★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

お母ちゃんとお父ちゃんのいちごストーリー

2019年02月11日 | 独自リハビリ

🍓いちごストーリー🍓

お母ちゃんがなくなってから半年以上たちました。お父ちゃんは、今いちご作りに夢中で取り組んでいます。
実は、愛情を持って取り組んでいるいちご。ストーリーがあるんです。

お母ちゃんは、2006年の2月にクモ膜下出血で突然倒れて寝たきりで、食事も口からは食べれなくなり、胃からチューブで栄養をとる療養生活が3年続いていました。
ある日、お父ちゃんが島の農園で1ダースのいちごを買ってきたんです。

「母ちゃん、美味しいいちご買ってきたで〜。食べるか〜?」

本当に赤くて、つやつや新鮮で美味しそうないちごで、母ちゃんをイスに座らせて口に運んであげたら、なんと食べれたんです✨3年間食べれなかった人が!です。あの時は本当に嬉しかったですよ。あの時のいちごをきっかけに母ちゃんは、11年自分の口から食べて生きてくれました。

そして、母ちゃんがなくなってから、父ちゃんにいちごハウス買取の話が浮上しました。ハウス、ノウハウ、種もセットで、です。私は何も反対しませんでした。悲しみに暮れて過ごすより、好きに生きて欲しいと思ったからです。

去年、島から移築する際、自宅のお母ちゃんの為につけていた高級軟水機は、いちごハウスに取り付けなおしました。

2019年の現在、お父ちゃんは毎日いちご農園に通い、お世話をし、いつか、従業員の福利厚生でいちご収穫ができるようにしたい!と頑張っておられます。

日々、肥料のやり方、暖房リサイクル法など、すごく創意工夫をされているらしく、毎日私のお店に、採れたていちごを持って帰ってきてくれるまでになりました。

お陰様で、いちごパック詰めといちごパフェ作りが得意になったんですよ🍓🍓🍓

お母ちゃんが喜んで見てくれてるといいな。後日談でした。