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一日も早い回復をお祈りいたします

僕等がいた 47回見ました。

2007-05-18 07:30:42 | 本・雑誌

Betsucomi 6月号に載っている
「僕等がいた(47回)」を 読みました。

原作者の 小畑友紀先生が 体調不良で
少しお休みされていて 心配だったのですが、
今月 再開されました。

そして、今 お話が すごく辛い展開になっていて
前回、前々回 と 
「あんな 訳分からない事になっている理由は いったい・・?」
って、読んでても もやもやする感じが続いていて。

今月号は その訳が やっと分かっていく・・。
(・・話すと 長いんですが)
と 言うところ なんです。

今回は 読むと 複雑な気持ちになります。
自分の内面えぐられるみたいな 辛い お話。

これ 読むのも 辛いけど、
これを書いた古畑先生も どれだけ辛かったか・・と思うんです。

負の気持ち、ダークな内面 って
普段 出来るだけ見せないように したいんじゃないか?と思うのだけど。

今回 僕等がいた・・のダークサイド?側の 本音が いっぱい書かれていて
でも、どうしても ここを飛ばしては話が進まない・・という内容。

明るくて、可愛くて 普通の感覚で 友達も多くて・・
っていう 主役の 七美ちゃん。
カッコよくて みんなから愛される(でも 表にあまり出さない闇もある)矢野くん。
七美が好きだけど、矢野くんの親友でもあって 悩みながらも 二人を大事に思う竹内くん。
あと、出てくる人たちは それぞれ共感しやすい面を持っていて。
人物の絵も可愛くて そういうフワッとしている雰囲気が好き・・というファンもいると思うんだけど。

この回は それとは違う アンチファンが ほとんどの山本有里ちゃん。

第1話から 出ているメインキャストなんだけど
七美ちゃんに きつい事言ったり、
周りと距離を わざと置いたり、
矢野に 嫌味を言いつつ 近づいたりもして

「う~ん 困ったひとだな・・。」
という キャラクター。

交通事故で 昔の彼氏と死んでしまった(有里のお姉さんで美人の)元彼女がいて、
可愛くて 優しい彼女の 七美がいて、
モテモテの矢野くん。

そんな矢野くんの中学からの同級生で 
席が隣だったりして 自然に喋る機会も多くて
いつの間にか 好きになってた山本有里。
(・・しょうがないです、矢野かっこいいから。)

七美と矢野が 仲良くなっていく様子を
後ろから こっそり見ていたりして・・
時々 すごく怖いんですが★

矢野も 冷たくしながらも いろんな事があって
気にはしている・・。
けど、矢野は 七美がすごく好きだから
やっぱり 七美第一に 何でも考えて・・
って 思っていて。
(見ている読者も)

だから ほんとに 色んなことがあって、
七美から 逃げるように生活していても
まさか 山本有里と 一緒に暮らしてる・・
とは だれも思っていなかったわけで。

「あれは いったい どーゆー事なの??」
って 読者に思わせた展開だったから

その理由も 分かってもらうには ほんとにほんとに
大変だった・・と思うんです。
もしかしたら 小畑先生は はじめから全部決めて 
書かれているのかもしれないけど、
登場人物に すごく愛情がある方だと 思うので、
七美が辛い時は 辛いし、
矢野が辛い時も 辛い。

それと同じように 有里の痛みも すごく分かっていらして
有里のダークな発言や本心が 
「言うのは辛いけど、言わない訳にはいかない・・★」
という感じで
“丸投げ”する事無く
きちんと 描いています。

実際 キツイんですよ~★山本有里。
バイト先で やっと出来た友達 宮下舞花ちゃん にも
(この子が ありえないほど いい子なんです☆)

「私に わざわざ声かけるなんて もの好きだね★」
「良かったね、ブスな私が引き立て役になって。」
「・・結局そうやって あなどっているんでしょ あたしのこと。」
「良かったね、あなたは恵まれてて★」

とか 言うんです。
(も~、やっと出来た友達に なんてこと!)

でも この舞花ちゃん 出来た子で
黙って有里の言うことを ちゃんと聞くんです。
「今の矢野くんは ちょっとやめた方がいい。今は無理だよ。」
「亡くなったお姉さんに似せようと しなくても有里ちゃんは いいと思う。」
って、優しく言ってくれたりする。

ありえないくらい いい子☆で 
はじめ “裏”があるんじゃないか?・・って
思ったくらいなんだけど。
(時々 こういう子が出てくる お話しなんですよね。
 矢野くんにたいする あきちゃんとか。←この人も 超いいヤツ、美人だし。)

現実には なかなか無い・・と思うけど
有里ちゃんの闇を 開放するには 
このくらい善意の塊みたいな人が出てこないと無理なのかもしれない。

また違った形で 傷ついている矢野に
あきちゃんや バイト先の店長みたいな
何も言わずに味方・・という人が必要だったように。

有里ちゃんは 変われるのかな・・?
本質は 変わらなくても 表面だけでも変わって
ちょっと違う展開が あるといいな・・と思いました。
そうしたら 受け入れる人も 増えたり
自分の感じ方も 変わったりするんじゃないかな・・
とも 思いました。

でも、コミックの方は やっぱりアニメより細部細部でキツイ★
矢野も キツイ★
有里のお母さんも キツイ★
(せりふ読んでて、「うー、こりゃグレルって・・★」って思いました。)

それに 悩んでプツン・・ってなりそうな矢野を
心配したバイト先の店長が ○○に 連れてく・・という展開もあるし、
(全国の 矢野ファンが泣くって・・。)
そのあと 矢野 気持ち悪くなって 吐いてるし、
めずらしく 弱音も吐いてる。

みんな 苦しいばっかりで。
はやく 幸せになってくれ~って のが本音ですが、

ここまで踏み込んで 書いて下さった先生に
私は 感謝☆☆です。
有里にも きちんと目をむけて 丁寧に描いて下さって
ほんと良かった。
他の誰を書くより 辛い面が多かったのかも しれないのに。

先生 大丈夫なのでしょうか?
って、私なんかが 言うことじゃないけど、
そんな風に思ってしまいました。

・・そうしたら
ささきのぞみちゃんの ブログを たまたま見つけて
先生と 旅行に行かれた・・という話を されてました☆
楽しそうで・・☆
「のぞみちゃん ありがとう☆ 先生をよろしくね☆」
って、(私なんかが 言うことじゃないけど←しつこいです★)
思ってしまいました。

アニメ終わって 普通は テンションも下がる・・ところなんだけど
こうなっちゃうと 最後まで 見届けないと いけないな と思います。
竹内くんも 心配ですし。
小畑先生 どうか 無理をされませんように☆
毎月じゃなくても 大丈夫ですから
ゆっくり 書かれて下さいね☆☆