出来の悪い稲!
そうなのでござる。休耕田で勝手に生えた稲だからまばらでござるが、出来が悪いのではありませぬ。その辺は私と違うところでござるのでござる。
これは、鹿さんが柵を越えて勝手に入ってきて喰い散らかした稲の株なのでござる。昨年はこのような稲が何十坪とありましたのでござる。コンバインで刈り取っていくと思いなされ。稲の藁と小さな小さな穂がちょろちょろと上がってくるだけでござるのじゃ。脱穀部でザアーという音が聞こえないのでござるのじゃ。あれには、キョトン!そして、オヨヨ!ナンジャ、コリャー!となったのでござった。
いま、マジマジと見ると、「なるほど、なるほど」と感心するところでござる。
実は、でござる。
今般、少しでござるが耕作する田んぼが増えたのでござる。
良かったのは、環境調査エリア内の水田でござるからして環境鑑定士米として売れることでござる。加えて、今年米食味国際コンテストに出して入賞でもすれば(全く期待の範囲ではないのは重々承知)価格も2割以上上がるのでござろうところでござる。これを「捕らぬ狸の皮算用」とのたまうのでござる。ケケケケ!
もう一つのいいところは、隣り合った田んぼであるからして移動が簡単なのでござる。
悪きところは、ちょっとばかり湧き水があって深いのでござる。トラクターなどの機械がはまり込む恐れがあるのでござる。これはちょっとばかり厄介な事でござるが、排水路を整備すれば何とかなるでござろうところでござる。
次が、何年かの草が積もって、本日も草刈をしたのでござるが半日で200㎡位しか刈れないのでござる。まだ半日では刈れそうに無いのでござる。そしてその種が一杯と言うのもおこがましいほどこぼれておるのでござった。稗や名前の知らない草の種でござる。
ま、何とかすれば、何とかなるでござろうに。
実のところ、前耕作者が何年間か草刈もせずほったらかしになっていたのでござって、この仕儀となったのでござる。ま、これも何かの縁。耕作することで何かいいことも一つや二つあろう事と心得て、これから頑張るのでござる。
今度いつに日にか「ヨバイヅル」という草の写真を載せようと考えておるところでござる。じつに言い得て妙のある名前でござるが、まさにそのとおりという感じでござる。詳しい説明はその時にいたすでござろう。
その草刈のときに、色々と考えておったのでござるのじゃ。「下手な考え休むに似たり」などとのたまう事なかれ。下手でも考えた事に変わりは無いのでござる。
「最近の百姓はひょっとしたらコンプーターとかいうのに毒されておるのかも知れぬ」ということでござる。確かに計算の速い人間よりもはるかに早く計算をして、知らぬ知識も教えてくれるものと聞かされておるが、『今頭の上に雲は一体なんでわいてきておるのか?二時間後に雨が降るのでござるか?』ということをその場で瞬時に答えを出してくれるものでござろうか?「鹿さん・猪さんの足跡を見て、どちらをむいて歩いているものか?はたまた後づさりをしているものなのか?」判るのでござろうか?決定的なことは、田んぼで常にコンプーターを携帯していなければならないという事でござる。
拙者、田んぼへ行くと土の匂いを気にするのでござるが、いい土の匂いと悪い土の匂いを知ろうとするのでござる。いい土の匂いは気持ちがいいのでござるが、悪い土の匂いは気持ちが悪いのでござる。コンプーターに匂いの判別がその場で出来るのでござろうか?
拙者、これらは長年その土地で百姓をしてきた経験に裏打ちされたカンプーターと心得ておるのでござる。どうも最近はそれらを軽視してござるように思われてならぬのでござる。
と、今宵も長くなってしまったのでござる。ごめんやす。
そうなのでござる。休耕田で勝手に生えた稲だからまばらでござるが、出来が悪いのではありませぬ。その辺は私と違うところでござるのでござる。
これは、鹿さんが柵を越えて勝手に入ってきて喰い散らかした稲の株なのでござる。昨年はこのような稲が何十坪とありましたのでござる。コンバインで刈り取っていくと思いなされ。稲の藁と小さな小さな穂がちょろちょろと上がってくるだけでござるのじゃ。脱穀部でザアーという音が聞こえないのでござるのじゃ。あれには、キョトン!そして、オヨヨ!ナンジャ、コリャー!となったのでござった。
いま、マジマジと見ると、「なるほど、なるほど」と感心するところでござる。
実は、でござる。
今般、少しでござるが耕作する田んぼが増えたのでござる。
良かったのは、環境調査エリア内の水田でござるからして環境鑑定士米として売れることでござる。加えて、今年米食味国際コンテストに出して入賞でもすれば(全く期待の範囲ではないのは重々承知)価格も2割以上上がるのでござろうところでござる。これを「捕らぬ狸の皮算用」とのたまうのでござる。ケケケケ!
もう一つのいいところは、隣り合った田んぼであるからして移動が簡単なのでござる。
悪きところは、ちょっとばかり湧き水があって深いのでござる。トラクターなどの機械がはまり込む恐れがあるのでござる。これはちょっとばかり厄介な事でござるが、排水路を整備すれば何とかなるでござろうところでござる。
次が、何年かの草が積もって、本日も草刈をしたのでござるが半日で200㎡位しか刈れないのでござる。まだ半日では刈れそうに無いのでござる。そしてその種が一杯と言うのもおこがましいほどこぼれておるのでござった。稗や名前の知らない草の種でござる。
ま、何とかすれば、何とかなるでござろうに。
実のところ、前耕作者が何年間か草刈もせずほったらかしになっていたのでござって、この仕儀となったのでござる。ま、これも何かの縁。耕作することで何かいいことも一つや二つあろう事と心得て、これから頑張るのでござる。
今度いつに日にか「ヨバイヅル」という草の写真を載せようと考えておるところでござる。じつに言い得て妙のある名前でござるが、まさにそのとおりという感じでござる。詳しい説明はその時にいたすでござろう。
その草刈のときに、色々と考えておったのでござるのじゃ。「下手な考え休むに似たり」などとのたまう事なかれ。下手でも考えた事に変わりは無いのでござる。
「最近の百姓はひょっとしたらコンプーターとかいうのに毒されておるのかも知れぬ」ということでござる。確かに計算の速い人間よりもはるかに早く計算をして、知らぬ知識も教えてくれるものと聞かされておるが、『今頭の上に雲は一体なんでわいてきておるのか?二時間後に雨が降るのでござるか?』ということをその場で瞬時に答えを出してくれるものでござろうか?「鹿さん・猪さんの足跡を見て、どちらをむいて歩いているものか?はたまた後づさりをしているものなのか?」判るのでござろうか?決定的なことは、田んぼで常にコンプーターを携帯していなければならないという事でござる。
拙者、田んぼへ行くと土の匂いを気にするのでござるが、いい土の匂いと悪い土の匂いを知ろうとするのでござる。いい土の匂いは気持ちがいいのでござるが、悪い土の匂いは気持ちが悪いのでござる。コンプーターに匂いの判別がその場で出来るのでござろうか?
拙者、これらは長年その土地で百姓をしてきた経験に裏打ちされたカンプーターと心得ておるのでござる。どうも最近はそれらを軽視してござるように思われてならぬのでござる。
と、今宵も長くなってしまったのでござる。ごめんやす。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます