goo blog サービス終了のお知らせ 

生命の言葉

神様を知り、信仰の種を育てましょう

創世記36章 エドムびとの先祖はエサウ

2017-06-30 03:08:03 | 旧約聖書 1創世記



創世記36章 エドムびとの先祖はエサウ

36:1
エサウ、すなわちエドムの系図は次のとおりである

36:2
エサウはカナンの娘たちのうちから妻をめとった

すなわちヘテびとエロンの娘アダと、ヒビびとヂベオンの子アナの娘アホリバマとである

36:3
また、イシマエルの娘ネバヨテの妹バスマテをめとった

36:4
アダはエリパズをエサウに産み、バスマテはリウエルを産み

36:5
アホリバマはエウシ、ヤラム、コラを産んだ。これらはエサウの子であって、カナンの地で彼に生れた者である

36:6
エサウは妻と子と娘と家のすべての人、家畜とすべての獣、またカナンの地で獲たすべての財産を携え、兄弟ヤコブを離れてほかの地へ行った

36:7
彼らの財産が多くて、一緒にいることができなかったからである

すなわち彼らが寄留した地は彼らの家畜のゆえに、彼らをささえることができなかったのである

36:8
こうしてエサウはセイルの山地に住んだ

エサウはすなわちエドムである

36:9
セイルの山地におったエドムびとの先祖エサウの系図は次のとおりである

36:10
エサウの子らの名は次のとおりである

すなわちエサウの妻アダの子はエリパズ

エサウの妻バスマテの子はリウエル

36:11
エリパズの子らはテマン、オマル、ゼポ、ガタム、ケナズである

36:12
テムナはエサウの子エリパズのそばめで、アマレクをエリパズに産んだ

これらはエサウの妻アダの子らである

36:13
リウエルの子らは次のとおりである

すなわちナハテ、ゼラ、シャンマ、ミザであって、これらはエサウの妻バスマテの子らである

36:14
ヂベオンの子アナの娘で、エサウの妻アホリバマの子らは次のとおりである

すなわち彼女はエウシ、ヤラム、コラをエサウに産んだ

36:15
エサウの子らの中で、族長たる者は次のとおりである

すなわちエサウの長子エリパズの子らはテマンの族長、オマルの族長、ゼポの族長、ケナズの族長

36:16
コラの族長、ガタムの族長、アマレクの族長である

これらはエリパズから出た族長で、エドムの地におった

これらはアダの子らである

36:17
エサウの子リウエルの子らは次のとおりである

すなわちナハテの族長、ゼラの族長、シャンマの族長、ミザの族長

これらはリウエルから出た族長で、エドムの地におった

これらはエサウの妻バスマテの子らである

36:18
エサウの妻アホリバマの子らは次のとおりである

すなわちエウシの族長、ヤラムの族長、コラの族長

これらはアナの娘で、エサウの妻アホリバマから出た族長である

36:19
これらはエサウすなわちエドムの子らで、族長たる者である

36:20
この地の住民ホリびとセイルの子らは次のとおりである

すなわちロタン、ショバル、ヂベオン、アナ

36:21
デション、エゼル、デシャン。これらはセイルの子ホリびとから出た族長で、エドムの地におった

36:22
ロタンの子らはホリ、ヘマムであり、ロタンの妹はテムナであった

36:23
ショバルの子らは次のとおりである

すなわちアルワン、マナハテ、エバル、シポ、オナム

36:24
ヂベオンの子らは次のとおりである

すなわちアヤとアナ

このアナは父ヂベオンのろばを飼っていた時、荒野で温泉を発見した者である

36:25
アナの子らは次のとおりである

すなわちデションとアホリバマ。アホリバマはアナの娘である

36:26
デションの子らは次のとおりである。すなわちヘムダン、エシバン、イテラン、ケラン

36:27
エゼルの子らは次のとおりである

すなわちビルハン、ザワン、アカン

36:28
デシャンの子らは次のとおりである

すなわちウズとアラン

36:29
ホリびとから出た族長は次のとおりである

すなわちロタンの族長、ショバルの族長、ヂベオンの族長、アナの族長

36:30
デションの族長、エゼルの族長、デシャンの族長

これらはホリびとから出た族長であって、その氏族に従ってセイルの地におった者である

36:31
イスラエルの人々を治める王がまだなかった時、エドムの地を治めた王たちは次のとおりである

36:32
ベオルの子ベラはエドムを治め、その都の名はデナバであった

36:33
ベラが死んで、ボズラのゼラの子ヨバブがこれに代って王となった

36:34
ヨバブが死んで、テマンびとの地のホシャムがこれに代って王となった

36:35
ホシャムが死んで、ベダデの子ハダデがこれに代って王となった

彼はモアブの野でミデアンを撃った者である

その都の名はアビテであった

36:36
ハダデが死んで、マスレカのサムラがこれに代って王となった

36:37
サムラが死んでユフラテ川のほとりにあるレホボテのサウルがこれに代って王となった

36:38
サウルが死んでアクボルの子バアル・ハナンがこれに代って王となった

36:39
アクボルの子バアル・ハナンが死んで、ハダルがこれに代って王となった

その都の名はパウであった。その妻の名はメヘタベルといって、メザハブの娘マテレデの娘であった

36:40
エサウから出た族長の名は、その氏族と住所と名に従って言えば次のとおりである

すなわちテムナの族長、アルワの族長、エテテの族長

36:41
アホリバマの族長、エラの族長、ピノンの族長

36:42
ケナズの族長、テマンの族長、ミブザルの族長

36:43
マグデエルの族長、イラムの族長

これらはエドムの族長たちであって、その領地内の住所に従っていったものである

エドムびとの先祖はエサウである


創世記36章


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村




.

創世記37章 わたしを拝みました

2017-06-30 00:34:13 | 旧約聖書 1創世記


創世記37章 わたしを拝みました

37:1
ヤコブは父の寄留の地、すなわちカナンの地に住んだ

37:2
ヤコブの子孫は次のとおりである

ヨセフは十七歳の時、兄弟たちと共に羊の群れを飼っていた

彼はまだ子供で、父の妻たちビルハとジルパとの子らと共にいたが、ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた

37:3
ヨセフは年寄り子であったから、イスラエルは他のどの子よりも彼を愛して、彼のために長そでの着物をつくった

37:4
兄弟たちは父がどの兄弟よりも彼を愛するのを見て、彼を憎み、穏やかに彼に語ることができなかった

37:5
ある時、ヨセフは夢を見て、それを兄弟たちに話したので、彼らは、ますます彼を憎んだ

37:6
ヨセフは彼らに言った

「どうぞわたしが見た夢を聞いてください

37:7
わたしたちが畑の中で束を結わえていたとき、わたしの束が起きて立つと、あなたがたの束がまわりにきて、わたしの束を拝みました」

37:8
すると兄弟たちは彼に向かって

「あなたはほんとうにわたしたちの王になるのか

あなたは実際わたしたちを治めるのか」

と言って、彼の夢とその言葉のゆえにますます彼を憎んだ

37:9
ヨセフはまた一つの夢を見て、それを兄弟たちに語って言った

「わたしはまた夢を見ました。日と月と十一の星とがわたしを拝みました」

37:10
彼はこれを父と兄弟たちに語ったので、父は彼をとがめて言った

「あなたが見たその夢はどういうのか

ほんとうにわたしとあなたの母と、兄弟たちとが行って地に伏し、あなたを拝むのか」

37:11
兄弟たちは彼をねたんだ

しかし父はこの言葉を心にとめた

37:12
さて兄弟たちがシケムに行って、父の羊の群れを飼っていたとき

37:13
イスラエルはヨセフに言った

「あなたの兄弟たちはシケムで羊を飼っているではないか

さあ、あなたを彼らの所へつかわそう」

ヨセフは父に言った

「はい、行きます」

37:14
父は彼に言った

「どうか、行って、あなたの兄弟たちは無事であるか、また群れは無事であるか見てきて、わたしに知らせてください」

父が彼をヘブロンの谷からつかわしたので、彼はシケムに行った

37:15
ひとりの人が彼に会い、彼が野をさまよっていたので、その人は彼に尋ねて言った

「あなたは何を捜しているのですか」

37:16
彼は言った

「兄弟たちを捜しているのです

彼らが、どこで羊を飼っているのか、どうぞわたしに知らせてください」

37:17
その人は言った

「彼らはここを去りました。彼らが

『ドタンへ行こう』

と言うのをわたしは聞きました」

そこでヨセフは兄弟たちのあとを追って行って、ドタンで彼らに会った

37:18
ヨセフが彼らに近づかないうちに、彼らははるかにヨセフを見て、これを殺そうと計り

37:19
互に言った

「あの夢見る者がやって来る

37:20
さあ、彼を殺して穴に投げ入れ、悪い獣が彼を食ったと言おう

そして彼の夢がどうなるか見よう」

37:21
ルベンはこれを聞いて、ヨセフを彼らの手から救い出そうとして言った

「われわれは彼の命を取ってはならない」

37:22
ルベンはまた彼らに言った

「血を流してはいけない

彼を荒野のこの穴に投げ入れよう

彼に手をくだしてはならない」

これはヨセフを彼らの手から救いだして父に返すためであった

37:23
さて、ヨセフが兄弟たちのもとへ行くと、彼らはヨセフの着物、彼が着ていた長そでの着物をはぎとり

37:24
彼を捕えて穴に投げ入れた

その穴はからで、その中に水はなかった

37:25
こうして彼らはすわってパンを食べた

時に彼らが目をあげて見ると、イシマエルびとの隊商が、らくだに香料と、乳香と、もつやくとを負わせてエジプトへ下り行こうとギレアデからやってきた

37:26
そこでユダは兄弟たちに言った

「われわれが弟を殺し、その血を隠して何の益があろう

37:27
さあ、われわれは彼をイシマエルびとに売ろう

彼はわれわれの兄弟、われわれの肉身だから、彼に手を下してはならない」

兄弟たちはこれを聞き入れた

37:28
時にミデアンびとの商人たちが通りかかったので、彼らはヨセフを穴から引き上げ、銀二十シケルでヨセフをイシマエルびとに売った

彼らはヨセフをエジプトへ連れて行った

37:29
さてルベンは穴に帰って見たが、ヨセフが穴の中にいなかったので、彼は衣服を裂き

37:30
兄弟たちのもとに帰って言った

「あの子はいない

ああ、わたしはどこへ行くことができよう」

37:31
彼らはヨセフの着物を取り、雄やぎを殺して、着物をその血に浸し

37:32
その長そでの着物を父に持ち帰って言った

「わたしたちはこれを見つけましたが、これはあなたの子の着物か、どうか見さだめてください」

37:33
父はこれを見さだめて言った

「わが子の着物だ

悪い獣が彼を食ったのだ。確かにヨセフはかみ裂かれたのだ」

37:34
そこでヤコブは衣服を裂き、荒布を腰にまとって、長い間その子のために嘆いた

37:35
子らと娘らとは皆立って彼を慰めようとしたが、彼は慰められるのを拒んで言った

「いや、わたしは嘆きながら陰府に下って、わが子のもとへ行こう」

こうして父は彼のために泣いた

37:36
さて、かのミデアンびとらはエジプトでパロの役人、侍衛長ポテパルにヨセフを売った


創世記37章


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村




.

創世記38章 名をタマルという妻

2017-06-30 00:01:21 | 旧約聖書 1創世記


創世記38章 名をタマルという妻

38:1
そのころユダは兄弟たちを離れて下り、アドラムびとで、名をヒラという者の所へ行った

38:2
ユダはその所で、名をシュアというカナンびとの娘を見て、これをめとり、その所にはいった

38:3
彼女はみごもって男の子を産んだので、ユダは名をエルと名づけた

38:4
彼女は再びみごもって男の子を産み、名をオナンと名づけた

38:5
また重ねて、男の子を産み、名をシラと名づけた。彼女はこの男の子を産んだとき、クジブにおった

38:6
ユダは長子エルのために、名をタマルという妻を迎えた

38:7
しかしユダの長子エルは主の前に悪い者であったので、主は彼を殺された

38:8
そこでユダはオナンに言った

「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」

38:9
しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした

38:10
彼のした事は主の前に悪かったので、主は彼をも殺された

38:11
そこでユダはその子の妻タマルに言った

「わたしの子シラが成人するまで、寡婦のままで、あなたの父の家にいなさい」

彼は、シラもまた兄弟たちのように死ぬかもしれないと、思ったからである

それでタマルは行って父の家におった

38:12
日がたってシュアの娘ユダの妻は死んだ

その後、ユダは喪を終ってその友アドラムびとヒラと共にテムナに上り、自分の羊の毛を切る者のところへ行った

38:13
時に、ひとりの人がタマルに告げて

「あなたのしゅうとが羊の毛を切るためにテムナに上って来る」

と言ったので

38:14
彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた

彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである

38:15
ユダは彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたため、遊女だと思い

38:16
道のかたわらで彼女に向かって言った

「さあ、あなたの所にはいらせておくれ」

彼はこの女がわが子の妻であることを知らなかったからである。彼女は言った

「わたしの所にはいるため、何をくださいますか」

38:17
ユダは言った

「群れのうちのやぎの子をあなたにあげよう」

彼女は言った

「それをくださるまで、しるしをわたしにくださいますか」

38:18
ユダは言った

「どんなしるしをあげようか」

彼女は言った

「あなたの印と紐と、あなたの手にあるつえとを」

彼はこれらを与えて彼女の所にはいった

彼女はユダによってみごもった

38:19
彼女は起きて去り、被衣を脱いで寡婦の衣服を着た

38:20
やがてユダはその女からしるしを取りもどそうと、その友アドラムびとに託してやぎの子を送ったけれども、その女を見いだせなかった

38:21
そこで彼はその所の人々に尋ねて言った

「エナイムで道のかたわらにいた遊女はどこにいますか」

彼らは言った

「ここには遊女はいません」

38:22
彼はユダのもとに帰って言った

「わたしは彼女を見いだせませんでした

またその所の人々は

『ここには遊女はいない』と言いました」

38:23
そこでユダは言った

「女に持たせておこう

わたしたちは恥をかくといけないから

とにかく、わたしはこのやぎの子を送ったが、あなたは彼女を見いだせなかったのだ」

38:24
ところが三月ほどたって、ひとりの人がユダに言った

「あなたの嫁タマルは姦淫しました

そのうえ、彼女は姦淫によってみごもりました」

ユダは言った

「彼女を引き出して焼いてしまえ」

38:25
彼女は引き出された時、そのしゅうとに人をつかわして言った

「わたしはこれをもっている人によって、みごもりました」

彼女はまた言った

「どうか、この印と、紐と、つえとはだれのものか、見定めてください」

38:26
ユダはこれを見定めて言った

「彼女はわたしよりも正しい

わたしが彼女をわが子シラに与えなかったためである」

彼は再び彼女を知らなかった

38:27
さて彼女の出産の時がきたが、胎内には、ふたごがあった

38:28
出産の時に、ひとりの子が手を出したので、産婆は

「これがさきに出た」

と言い、緋の糸を取って、その手に結んだ

38:29
そして、その子が手をひっこめると、その弟が出たので

「どうしてあなたは自分で破って出るのか」

と言った

これによって名はペレヅと呼ばれた

38:30
その後、手に緋の糸のある兄が出たので、名はゼラと呼ばれた


創世記38章


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村







.

創世記39章 わたしと寝なさい

2017-06-29 08:10:33 | 旧約聖書 1創世記


創世記39章 わたしと寝なさい

どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって、神に罪を犯すことができましょう

39:1
さてヨセフは連れられてエジプトに下ったが、パロの役人で侍衛長であったエジプトびとポテパルは、彼をそこに連れ下ったイシマエルびとらの手から買い取った

39:2
主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった

39:3
その主人は主が彼とともにおられることと、主が彼の手のすることをすべて栄えさせられるのを見た

39:4
そこで、ヨセフは彼の前に恵みを得、そのそば近く仕えた

彼はヨセフに家をつかさどらせ、持ち物をみな彼の手にゆだねた

39:5
彼がヨセフに家とすべての持ち物をつかさどらせた時から、主はヨセフのゆえにそのエジプトびとの家を恵まれたので、主の恵みは彼の家と畑とにあるすべての持ち物に及んだ

39:6
そこで彼は持ち物をみなヨセフの手にゆだねて、自分が食べる物のほかは、何をも顧みなかった

さてヨセフは姿がよく、顔が美しかった

39:7
これらの事の後、主人の妻はヨセフに目をつけて言った

「わたしと寝なさい」

39:8
ヨセフは拒んで、主人の妻に言った

「御主人はわたしがいるので家の中の何をも顧みず、その持ち物をみなわたしの手にゆだねられました

39:9
この家にはわたしよりも大いなる者はありません

また御主人はあなたを除いては、何をもわたしに禁じられませんでした

あなたが御主人の妻であるからです

どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって、神に罪を犯すことができましょう」

39:10
彼女は毎日ヨセフに言い寄ったけれども、ヨセフは聞きいれず、彼女と寝なかった

また共にいなかった

39:11
ある日ヨセフが務をするために家にはいった時、家の者がひとりもそこにいなかったので

39:12
彼女はヨセフの着物を捕えて

「わたしと寝なさい」

と言った

ヨセフは着物を彼女の手に残して外にのがれ出た

39:13
彼女はヨセフが着物を自分の手に残して外にのがれたのを見て

39:14
その家の者どもを呼び、彼らに告げて言った

「主人がわたしたちの所に連れてきたヘブルびとは、わたしたちに戯れます

彼はわたしと寝ようとして、わたしの所にはいったので、わたしは大声で叫びました

39:15
彼はわたしが声をあげて叫ぶのを聞くと、着物をわたしの所に残して外にのがれ出ました」

39:16
彼女はその着物をかたわらに置いて、主人の帰って来るのを待った

39:17
そして彼女は次のように主人に告げた

「あなたがわたしたちに連れてこられたヘブルのしもべはわたしに戯れようとして、わたしの所にはいってきました

39:18
わたしが声をあげて叫んだので、彼は着物をわたしの所に残して外にのがれました」

39:19
主人はその妻が

「あなたのしもべは、わたしにこんな事をした」

と告げる言葉を聞いて、激しく怒った

39:20
そしてヨセフの主人は彼を捕えて、王の囚人をつなぐ獄屋に投げ入れた

こうしてヨセフは獄屋の中におったが

39:21
主はヨセフと共におられて彼にいつくしみを垂れ、獄屋番の恵みをうけさせられた

39:22
獄屋番は獄屋におるすべての囚人をヨセフの手にゆだねたので、彼はそこでするすべての事をおこなった

39:23
獄屋番は彼の手にゆだねた事はいっさい顧みなかった

主がヨセフと共におられたからである。主は彼のなす事を栄えさせられた


創世記39章


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村





.

創世記40章 わたしに話してください

2017-06-29 02:17:28 | 旧約聖書 1創世記


創世記40章 わたしに話してください

40:1
これらの事の後、エジプト王の給仕役と料理役とがその主君エジプト王に罪を犯した

40:2
パロはふたりの役人、すなわち給仕役の長と料理役の長に向かって憤り

40:3
侍衛長の家の監禁所、すなわちヨセフがつながれている獄屋に入れた

40:4
侍衛長はヨセフに命じて彼らと共におらせたので、ヨセフは彼らに仕えた

こうして彼らは監禁所で幾日かを過ごした

40:5
さて獄屋につながれたエジプト王の給仕役と料理役のふたりは一夜のうちにそれぞれ意味のある夢を見た

40:6
ヨセフが朝、彼らのところへ行って見ると、彼らは悲しみに沈んでいた

40:7
そこでヨセフは自分と一緒に主人の家の監禁所にいるパロの役人たちに尋ねて言った

「どうして、きょう、あなたがたの顔色が悪いのですか」

40:8
彼らは言った

「わたしたちは夢を見ましたが、解いてくれる者がいません」

ヨセフは彼らに言った

「解くことは神によるのではありませんか

どうぞ、わたしに話してください」

40:9
給仕役の長はその夢をヨセフに話して言った

「わたしが見た夢で、わたしの前に一本のぶどうの木がありました

40:10
そのぶどうの木に三つの枝があって、芽を出し、花が咲き、ぶどうのふさが熟しました

40:11
時にわたしの手に、パロの杯があって、わたしはそのぶどうを取り、それをパロの杯にしぼり、その杯をパロの手にささげました」

40:12
ヨセフは言った

「その解き明かしはこうです

三つの枝は三日です

40:13
今から三日のうちにパロはあなたの頭を上げて、あなたを元の役目に返すでしょう

あなたはさきに給仕役だった時にされたように、パロの手に杯をささげられるでしょう

40:14
それで、あなたがしあわせになられたら、わたしを覚えていて、どうかわたしに恵みを施し、わたしの事をパロに話して、この家からわたしを出してください

40:15
わたしは、実はヘブルびとの地からさらわれてきた者です

またここでもわたしは地下の獄屋に入れられるような事はしなかったのです」

40:16
料理役の長はその解き明かしの良かったのを見て、ヨセフに言った

「わたしも夢を見たが、白いパンのかごが三つ、わたしの頭の上にあった

40:17
一番上のかごには料理役がパロのために作ったさまざまの食物があったが、鳥がわたしの頭の上のかごからそれを食べていた」

40:18
ヨセフは答えて言った

「その解き明かしはこうです

三つのかごは三日です

40:19
今から三日のうちにパロはあなたの頭を上げ離して、あなたを木に掛けるでしょう

そして鳥があなたの肉を食い取るでしょう」

40:20
さて三日目はパロの誕生日であったので、パロはすべての家来のためにふるまいを設け、家来のうちの給仕役の長の頭と、料理役の長の頭を上げた

40:21
すなわちパロは給仕役の長を給仕役の職に返したので、彼はパロの手に杯をささげた

40:22
しかしパロは料理役の長を木に掛けた

ヨセフが彼らに解き明かしたとおりである

40:23
ところが、給仕役の長はヨセフを思い出さず、忘れてしまった


創世記40章


にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村




.