのである

エバはこのように、その愛をもって善の実を実らせることも、また悪の実を実らせることもできる成長期間を通過して、完成するように創造されていたのであった

それゆえに、その愛を善悪の果といい、また、その人間を善悪を知る木といったのである

それでは、善悪の果を取って食べたということは、いったい何を意味するのであろうか

我々が何かを食べるということは、それをもって自分の血肉とするという意味である

エバは神を中心とする善なる愛をもって、善なる実を取って食べ、善なる血と肉を受け、善なる血統を繁殖しなければならなかったのである

それにもかかわらず、彼女はサタンを中心とする悪なる愛をもって悪なる実を食べ、悪なる血と肉を受けて悪なる血統を繁殖し、罪悪の社会をつくったのである

したがって、エバが善悪の果を取って食べたということは、彼女がサタン(天使)を中心とした愛によって、互いに血縁関係を結んだということを意味するのである

創世記三章14節を見れば、神は堕落した天使を呪い給い

「おまえは腹で、這いあるき、一生、ちりを食べるであろう」

と言われた。

足で歩くことができず腹で這うということは、天使が創造本然の活動をすることができず、悲惨な状態になるということを意味するのであり

ちりを食うということは、天より追いだされることによって
(イザヤ一四・12、黙一二・9)

神からの命の要素を受けることができず

罪悪の世界に陥って、悪の要素を受けながら生きていくということを意味するのである

原理講論 前編2 堕落論-10





聖書と原理講論を学び

神様をはっきりと知り、神様に感謝し

神様をおそれ、神様を愛し

自分を愛するのと同じように隣人を愛し

2020年 地上天国を完成させましょう

クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番

聖書完読の年間計画

一日4章読めば一年以内に完読することができます

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村











原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう

前2-9. 天使と人間との淫行

2016-12-30 17:07:17 | 原理講論 前編2 堕落論

9. 天使と人間との淫行

③ 天使と人間との淫行

我々は、既に述べたように、人間が天使の誘惑に陥って堕落したという事実

人間も天使もみな淫行によって堕落したという事実

その上にまた、被造世界においては、霊的存在であって、お互いにある情的関係を結ぶことのできる存在とは

人間と天使以外にはないという事実などを結びつけてみるとき

人間と天使との間に淫行関係が成り立ったであろうということは、容易にうなずくことができるのである

ヨハネ福音書八章44節には

「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている」

と記録されている。

そして、黙示録一二章9節には、悪魔はすなわち、サタンであり、サタンはすなわち、人間を誘惑した古い蛇であると明示しているのである

このような聖句に基づいてみるとき

人間は悪魔の子孫であり、したがって、サタンの子孫であるがゆえに、結局蛇の子孫であるということになるのである

では、人間はいかなる経過を経て、堕落した天使、すなわちサタンの子孫となったのであろうか

これは、人間の祖先が天使と淫行を犯すことによって

すべての人間がサタンの血統より生まれるようになったからである

このように、堕落した人間は神の血統ではなくサタンの血統をもって生まれたのでロマ書八章23節には

「御霊の最初の実を持っているわたしたち自身も、心の内でうめきながら、子たる身分(実子でなく養子として)を授けられること、すなわち、からだのあがなわれることを待ち望んでいる」

と記録されているのである。

また、マタイ福音書三章7節には、洗礼ヨハネがユダヤ人たちを見て

「まむしの子」

すなわちサタンの子孫であると叱責し、また、マタイ福音書二三章33節においてイエスがユダヤ人たちを見て

「へびよ、まむしの子らよ、どうして地獄の刑罰をのがれることができようか」

と叱責されたという記録がある。

このような聖書の記録に基づいてみると、我々は、天使と人間との間に淫行関係が結ばれ

それが堕落の原因になったという事実を知ることができるのである

原理講論 前編2 堕落論-9





聖書と原理講論を学び

神様をはっきりと知り、神様に感謝し

神様をおそれ、神様を愛し

自分を愛するのと同じように隣人を愛し

2020年 地上天国を完成させましょう

クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番

聖書完読の年間計画

一日4章読めば一年以内に完読することができます

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村











原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう

前2-8. 人 間 の 犯 罪

2016-12-30 07:05:54 | 原理講論 前編2 堕落論

8. 人 間 の 犯 罪

② 人 間 の 犯 罪

 創世記二章25節を見れば、罪を犯す前、アダムとエバは、裸でいても恥ずかしく思わなかった

しかし、彼らが堕落したのちには、裸でいることを恥ずかしく思い、無花果の葉をもって下部を覆ったのである
(創三・7)

もし、善悪の果というある果実があって、彼らがそれを取って食べて罪を犯したのだとすれば、恐らく彼らは手か口を隠したはずである

なぜかといえば、人間は恥ずかしい所を隠すのがその本性だからである

しかし、彼らは、手や口を隠したのではなく、下部を隠したのである

したがって、この事実は彼らの下部が科となったために、それを恥ずかしく思ったということを表しているのである

ここから、我々は彼らが下部で罪を犯したという事実を推測することができるのである

ヨブ記三一章33節には

「わたしがもし(アダムのごとく)人々の前にわたしのとがをおおい、わたしの悪事を胸の中に隠したことがあるなら」
と記録されている

そうしてアダムは、堕落したのち、その下部を隠したのであった

この事実はとりもなおさず、アダムが覆ったその下部が科となったということを物語っている

それでは、アダムの下部がなぜ科となったのであろうか

それは、いうまでもなく、アダムがその下部で罪を犯したからである

人間が堕落する以前の世界において、死ぬということを明確に知っていながら、しかも、それを乗り越えることのできる行動とは、いったい何であったのだろうか

それは、愛以外の何ものでもない

「生めよ、ふえよ」(創一・28)

と言われた神の創造目的は、愛によってのみ完成することができるのである

したがって、神の創造目的を中心として見るとき、愛は最も貴い、そして最も聖なるものであったのである

しかし、それにもかかわらず、人間は歴史的に愛の行動を、何か卑しいもののように見なしてきたというのも、それが、堕落の原因となっているからである

ここにおいて我々は、人間もまた、淫乱によって堕落したという事実を知ることができる

原理講論 前編2 堕落論-8





聖書と原理講論を学び

神様をはっきりと知り、神様に感謝し

神様をおそれ、神様を愛し

自分を愛するのと同じように隣人を愛し

2020年 地上天国を完成させましょう

クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番

聖書完読の年間計画

一日4章読めば一年以内に完読することができます

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ
にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村











原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう