ライブ徒然日記

音楽のこと、ライブのことを中心に日々を綴っていきます。

10.4.17 怒髪天@日比谷野外大音楽堂 ~リズム&ダンディー Dメン2010 日比谷より愛をこめて~

2010-04-19 20:38:14 | 日記
怒髪天のワンマン野音でのライブに行って来ました。
雨バンドの彼ら。
例にもれず、前の晩から天候最悪。
雨は夜更けすぎに霙に変わり、当日の明け方は雪。
東京はうっすら雪化粧。
41年振りの最も遅い積雪。
しかし、午後から、今までの雪雲が嘘のように消え去り、野音上空は、すっきりと晴れ渡りました。
ただ、寒い。
4月とは、とうてい思えぬ寒さ。
チケットを取った時は、まさか、4月の野音で本気ダウンを着ることになろうとは夢にも思わず…。


入口にはお祝いのお花が届いていました。
「おーっ!ニューロティカからきてる!」
と、すぐとなりに…
『山本譲二』の文字が!


席はCブロックのかなり上手よりでしたが、野音ですから、ステージはとてもよく見え音もよかった。
ずらーっと埋め尽くされた客席、立ち見も二重三重で大盛況。
こんなにたくさんの人達が怒髪天を観に全国各地から大集結してることに、感動。

と、いろいろ物思いに耽っていると、開演に先立ち注意事項のアナウンスが…。
声の主は坂さんでした。
やたらと丁寧な言い回しが可笑しくて。
この喋り口調は、本編のMCにも引き継がれていくのでした。


いよいよ開演。
メンバー登場のSEが流れる。
♪Gメン'75のテーマ♪
Dメン2010にかけたナイス選曲。
久々に聴いた。この曲。
昔、よくTV観てたな~。

メンバー4人黒いスーツ姿でダンディーにポーズを決めていた。
カッコいい…けど、笑える。

しかも、増子兄ィは、ダンサーを2人引き連れてやってきた。
白いハットが、また、よく似合う。

そして、1曲目。
♪勝手にしやがれ♪by.ジュリー
とっても似合ってた。
カッコよかった…けど、笑える。
サビの♪アアア~アアア~♪の部分は会場全体で例のフリ付け。
すでに、場内のテンション最高潮です。


「今日は、ありったけのダンディズムを、頼まれもしないのに、みんなの心にデリバリー、的な」と、兄ィ。
しっかりとデリバリーされました。
ライブ初盤から、感極まってた兄ィ。
初の野音ワンマン。
思うところが、いっぱいあるのでしょう。


♪蒼き旅烏♪
♪はじまりのブーツ♪
そして
♪サムライブルー♪の鬼気迫る歌。
♪サムライブルー♪~♪ド真ん中節♪の流れは、この日のハイライトだったと思う。
グッときた。

♪NO MUSIC, NO LIFE♪
「音楽のない人生なんて、お前らのいない野音みたいだ」
こんなこと言われたらたまらない。
あったかいね。嬉しいね。

そして、本編ラスト。
♪オトナノススメ♪
みんなで踊って歌って、「大人っていいな~。」と思える幸せモンの笑顔が会場中に溢れていた。


アンコール一曲目
♪YOU DON'T KNOW♪
箭内さんがゲスト。
アコギを持って登場。
この曲での上原子さんの泣きのギターソロ。
本当に素敵だった。
ずっと聴いていたいくらいに。

上原子さん自身もMCで言っていた。
「野音っていう東京のド真ん中でこんなギターソロが弾けるのが本当に気持ちよすぎて…。
東京を手中に収めたような気持ちになった。」

坂さんのMCでは、今後のワンマンライブの予定やら、フジロック出場の話しやらを、冒頭の場内アナウンスのように、やたらと、丁寧な言い回しで告知してました。
丁寧すぎて、なんか、変な言い回しになってた(笑)
しかも、ウケを狙ったもののいまいちだったりして…
「ここ、カットで。」と、「上海ガニで」と。
坂さん…。

シミさんMC
「始まる前は(天候のことで)どうなることかと思ったけど、始まってみたら、いつも通りだったね。
けっこう失敗もしたし。
みんなも失敗とかするでしょ。
失敗したり落ち込んだりすると思うけど、
俺はここで笑って待ってるから。
また来いよ。」
いつもとびきりの笑顔でベースを弾くシミさんからの、本当に愛情のこもった言葉。

ダブルアンコール
♪サスパズレ♪
「おらぁ~、どこ見てんだ~。」と、叫びながらカメラクレーンに乗って登場した兄ィ。
かなり高い。
少々ビビッてる兄ィ。

無事にステージに戻ってきて一言。
「この曲でグッとくるようになったら、終わりだな。」
いやいや、この曲に限らず、この日の兄ィは最初からずっと感極まってましたから。
もう、後半は完全に涙目。

「今度やるときまでには、涙腺焼き切ってくるからな。血も涙もない男になってやる。」
いやいや、兄ィには無理ですから。
何度焼き切っても無理です。
断言します(笑)


「昔、野音でイベント出た時、帰れって言われたからね。
お呼びじゃないって。
それが、今、ちょっとはお呼ばれするようになって…嬉しいよ。」by.兄ィ。
兄ィのこのMCといい、上原子さんの「東京を手中に収めた」発言といい、野音でワンマンをやることの重みを感じた。
ロックの殿堂だもんね。
観る方も特別なものを感じるのだから、ステージに立つ方の思いはいかばかりか。
やっぱり、都会のド真ん中、霞ヶ関のビルの谷間でロックを叫び掻き鳴らす。
最高の瞬間。
思いが空に広がる。


ステージ背後のお馴染みの巨大な怒髪天フラッグ。
とても誇り高く掲げられていた。
ビールを飲む手も震えるほどの、あまりにも寒すぎる夜だったけど…

最高の夜に、乾杯


セットリスト
勝手にしやがれ(ジュリーのカバー)
ヤケっぱち数え歌
労働CALLING
明日をブン殴れ!
GREAT NUMBER
蒼き旅烏
はじまりのブーツ
オレとオマエ
サムライブルー
ド真ん中節
アフター5ジャングル
ドンマイ・ビート
NO MUSIC, NO LIFE
オトナノススメ

en1
YOU DON'T KNOW
ぐでんぐでん
酒燃料爆進曲
セバ・ナ・セバーナ

en2
サスパズレ