★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

最近気づいたコト。

2014年07月08日 | 家族の気持ち&行動
今日は、書きたくなって長文です。

小さい頃。喫茶店を経営する忙しい両親に育てられた私。忙しくも楽しそうに仕事する父が好きだった。母は父について一生懸命仕事していた。でも、元々が好きでやってるわけじゃない仕事だから、グチが多かった気がする。 ( グチが大きくなりすぎて、年をとってからそれが自分にストレスとなって返ってきて病気になってしまった母は可哀想。でもカワイくもあり介護な日々。)

子どもながら、タイヘンそうな親を手伝おうと思った。両親が喜ぶ顔が見たかったから。
小学生も高学年になり、モノを売って儲けるコトの意味がわかりかけた頃、銀行って、何も作らないのになんであんなに沢山人がいるのかぜんぜんわからなかった。お金を貸して、キンリで儲けるんだよと教えられてもぜんぜんピンとこなかった。私が小さかった頃は町に昔ながらの商店街があって、祭りともなると出店が賑わい、こんなにも人がいたのかと驚いた記憶がある。
でも、私が中学生ぐらいだったか高校生だったか、町の新開発とかで商店街は隣町へと続くバイパス工事で新ビルにほとんどが移転させられてしまった。
時は経て、今はその元、新ビルすらシャッターがおりて、テナント募集の張り紙が目に付く廃れた駅前のビルとなってしまった。
その代わりに、町のはずれに、大きなショッピングセンターができた。お年寄りは、買い物が遠くなったと嘆く人が多い。

話は変わるけども、昔ながらの喫茶店から変身したカフェや、カフェレストランを経営することになった現在の私。できるだけ手作りでかんじの良い店を志している。でも、カンタンで便利なものは、添加物がたくさんはいっているいわゆるデキアイの商材をつかえばイージーにできる。でも、手作りするには人件費がかかる。最近のゆとり世代と仕事をするストレスとジレンマ。。。今でも、できるだけ自分の子どもに食べさせられるかを基準に試行錯誤の日々。

10年以上前、レストランを開く前にヨーロッパをまわり、イタリアのレストランやパン屋さん、ピザ屋さん、でホームステイしながら働かせていただいたことがある。その時、牛乳以外に賞味期限なんてほとんど目にしなかったし。買ったらすぐ食べるし、よく洗ったのにもかかわらずサラダに思いがけずついた虫で騒ぐお客もいなかった。おいしい野菜は虫も大好きなんだと言っていた。私の訪れたイタリアの町はほぼ、町の中心に教会があって、放射状に道が広がり、そこかしこに歴史のある小さくて良い店がたくさんあった。もちろん、郊外には大きなショッピングセンターもあったけども、イタリアのママはほとんど自分の町で毎日買い物をしてその日の料理を賄っていた。
家族が食卓を囲むふつうのしあわせがあり、日曜にはほぼ全ての店が休みになるけども、みんな公園にピクニックに行ったりして不便だけども充実した家族団欒を楽しんでいるように見えた。
一番驚いたのは、ウィンドウショッピングをせずに、ベルトを買いにいくなら、その日はベルトだけを狙い定め、とことんこだわって選んで良いものを修理しながら大切に使う文化なのだともわかった。そして、若い世代もパパママ世代もそれぞれの友達と毎週のようにカフェやレストランで会うのを楽しみにしていた。人生楽しそうでいいなと思った。

そして今のニホン。時の政権は憲法の解釈を変えようとしている。たぶん経済を守る為に、大きな企業を守って経済を守ろうとしている。例え戦争になっても?!あちらにはあちらの正義と言い分があるのでしょう。(私はイヤだなー。)

でもね、今のニホンって、パパママさんが目が行き届く手作りの店が少なくなって、大きな巨大なスーパーやモールが品揃え豊かで楽しくて安全で安くて。。でもその安全を確保する為にたくさんのデキアイな添加剤を使うしかなくて。。はるか遠い国から輸入したりなんかして。休みなく家族がバラバラに食事したりしていて。。もしかすると、昔はなかったような病気や心のバランスまでも崩しているとしたら。。。

なんかとってもアホみたい。

私最近、外食してもおいしくなくてホットできないことが多くて。
結局売ってないものは自分で作るしかないなと思ってしまう。

まずは自分ができることから始めよう。自分が心からしたいこと、食べたいものを。そしたらまず自分の周りが健康でしあわせになる。今を大切にみんなが、個々ができることを楽しんでいけばいいんじゃないかな?
(うちの病気のお母ちゃんから学んだコト。元気なうちに人生をもっと楽しまなくちゃ。そして守る時はまもらなきゃ。自分でね。)

本当に大切なものは自分の目で選んで作るのがイイ。手間も面倒も楽しんじゃえ。

というわけでイササカ強引ですが、戦争は反対だし集団的じえいけンは反対です。