★tomoe-母のクモ膜下出血闘病日記

元気だったお母ちゃんが2004年2月17日突然倒れた。クモ膜下出血。家族の事、インターネットでできた事。体験談など。

胸騒ぎのワケ???

2005年01月30日 | お母ちゃん★日々の様子
おとついの夜、とっても胸騒ぎがして
だんなさんに電話した。
よくわからないけど。。地震とか来たら逃げられるように気をつけて!って。
ごめん。自分が不安だからって、不安がらせるおくさんで。。。

そしたら、昨日の朝、弟さんにお土産でもらった携帯ストラップにしてた
緑の石が割れていた。

久しぶりの土曜の実家での朝。なんで?なんで??
そしたらお母ちゃんの胃ろうのチューブが抜けていた!!!
なんと!!!その時、お父ちゃんは仕事で不在。
私がなんとかしなくては。

看護婦の祐子ちゃんが来てすぐの発覚だったので
応急処置をしてもらいつつ、
私はかかりつけ医(胃ろうは内科医)に即電話。

なかなか先生につないでもらえない。。。。

結局、モノ(胃ろうの交換チューブ)の在庫がなくて
月曜になると言われた。そんなー。。とグチっても始まらないので他を当たる。

最初に胃ろうの手術を受けた総合病院までは車で40分。
お母ちゃんの体と時間を考えると近場で探したかったので
ここから12分の脳神経外科のかかりつけ医にSOSの電話。

やはり、こちらにもモノを仕入れるルートが土曜はアウト。
でもすぐに、元の病院の救急に連絡をつけてくれた。
その後、元の病院の脳神経外科にもすぐに診てもらえるよう電話した。(念のため)

そして大急ぎで支度。
その時の私らの顔が心配顔で、お母ちゃんの眉間にしわがよってきたのに気づき
『お母ちゃん、大丈夫。私が守ってあげるし、祐子ちゃんがついてる。
 お天気も良いし、海の道をドライブして病院へ行こう』と
できるだけ冗談ぽく明るく言った。
間際にお父ちゃんに電話連絡して、お母ちゃんのポルテ号にのって、出かけた。
いつものハカセタロウの明るい曲だけかけながら。。。

ここで解説なのですが
胃ろうというのは、お腹に穴をあけてチューブをさし風船を膨らませて
止めている通称PEGというお腹のお口です。
自分で抜くとか、アクシデントで抜ける、バルーン(風船)が破裂して抜ける、
という抜けパターンが主にあるそう。

お母ちゃんの場合、バルーンが裂けてた。
万一、抜けた時はむりやり押し込めといわれていたので
入る範囲で勇気を出して入れ、ガーゼとテープで固定した。(祐子ちゃんと)

そして、救急に到着。お母ちゃんは途中から本当にドライブのつもりだったので
さほど精神的にも体力的にもダメージはなかったように見えた。

すぐに私らのニセ応急処置をとって
本当の応急処置がされた。
PEGの穴より一回り小さい管をとりあえず挿入。
(胃の穴は抜いて半日で閉じてしまうらしく。。。)

『抜けて1時間半で来て良かった。もう穴が小さくなり始めてます。
 とりあえず管を入れたから、大丈夫。
 でも元のPEGより一回り小さいモノになるかもしれません。
 たまたま、最初の手術をした内科医が院内にいたので呼びます。』
と言われた。

そして、すぐに懐かしい先生が現れて、10分ぐらいで交換してくれました。
(元のサイズのPEG、なんとか入りました。)

セーフせーフ。良かったーーーーーー。

その後、また40分かけてハカセタロウをかけながら海の道をドライブして帰りました。

想定してたアクシデントだったから冷静に対応できて良かった。

今思えば、胸騒ぎはコレだったのかなぁ。わかりません。。。


PS 昼前に、近所の内科医の奥さんから携帯に電話。モノが入りました!って。
  恐縮しつつ事情を説明。そしたら良かった良かったと快く言ってくださり感謝。
  さらに、その在庫をお母ちゃん用に常備してくださるとのコト。これまた感謝。
   私らにとってはかなりのピンチでしたが、なんとか乗り越えられました。
    皆さまありがとうございました。 

最近のお母ちゃん★

2005年01月28日 | お母ちゃん★日々の様子
お母ちゃんは久しぶりに娘さん(←私)が帰ってきて
嬉しいというか安心しているようす。

夜、お父ちゃんより私の方が安心して寝れるんだって。(笑)
なぜかっていうとお父ちゃんは母ちゃんを愛するあまり
ノドゴロ(吸引)が鳴り出すと心配で
何度も顔を見るのに電気つけるから
かえって寝れないんだって。(父ちゃんガックし)

私は適度に、起きてお母ちゃんを見守っとるけんね!!
(でも、今朝あまりに爆睡しすぎて、母ちゃんに怒られた=)
最近、娘を怒るという、喜怒哀楽も出てきたお母ちゃんです。

話しは変わるのですが、
かかりつけの東洋医学の先生曰く
寒い時期は、現状維持できたら良い方らしく
暖かくなる春ごろから目覚しく回復してくるのが
この病気を患った人たちの特徴なのだそう。

だから、お母ちゃんにはカゼをひかせまいと厳重に注意して
『春になったらゴックンできるよ!』と励まし送る日々なのでした。


家を買うならバリアフリーを考えよう!!

2005年01月27日 | 介護を楽にするアイテムたち
マンションの質問があって。。。
お母ちゃんとあんまり関係ないけどまっいいか。
私の個人的意見ですが。。。


『家を買うなら納得の上で
 将来車イスになっても帰れる家を買ってください!!』

女性が結婚後も仕事をするならマンション。
資産価値をいうなら一戸建て。がいいと思います。
なんといっても、ワンフロア生活は
そうじも生活も楽=。

物件を選ぶコツは
その地域に入るチラシ物件をできる限り訪問することです。
訪問すると必ずアンケートを書かされますので
後に営業電話がよくかかるようになりますが
気にせずどんどん出かけて、目を肥やすコト!これが一番。

広島だと
モデルルームドットコムというテレビ番組があって
毎週見てるとかなり物件選びの目が肥えてきます。
http://www.model-room.com/

また、モデルルームも良いけど
同じ系列のマンションの現地見学ができる物件を見ておくと、部屋以外のグレード
 エントランス
 エレベーター
 非常階段
 ベランダのつくり
 建物全体の雰囲気や高級感、骨組みの強度など
がチェックできるので、オススメ。
また、フツウ新築の物件で値下げなんてないのが定説だけど
既に入居が始まってる物件でも2~3件は
キャンセルが出てたりして売れ残った場合、営業も早く売ろうとするので
1割値下げプライスで営業されたこともありました。ナイショで。
ポイントは人気の部屋が、審査もれでキャンセルが出た物件。
最上階の人気部屋でもキャンセルが出ることは意外と多い?らしい。
(まっ、最上階は構造によっては夏暑いから問題あるんですが、資産価値は一番良いです)

又、環境チェックは
その土地の役所の環境課へ行って
『過去において、この土地で環境クレームが出てないか?』と尋ねる。
朝、昼、晩、雨の日少なくとも4回は行ってチェックすること。
幹線道路から50メーター離れていること。
7メーター以上の道路に面しているとトラックが通るので家が揺れることも。


又、現地物件とモデルルームがあまりにも離れているトコロは注意。
現地が準工業地帯で、
騒音や悪臭がするなどという実際住んで初めてわかることも多し。

個人的に実際にモデルルームへ行くと質問するコトは
 メインエントランスがバリアフリーか?
 総個数100戸以内か?(それ以上だと修繕の時、組合の話しがまとまりにくいらしい?)
 エレベーターの数と何人乗りかと速度
 (最低70戸に1機程度でないと待つ)
 柱の継ぎ目の位置。(継ぎ目の真下の階は地震の時倒壊しやすい)
 オプションの有無とプライス。
 日照図
 賃貸予想算定書

でしょうか。


穴吹さんのサーパスはわりと良いと思います。
施工からプランニングまで自社でしてるのでかなり
責任ある対応とアフターが良さそうなかんじがしました。
ただ、私が広島で見た物件は、地形的に、
メインエントランスに10ステップの階段があり
車イスでは生活はおろか、ベビーカーも通るのに四苦八苦なのと
エレベーターの個数が1基と少なかったので
バリアフリー物件としてはパス、でした。
(私と話した方は、裏口をバリアフリーになるよう考慮すると言ってました。)
でも、もし資産があるなら投資で買うには絶好の環境、立地だと思いました。

個人的には広島ならば章栄不動産、東京なら2社好きなマンションがあります。
(今手元に資料ないし、ど忘れした。。。)
あとは、そのモデルルームのインスピレーションですね。。。

金銭的な大切なポイントもたくさんあるのですが
大事なコトで今思いつくことは、
販売金額の1割は余計にかかる、こと。
(3000万円の物件なら
 実際に購入して家具照明カーテンを揃え、全部の税金を払ったら3300万になる)
ボーナス払いにしない
維持管理費、共益費、駐車代、税金もローンの他にかかること。
銀行のローン金利は固定なものを選ぶこと。(今、底のようだから)

少なくとも今物件価格は底のようなので
法律が変わって、消費税がかかる前に購入するのも良いと思いマス。
転勤が心配なら、駅前の物件だと買い手も借り手もつきやすい、です。

というような細かくてうんざりするようなチェックもありますが
一生に一度のお買い物。

ステキな物件を探して病気や怪我をしても
帰れる我が家を手にいれてください。

PS 物件選びは結婚と一緒かも。自分のインスピレーションも大切?

地震対策

2005年01月24日 | 家族の気持ち&行動
このあいだの週末はだんなさんと家の地震対策をしました。

私は阪神大震災は南大阪で、そして何年か前の芸予地震は直撃で経験していて
わりと地震に対してナーバスな体質でございます。。。

最近のテレビを見ていて、本気で対策をしとこっかと重い腰を上げました!
まず、ハンズへ行って、携帯バッテリー付ラジオ&ライトを購入★
その他、地震の揺れに効く?PCや家具用のクッション材やら
飛散防止フィルムなども。

あとは、地元のホームセンターへ行って
食器棚用のずれないシートと、簡易水入れ(5リットル)などなど。

メット買おうとしたら、だんなに止められた。。。
まじで欲しかったんだけどな。

今、我が家の合言葉は
『備えあればー』
『憂いなし』

です。皆さんもお互い、
病にも災害にも、『備えあれば憂いなし』で頑張りましょう★

胃ロウ

2005年01月21日 | ネットでできたコト
3日ぶりにUP★
ここ数日東京で主婦してる私。。。
東京の方に届いた年賀状を昨日初めて見ました。
(返事できてない方ゴメンナサイ。。。)

さて、書き込みに胃ロウ相談があったので
長くなるのでこっちにUPしますね★
私が経験したことでの相談なら喜んで受けますよ。
(でも返事が遅い時はゴメンナサイ)

家族が胃に穴をあけて、そこからご飯を食べるというコト。。
それが胃ロウ手術をするということです。

胃ロウは別名PEGといいます。
こちらのHPがかなりまとまっているので参考になります。
ほとんどの心配ごと(例えばお風呂に入れるのかなど)
に質問形式で答えてくれています。
私はここのを全部プリントアウトして
父と兄と家族会議をしました。↓
http://www.peg.ne.jp/eiyou/index.html

結論を出すまでに2ヶ月悩みました。
うちのお母ちゃんの場合、
結論から言って胃ロウして良かったです。
理由は
★鼻からの送還する度に泣くので。。。
★顔まわりのチューブがなくなって、口腔ケアがキチンと出来始めたから
★胃ロウはいずれ卒業できるから。
★口からの摂取ができない以上、家族の管理が胃ロウの方が良いから。
★栄養状態が良くなって、床ずれがなくなり、やせた体に肉がついてきた。
★胃ロウしたことで、看護士でなく、家族が食事の用意をし始めたので(自宅練習の為)
 青汁を入れやすくなった。
★胃ロウしたことで、転院先リストの選択肢が多くなった。
★鼻の不快なチューブがなくなって、お母ちゃんに笑顔が戻った★


しかし、病院関係者のあいだでは、
管理しやすい、という面で安易に
器官切開や、胃ロウをススメるという現状があります。
内視鏡を使っての30分程度の比較的簡単な手術ですが、
又、稀に肝臓などに間違えて穴を開ける事故もあるらしく
100パーセント安全というわけではありません。
(内科医にとって、胃ロウは盲腸レベルの手術なんだろうなと思います)

私らは、脳神経外科の主治医と仲良かったので
いろいろアドバイスを受け
一番手術例の多い内科の先生を指定してもらい、
少しでも危険リスクを回避したつもりです。

これから胃ロウをするかどうか悩む方へのアドバイスとしては

①『失礼ですが、先生の過去の胃ロウの手術例は何件ですか?』
  と内科の先生に必ずきいてみてください。

②家族説明にはデジカメ持参してください。
 資料やレントゲンなどはその場でとるぐらいの勢いで。
 緊張感が生まれ、医療事故から家族を守れるかもしれません。

③胃ロウの型と、今後のスケジュールをきいてください。
  その質問をすることで、医師にとったら何でもない手術だけど、
  家族にキチンと説明をしなくてはいけないと再認識してくれるかもしれません。
  バンパー型(チューブ型)とボタン式など大きく分けて4種類。いろいろあるのです。
  初めては、大概、バンパー型になり、術後数週間で、ボタン型に取り替えるケースが多いよう。

④口からご飯が食べれるのなら、頑張って手術をしないのも選択肢の一つかも。
 
  もし、うちのお母ちゃんが、口からの摂取が少しでも可能だったら、
  頑張って、胃ロウしなかったかもしれません。
  (中には、点滴や鼻からの送還で耐え忍び、元気になった方もいます)
  胃ロウは自分で抜いてもたった1日で閉じてしまうほど小さな穴です。
  それ故、患者本人が抜いてしまい、数時間が経過したら再挿入できずに、
  再手術になる場合があります。


又、胃ロウした後の問題ですが
ご飯の代金問題があります。
私は病院時代からアサヒ医療食品さんが扱う リキッドタイプの
L-7をお母ちゃんに摂取させていますが
退院時に、主治医からこんなアドバイスが出ました。

『パウダータイプにすると、医療保険が使えて経費が安くなるけどどうする?』
悩んだのですが、偶然にも私のイトコのだんなさんが
アサヒ医療食品にお勤めだったので、
親戚であるそこのお兄さんに継続でわけてもらうことにしました。

なぜなら、自宅に帰って
調子が悪くなったら何がいけなかったのか原因がわからないので
出来る限り、病院と同じ状態環境にしたかったから、です。

退院して落ち着いた今なら、パウダーにしても良いかもしれないです。

長文になりましたが、知りたい方にとって参考になれば幸いです★