東京リサーチ日記

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女優の森光子・・・

2018-06-28 00:00:00 | 情報・日記
 2018年6月28日、上演2017回を数える舞台「放浪記」や人気テレビドラマ「時間ですよ」などで幅広く活躍、文化勲章、国民栄誉賞を受けた女優の森(もり)光子(みつこ)(本名・村上(むらかみ)美津(みつ))さんが2012年11月10日午後6時37分、肺炎による心不全のため、都内の病院で亡くなったのである。92歳であった。京都市出身。いとこは映画スターの嵐寛寿郎で、京都府立第一高等女学校を中退して1935年に15歳で寛寿郎プロに入り映画に出演した。一時結核で療養し、大阪での喜劇の舞台やラジオ、テレビ出演を経て、1958年に、東宝の重役だった劇作家の菊田一夫の目に留まり、東京に舞台女優としての拠点を移したのである。脇役が続いたが、1961年に41歳で初めて主演を務め、作家の林芙美子役が生涯の当たり役となる「放浪記」(菊田一夫脚本・演出)を東京・芸術座で初演。8か月のロングランとなり、芸術祭文部大臣賞などを受けて才能が花開いた。天性の明るい性格と庶民的な感覚で人気女優の座を射止め、テレビドラマ「時間ですよ」(TBS系)の出演のほか、ワイドショー「3時のあなた」(フジテレビ系)、NHKの紅白歌合戦の司会を務め、「日本のお母さん」と呼ばれた。舞台ではほかに「雪まろげ」「おもろい女」などで人気を博し、「座長芝居」の黄金期を築いたのである。2010年2月、健康上の理由から5~6月の「放浪記」公演の中止を発表し、舞台から退いて、2012年11月10日に永眠した。現在は芸能界の歴史に名前が刻まれている・・・(井森隆) 


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