🍓いちごストーリー🍓
お母ちゃんがなくなってから半年以上たちました。お父ちゃんは、今いちご作りに夢中で取り組んでいます。
実は、愛情を持って取り組んでいるいちご。ストーリーがあるんです。
お母ちゃんは、2006年の2月にクモ膜下出血で突然倒れて寝たきりで、食事も口からは食べれなくなり、胃からチューブで栄養をとる療養生活が3年続いていました。
ある日、お父ちゃんが島の農園で1ダースのいちごを買ってきたんです。
「母ちゃん、美味しいいちご買ってきたで〜。食べるか〜?」
本当に赤くて、つやつや新鮮で美味しそうないちごで、母ちゃんをイスに座らせて口に運んであげたら、なんと食べれたんです✨3年間食べれなかった人が!です。あの時は本当に嬉しかったですよ。あの時のいちごをきっかけに母ちゃんは、11年自分の口から食べて生きてくれました。
そして、母ちゃんがなくなってから、父ちゃんにいちごハウス買取の話が浮上しました。ハウス、ノウハウ、種もセットで、です。私は何も反対しませんでした。悲しみに暮れて過ごすより、好きに生きて欲しいと思ったからです。
去年、島から移築する際、自宅のお母ちゃんの為につけていた高級軟水機は、いちごハウスに取り付けなおしました。
2019年の現在、お父ちゃんは毎日いちご農園に通い、お世話をし、いつか、従業員の福利厚生でいちご収穫ができるようにしたい!と頑張っておられます。
日々、肥料のやり方、暖房リサイクル法など、すごく創意工夫をされているらしく、毎日私のお店に、採れたていちごを持って帰ってきてくれるまでになりました。
お陰様で、いちごパック詰めといちごパフェ作りが得意になったんですよ🍓🍓🍓
お母ちゃんが喜んで見てくれてるといいな。後日談でした。