★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

無事帰国。

2005年12月22日 | 家族の気持ち&行動
今週チャンチャのビザが期限を迎え月曜日に
母国スリランカへと帰っていきました。

3ヶ月前、成田まで迎えに行ったのは私、
だから私の責任でまた送り届ける予定でした。
しかし、ここのところの大雪。スケジュールは大幅に変更を繰り返していました。
うちは海外との貿易の仕事があるので
わりと外人のお客さんが来られます。

うちのカフェでイギリス人が商談でいたり、
中国の子が研修で勉強に来たり、
インド人が紅茶のサンプル持って営業へ来てたり。

だから?お母ちゃんの新しい家をバリアフリーリフォームする時
外人をウェルカムしやすい環境にしました。
食事を大勢でするのが苦にならずに
サラリと可能な環境を作るのが長年の私とお父ちゃんの夢でした。

先週末、チャンチャのサヨナラパーティー(と言うと彼女が泣くので)
サンキューパーティーを開きました。
即席買いして並べた寿司、サラダ、刺身セットで。

うちのスリランカ社員のパラさんのお陰で
チャンチャとのご縁が生まれて、来日が実現したのです。
キッカケは、私と彼が今年の春に一緒に台湾旅行へ行った時に
スリランカの自然科学療法について話す機会がたくさんあったことでした。

また、そこで歓迎された台湾人の社長さんと会食をしたのですが
総勢7~8名の大家族と一緒に本場の中華をご馳走になりました。
その時、3歳になる息子さんのベビーシッターがシンガポールから来ていて
既にもう3年滞在しているという。優しそうな家族に打ち解けた若い女性でした。
そのお陰で、奥さんも社長と一緒に仕事ができると教えてくれました。
まだまだ知らない世界があるなぁと軽くカルチャーショックを受けました。

皆さんはご存知かどうかわかりませんが
日本で介護とかベビーシッターを自前で雇おうとすると
月に20万から30万はかかります。20年前に東京のお母さんが
やはり両親の介護で看護婦さんを雇った当時も25万はかかったそうです。
(だから、経験者のお母さんは有難い事に、
 私の気持ちをとても理解してくださっています。)

その点、海外の優秀で優しい方に当たる(失礼!?)と
人件費はその1/2もしくは1/3で済みます。しかも、ビザは3年もあるそう。
(外人が日本へ来るには、滞在ビザは通常3ヶ月。)
それがいいとか悪いとかではなく、単純にうらやましい環境だなあと思いました。

そして、お父ちゃんと話し合って、
思い切ってダメ元で、スリランカの療法士を探してもらうことにしました。
ただし、家族として受け入れ、ホストファミリーとしての役割が必要!
という問題もありました。

しかしチャンチャはいつも笑顔で
多少食事制限(肉はチキンだけ。卵は食べない)と寒さに弱いことを
除いては素晴らしいホームステイファミリーでした。

私も7年前、イタリアへ単身ホームステイしたことがあります。
だから、その辛さ、メンタル的なことは理解できるので
私なりに一生懸命ケアさせていただいたし、私自身の体のケアもしてもらいました。

結果、お母ちゃんの通院の付き添い補助、
毎日のマッサージ、家事の手伝いなど
一生懸命頑張ってくれました。

はるばる海外から来てくださったことに感謝します。

ただ、リミットが来てしまいました。
私は広島>成田>名古屋リターン経費としてホテル代も含め
今回お父ちゃんに費用を15万ほどもらっていたのだけど、
最終的にサンキューパティーの席で
パラさんの子どもさんが病気だと発覚。
お父ちゃんは即座に決断しました。私とパラさんの役割をチェンジしろと。
コロンボ<>成田往復が9万ちょっと、とわかり、しかも空席があったので
私の送迎の仕事を彼に譲りました。15万と一緒に。

私が言うのも何だけど本当にその決断に感心しました。
結果、みんながハッピーな選択となったのです。
チャンチャは安心帰国。パラさんはクリスマス前に帰国実現。
そして私は広島でお母ちゃんと過ごせる。

私はお父ちゃんを世界で一番尊敬しています。(結婚式の時も公言したし)
お母ちゃんは悲しいことに病気にはなってしまったけど
両親のお陰で、いろんな経験をさせてもらいました。
そして、周りの人にお世話になってお母ちゃんは今も奇跡の回復中です。
本当に感謝すべき人がたくさんたくさんいます。
もうそれだけでお腹いっぱい。しあわせしあわせ。

無事、帰国してくれて本当に良かった。
終わるまでは、実行しきるまでは誰にも詳しいことなど話すまいと思っていたので
今、とてもほっとしています。

チャンチャは泣いたけど、私とお父ちゃんは泣きませんでした。
だって、またきっと会えるから。いっぱいありがとね。
いつかスリランカへ会いに行くよ。きっと。






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2 コメント

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今年もよろしく!! (tomoe)
2006-01-06 11:49:22
ゆっちーめちゃ嬉しかったよー。

あなたは自他共に認める

私の親友ですよん



去年はお互いいろいろあったね。

頑張ろうや!何かあったら助ける!

ってキモチは絶対お互いに持ってると

信頼、いや確信できる人!



お父ちゃんね、けっこうゆっちのコト

折に触れて、きくんよ。

『最近、あの子はどうしとるん?』

『うちのシステムのコトどう思う?

 というかゆっちに聞いて!}

で毎度、最後は

『うちの仕事手伝ってくれんかな?』(笑)って。

お前とゆっちみたいな子が2人、会社におったら

うちも伸びるのになー。

って、田舎の立地を悔やむ唯一の瞬間?だったりして。でも、田舎はサイコーよ!

私も最後は広島に帰りたいです!!!



今年は名古屋を極めて、近いうちに

福井へ会いに行くよん。



というわけで今年もよろしくねん
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私もともえちゃんのお父ちゃん大好きです (ユウコ)
2006-01-06 10:17:09
会った時とか、何度か話をしていたと思うけど、大学生の時にともえちゃん経由で伝わるお父ちゃんの考え方に、私はすごく影響を受けていて。



・地方在住でも世界相手なら関係ない。環境第一で住みやすい所が一番!

・最後に生き残れるのは、作物を育てるすべを知ってる人間や…(だから家庭菜園で自家栽培を開始)



とかね。



ほんと、今地方に住んで自家栽培の野菜とお米で日々暮らしてるけど、都会育ちの私が、こういう環境を受け入れるような結婚を選ぶ事自体、お父ちゃんの影響なければ、考えられなかったモンね。



まさか、私(直接会話したの、数えるほどの、娘の友人)がそこまで影響受けているとは、お父ちゃんも絶対思ってないと思うけどもー(笑)



きっと、会社のみなさんや取引先の人、もちろん家族…。いろんな人にいい影響を与え続けている人だと思います。



いいご両親で本当に、ともえちゃんは幸せだと思うよ!

知り合えた私も、とても幸せだと思います。



ということで、今年もよろしくー!
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