時間が取れなくて、舞台に行く事のできなかった「ＳＨＩＲＯＨ」を観てきました。ゲキ×シネは、時間が取れなかったり、チケットが取れなかった身にしたら、本当にありがたいシステムだと思う。確かに舞台の臨場感は無いけど、舞台では席の関係で見れない部分も見れたり、聞き逃してしまった台詞も拾えたりする。何よりも、お財布に優しいのも嬉しい。行きたくても、魅力的な劇は多く、そしてどれも高く、一ヶ月に1つ厳選していると、どうしたって、行けずに後悔する舞台が出て来る。DVDもあるけど、自宅のテレビの画面の大きさと出せる音量には限りがあって、映画館に比べたら断然劣るのだ。
もっともっとこのシステムを活用してくれる劇団が、増えてくれると良いな。
さて、映画ですが、その前にナマ新庄を拝んでたので、映画前のCMにHISの新庄にちょっと笑ってしまいました。
最初は、声の迫力が少なくて、ああ舞台じゃないから仕方ないなぁ～って思いましたが、だんだんと気にならなくなってきた。
なんというか、中島かずきは凄いね。新感線の劇っていうのは「楽しい」って印象が非常に強いんだけど、もう今回はボロボロに泣かされた。ナマの声で聞けなかったのは残念だけど、ある意味で良かった。ナマの声、しかもナマの歌声の持つ力ってのはもうハンパじゃなく強いから、これをナマの声で聞いたら打ちのめされて大変な事になっていたと思う。きっと泣きながら電車に乗って帰るよ、家に帰って泣いて、風呂の中で体中の気が緩んで号泣して、布団の中でも泣くかもしれない。
私はどちらかというと涙腺が弱い方なので、すぐ泣く。でも、こんなに泣かされたのは、久しぶりだった。
二人のシローは素晴らしかった。とても個性的で、歌声も良かった。
上川さんは背も高いので、立ち姿がとても美しい。彼の凛とした姿で正義を語ると「嘘臭く」ならない。どうしても「正義」という言葉には、嘘臭さが付きまとう。何をもってしての「正義」か、定義が難しいと私が思っているからだ。人の数だけ「正義」があると思う。その正義を、上川さんは、すとんっと私の中にキレイに落とし込んでくる。そうゆう力が、カリスマなんだろう。彼が疑い迷う分、私には受け取りやすかった。
中川くんのシローは純粋で、歌うだけだった。本人の思想の無い分、歌は透明度を増して人を動かすのだろう。伸びやかにどこまでも広がり、そしてしっとりと肌に馴染む声。神の声を持つ……そのキャッチフレーズがぴったりの声だったと思う。
彼は本当に良かったんだけど……ど……ゲキ×シネだったものでアップが微妙だった。中川君って歌う時にじーーーしても顔が＞＜なっちゃうのよね。もう時々片手で後ろ頭掴んで、もう片手の親指で眉間の皺をグリグリして解してやりたい衝動に駆られてしまった。それ以外は、よかった。もっとミュージカルに出ても良いのに。
神様の声…といえば、私はリオ役の大塚ちひろさんの声もたまらないぐらいにうっとりとした。神に祈った事は無くても、つい跪いて祈ってしまいそうだった。容姿も、妙に私の好みだった。なんというか、頬のあたりのふっくらとしているのや、色の白さやちょっとぼっとしていそうな所が、たまんなく好き。
杏子さん……ああ、杏子さんの声のセクシーさ。バービーの頃から好きだったので、いっぱい聞けて幸せだった。
その対極のように高いきれいな声の高橋さん。あんなちいさい体のどこからあの声が出るんだろう。ぐらぐらする。
江守さんの声も、とても低い声がいい。なんかちょっと微妙な感じもあるけど、力技で持って行く強さがあった。
橋じゅんラーヴラーヴラーヴ。存在自体がもう、ラーヴ。池田先輩には、永遠に勝てなくていいよ。別ラウンドで勝ってるから。
河野まさとさんのどーーしたらいいのか分からんギャグもラーヴ。
重ちん勝ちん、コンビでラーヴ。愛らしさは最高潮。
聖子さんは、あの髪型はとても似合ってる。あの気の抜けた合いの手もラーヴ。
シローパパは、息子と打って変わったインチキ臭さが良い。
シーンがどんどんと進んでいく度に、私の心は浮いていく。
声、声、声の洪水。絶え間なく惜しみなく降り注ぎ、ホールいっぱいに満ち溢れる豊かな歌声の中を、うねり沈み、浮き上がり流され翻弄され続けて、終わった時には、もうぐったりと疲れ果てていた。
ミュージカルは苦手なんだよーぉぉっと前半終了後に言っていた友達は、終わった後「ダメだって言っていた自分を斬ってやりたい」っと言っていた。
もっともっとこのシステムを活用してくれる劇団が、増えてくれると良いな。
さて、映画ですが、その前にナマ新庄を拝んでたので、映画前のCMにHISの新庄にちょっと笑ってしまいました。
最初は、声の迫力が少なくて、ああ舞台じゃないから仕方ないなぁ～って思いましたが、だんだんと気にならなくなってきた。
なんというか、中島かずきは凄いね。新感線の劇っていうのは「楽しい」って印象が非常に強いんだけど、もう今回はボロボロに泣かされた。ナマの声で聞けなかったのは残念だけど、ある意味で良かった。ナマの声、しかもナマの歌声の持つ力ってのはもうハンパじゃなく強いから、これをナマの声で聞いたら打ちのめされて大変な事になっていたと思う。きっと泣きながら電車に乗って帰るよ、家に帰って泣いて、風呂の中で体中の気が緩んで号泣して、布団の中でも泣くかもしれない。
私はどちらかというと涙腺が弱い方なので、すぐ泣く。でも、こんなに泣かされたのは、久しぶりだった。
二人のシローは素晴らしかった。とても個性的で、歌声も良かった。
上川さんは背も高いので、立ち姿がとても美しい。彼の凛とした姿で正義を語ると「嘘臭く」ならない。どうしても「正義」という言葉には、嘘臭さが付きまとう。何をもってしての「正義」か、定義が難しいと私が思っているからだ。人の数だけ「正義」があると思う。その正義を、上川さんは、すとんっと私の中にキレイに落とし込んでくる。そうゆう力が、カリスマなんだろう。彼が疑い迷う分、私には受け取りやすかった。
中川くんのシローは純粋で、歌うだけだった。本人の思想の無い分、歌は透明度を増して人を動かすのだろう。伸びやかにどこまでも広がり、そしてしっとりと肌に馴染む声。神の声を持つ……そのキャッチフレーズがぴったりの声だったと思う。
彼は本当に良かったんだけど……ど……ゲキ×シネだったものでアップが微妙だった。中川君って歌う時にじーーーしても顔が＞＜なっちゃうのよね。もう時々片手で後ろ頭掴んで、もう片手の親指で眉間の皺をグリグリして解してやりたい衝動に駆られてしまった。それ以外は、よかった。もっとミュージカルに出ても良いのに。
神様の声…といえば、私はリオ役の大塚ちひろさんの声もたまらないぐらいにうっとりとした。神に祈った事は無くても、つい跪いて祈ってしまいそうだった。容姿も、妙に私の好みだった。なんというか、頬のあたりのふっくらとしているのや、色の白さやちょっとぼっとしていそうな所が、たまんなく好き。
杏子さん……ああ、杏子さんの声のセクシーさ。バービーの頃から好きだったので、いっぱい聞けて幸せだった。
その対極のように高いきれいな声の高橋さん。あんなちいさい体のどこからあの声が出るんだろう。ぐらぐらする。
江守さんの声も、とても低い声がいい。なんかちょっと微妙な感じもあるけど、力技で持って行く強さがあった。
橋じゅんラーヴラーヴラーヴ。存在自体がもう、ラーヴ。池田先輩には、永遠に勝てなくていいよ。別ラウンドで勝ってるから。
河野まさとさんのどーーしたらいいのか分からんギャグもラーヴ。
重ちん勝ちん、コンビでラーヴ。愛らしさは最高潮。
聖子さんは、あの髪型はとても似合ってる。あの気の抜けた合いの手もラーヴ。
シローパパは、息子と打って変わったインチキ臭さが良い。
シーンがどんどんと進んでいく度に、私の心は浮いていく。
声、声、声の洪水。絶え間なく惜しみなく降り注ぎ、ホールいっぱいに満ち溢れる豊かな歌声の中を、うねり沈み、浮き上がり流され翻弄され続けて、終わった時には、もうぐったりと疲れ果てていた。
ミュージカルは苦手なんだよーぉぉっと前半終了後に言っていた友達は、終わった後「ダメだって言っていた自分を斬ってやりたい」っと言っていた。